明治サークル・第二のスーパーフリーと化すのか？

大学には様々なサークルが存在していますが、その中でも問題となりつつあるのが通称『飲みサー』と呼ばれる存在です。

このサークルでかつて問題となり輪姦容疑で逮捕者まで出た早稲田大学のサークル『スーパーフリー』によって飲みサーの悪名は大きく世に出回りました。

そして現在、どうやら明治大学でも同様の事件が発生している恐れがあるとされる事件が起きているのです・・・

歌舞伎町集団昏倒事件

2014年に歌舞伎町で大量の女子学生が倒れている姿が発見されました。
この直後、これを見た通行人が救急車を呼んで、そのうちの成人男性2名が救急車で搬送されたのです。

この事件では女性ばかりが集団で道路上に昏倒している様子が確認されていたため、スーパーフリー事件でも使用された昏睡用の酒（スーパーフリー事件ではウォッカなどを大量に混入したカクテルやサワー）を使用していた可能性があるとして、インターネット上に事件の詳細が駆け巡る事となりました。

この事件の後、飲み会に参加者に未成年、もしくは他大学の女子生徒が参加していた事を隠ぺいしようとしていた動きも見られた事が参加者のリークによって発覚しています。

この事件を受け、明治大学側は同サークルの解散を決定しました。

大学生の飲みサーに対する批判

大学生の飲みサーに対する批判の高まりには、大学の飲酒による事故、事件が大きく関係している。

明治大学で事件を起こし、すでに解散した『クライステニスクラブ』（通称：クライス）はかねてより飲酒によるトラブルが多いサークルとして認知されており、一部では異性との性行為を目的とした『ヤリサー』としても知られていたようです。

また明治大学では他にも、飲酒によって錯乱した生徒がビル屋上から飛び降りて事故死するなどの事件が起きています。

しかし、こうした事態は明治大学だけではありません。
かつてスーフリ事件で告訴されたメンバーは早稲田のみならず、東京大学などの有名大学の生徒も多く参加していた事も問題となっています。

こうした大学生の蛮行は他にもまだまだ沢山あるのだが、それも若さゆえと片付けてはいられません。

スーフリ事件では被害にあった女性のうち、告訴できたのは3名のみ。
その他の被害者には精神的な疾病にかかってしまい将来を閉ざされた女性や、自殺してしまった女生徒まで存在しているのです。

飲みサー事件の加害者

スーフリ事件で告訴されたのは主犯格の元学生と、実行犯だった学生の十数名に上ります。

しかしそれ以外にも、スーフリ事件の加害者にはさらに輪姦行為を他者に知られないためのブロック役十数名、そして被害者候補を紹介する女性なども共犯に加わっていました。

にもかかわらず、輪姦事件の場合、直接被害を加えたものと犯行を計画したもの以外に罪が及ぶことはなく、実質サークル参加者全てが輪姦行為に関わっていたとしても、実際に逮捕されるのは数名のみなのです。

社会生活を送る上での問題

輪姦は強姦よりも罪が重いとされていますが、懲役はたった4年以上。
さらに致死罪となった場合には6年以上無期懲役となります。

その結果起きるのは、学生時に強姦を犯したのち、そのまま社会復帰するというパターンです。

特に有名大学の場合、親や親類が有力者である事が多いため、懲役を終えたのちにすぐに就職する事も可能なケースがあります。

こうした問題から、有名大学の学生は罪を犯したとしても、その後の社会生活までは犯されないという安易さから強姦を犯すものもいるため、被害者やその家族の恨みはさらに募るばかりです。