内偵調査とは？

探偵社のホームページの中で良く出て来るのが『内偵調査』という言葉。
しかし、この意味が良くわからない人も多く、この意味がわからないせいで調査を依頼することを躊躇う人も多いはず。

そこで、今回はこの不思議な言葉についてまとめてみました。

内偵調査とは『人物像』を知るための調査！

内偵調査とは、簡単に言ってしまえば、対象者(調査の相手)の『プロフィール』を作りあげるための調査。

つまり、名前、住所、勤務先といった基本的なプロフィールから、家族構成、趣味、周囲からの評判、学歴など、その人物像を支えるありとあらゆる情報を調べる事が内偵調査の部類に入ってきます。

内偵調査の基本は『情報収集』

内偵調査とは、すなわち情報を集める調査です。
対象者に関する情報ならなんでも集め、それを分析し、足りないパーツを埋めるようにプロフィールを完成させていきます。

その手法として代表的なのは以下のものです。

・聞き込み
情報収集の基礎ともえいます。噂レベルのものから、確実なものまでありますが、とにかく数多くの情報を集めるなら聞き込みに勝るものはありません。

・図書調査
電話帳、新聞、書籍など、ありとあらゆる紙媒体を調べ、その中に対象者の関係のある情報を探していきます。

・インターネット調査
インターネット上にある情報の中から、本人と関わりのある情報を探しだし、それを元にプロフィールを完成させていきます。
特にブログ・ＳＮＳなどのサービスから有力な情報が得られる事が多いです。

その他にも、郵便物から捨てられたゴミまで、ありとあらゆるものが調査の対象物となりえます。

どんな依頼が内偵調査になるの？

次の様な依頼が内偵調査の範疇に入ってきます。

・離婚した夫から慰謝料を請求したいが、住所がわからない。
・浮気相手の住所を調べたい。
・昔の友人の連絡先がわからなくなってしまった。
・お金を貸した相手の家にいったら、いつの間にか引っ越してしまっていた。
・付き合っている男性に妻子がいる可能性がある。
・勤務先を訪ねたが、本人は在籍していなかった。
・荷物を送っても届かず、尋ねたら住所が違っていた。
・かつての恩師の住所が変わってしまい、尋ねる事が出来ない。

つまり、結婚調査、身辺調査、所在調査といったものが内偵調査に含まれる事となります。

また、聞き込みや情報収集を主体とするもなら内偵調査の範疇に入るので、調査の種類はこの限りではありません。

内偵調査の相場は？

内偵調査の相場は、欲しい情報の種類と、依頼時に準備できる事前情報の種類でかわります。

例えば、住所の判別だけであれば、7万円前後で各社調査を行っていますが、名前や電話番号など、ある程度の情報がなければより調査が難しくなり、調査費用もかさんでしまいます。

逆に、正確な名前や電話番号などがわかっていれば、より調査が簡単になるため、調査費用を安く抑える事が可能となるのです。

まとめ

・内偵調査とは『人物像(プロフィール)』を調べる調査の事。
・内偵調査は、聞き込みを始めとするあらゆる情報収集活動によって行われる。
・内偵調査の相場は欲しい情報の量と、事前に準備出来る情報の量によって決まる。

これで内偵調査について少し詳しくなれたはず。より良い結果のためには、依頼する側の知識も大切です。
探偵事務所で依頼するときにも、この言葉をしっていれば相談もスムーズに行くはずです。

また、調査費用に関しては各社異なるので、相場をもとに交渉してみるのも手でしょう。
手持ちの情報と予算を事前に提示すれば、各社それに応じて調査プランなどを提案してくれます。