インド北部で発生で妻の首を斬首・・衝撃の浮気の末路

テレビドラマなどではもてはやされる不倫話ですが、現実の修羅場はドラマよりも悲惨です。
それも日本ではなく海外となれば、なおの事恐ろしい事態となります。

インド、マハーラーシュトラ州のプネー県で、たった一つの浮気が恐ろしい殺人事件が起きました。

犯人は同県に住むラムー・チャバン（60歳）という男で、殺害した妻の生首を持ったまま町中を徘徊していたといいます。

近隣住民からの通報によってラムーは逮捕されましたが、当時の状況は動画としてインターネット上に出回っており、今もなお恐ろしい事件当時の映像を見る事が可能です。

この事件の発端は、殺害され、その生首を持ち歩かれたラムー氏の妻、ソヌバイの浮気でした。
しかも、その浮気相手はラムー氏の娘の旦那であるという証言まで飛び出しているのです。

インドにおいて不倫は死を意味する

配偶者の浮気によって激情し、殺人にまで至る事は決して珍しくありません。
しかし、インドには『名誉殺人』と言われる法律が存在するため、一度不倫が発覚した後には恐るべき惨劇が起きやすくなると言われています。

名誉殺人とは、家庭内に不名誉な行いをした人間が発生した場合、私刑を下し、家の名誉を保つための殺人が許される法律です。

この法律があるインドでは、不倫をした妻に対して行う殺人すらも正当化されており、不倫に対して暴力によって制裁を行うことが半ば認められてしまっているのです。

ただし、この名誉殺人はあくまで女性に対して行われるものであって、男性が浮気をしても名誉殺人は適用されません。つまり、浮気をした男性を妻が殺害すれば、当然の如く殺人罪として罪に問われるのです。

この様な制度はインドだけではなく、この日本にも明治まで「姦通罪」という罪として存在しました。

また、江戸時代では浮気をした妻と、その相手に対して仇討ちが許される事もあり、武家を中心に妻の不貞行為に対しては徹底的な制裁を加えていたのです。

女性の人権を無視する行為

ただ、この様な法律がある国では女性の社会的地位があまりに低いため、人権問題としても物議をかもしています。

また、この日本でも未だに女性の不倫が男性優位の社会に対する復讐なのでは？という説を唱える人間もいます。

確かに、インドのような過激な男性社会では無いこの日本でも、未だに浮気や不倫における世間の反応は、男性よりも女性に対して厳しいです。むしろ男性の場合は、浮気や不倫は男の甲斐性として見る人間が多く、この意見は特に社会的地位が高い権力層において支持され続けているのです。

不倫問題から人権問題へ

不倫に対する措置があまりにも厳し過ぎるインドは、現在様々な人権擁護団体の注目を集めています。

また、インドでは浮気や不倫に対する制裁を村単位で決定することもあります。その場合、制裁は完全なリンチと化すばかりでなく、不倫をした当事者以外にも危害が及んだ事例もあるのです。

確かに不倫は褒められたものではないし、妻が義理の旦那の不倫をするなど、人間としては決して推奨してはならない行為です。

しかし、だからといって殺人をもって制裁を行うことを良しとする法律が存在することは、さらに大きな問題だといえます。

もしも自分のパートナーが浮気をしたとしても、この様な真似だけは絶対にしてはいけません。もし復讐を考えるならば、暴力よりも金銭で解決した方が平和的であるのは間違いないのですから、浮気をする女性は日本に生まれた事に感謝したくなるかもしれません。