こんな人は危ない？行方不明になりやすい人の特徴

毎年数多くの行方調査に携わっていると、自然と行方不明者にある特徴が見えるようになってきます。

そこで、今回はその特徴をご説明し、未然に失踪事件を防ぐ事に役立ててください。

家庭に問題がある

未成年の行方不明者の大半は、家庭内の問題を原因として家出をしています。
特に多いのが「シングルマザー」の家の子供で、さらに子供は女の子である場合です。

母一人、子一人で生活していく事は並はずれて大変であり、このような家庭環境そのものを責めるような人もいますが、こうした実情を目の当たりにしてきた探偵からすれば、家出をするお子さんも、その母親も、誰も何も悪くないのです。

さらに、女の子は家出をしても、住処などを容易に確保できたり、なかにはすでに成人していると嘘をついて風俗などで働くケースもあります。

特に店側もそれを知っていながら雇う事もあり、多くのトラブルに巻き込まれる他、居間ではインターネットを利用した売春行為も盛んなため、家出をしやすい環境が整うと共に、事故や事件に巻き込まれる可能性もより高まっています。

借金がある

成人男性が行方不明になる理由の一つに『借金』があります。
しかし、普通の借金で行方不明なる人は殆どいません。

では、失踪する原因となる借金は何かというと、

「人知れず借りていたお金が莫大な額に膨らんでしまった」

というもの。

家族に内緒でお金を借りているパターンが大半で、失踪して初めてその事実が解るという事が殆どです。

しかし、こういった失踪者は「家族に迷惑をかけたくない」という思いで失踪するので、が借金を肩代わりしたり、返済の計画を立てたり、自己破産申告をするなどの手続きを進める事で家に帰ってくる事があります。

真面目だけれど、自分に自信が無い人

普段真面目で几帳面だけれども、どうにも不器用で怒られてばかりで、自分に自信を無くしてしまっている人は周りに居ませんか？
もし、そんな人が居たら、いつか突然行方不明になってしまう可能性が高いです。

こうした人は真面目過ぎるあまり、自らそのストレスをため込んでしまうので、やがて現実に耐えられなくなり、プツリと連絡を絶ってしまう事があります。

こうならない為にも、普段からストレスをためない努力をしたり、周りの人間もフォローを厚くしてあげたり、自信を持たせる工夫をしてあげると良いでしょう。

精神疾患を患っている

行方不明者の大半は、一時的にしろ長期的にしろ、失踪時には間違いなくなんらかの精神疾患を患っていると言われます。

簡単なうつ病から、統合失調症、解離性障害など、さまざまな精神的トラブルを抱えている人ほど行方不明になりやすく、その後の死亡率も高くなってしまいます。

こうした人物が家族に居る場合は精神的なケアも大事ですが、出来れば普段から予定を聞いておいたり、症状がひどい場合は本人に確認を取り、スマートフォンのGPS機能などで普段から居場所を把握しておいた方が良いでしょう。

相談出来る相手が居ない

行方不明になる最大の原因とは、「今すぐこの場所から逃げ出したい」という逃避願望です。

それには必ず、本人にとって辛い出来ごとが重なったり、なんらかの問題を抱えていたりするのですが、周りの人間がそれに気がつかなかったり、気がついていても「自分で解決しろ」と、まったく関与しなかったケースが大半です。

たしかに、自分で問題を解決する事は大切です。
ですが、誰もが、どんな問題をも自分一人で解決することは不可能であり、問題の大きさによっては、誰かの手を借りて解決すのが普通です。

つまり、行方不明者を減らす最大の方法は「話を聞いてあげる」という事。ただ単に話しを聞いてあげるだけで、ストレスは軽減できますし、話す事で「問題は何か？」「どうやったら解決できるか？」といったこと考える余裕が本人の中で生まれてくるのです。

まとめ

行方不明者はその数をまったく減らしてはいませんが、それを未然に防ぐ事は可能です。

もしも今、どこかへ消えてしまいたいと思っているなら、まずはその気持ちを誰かに話してみましょう。ダメでも元々。どうせなら、思いの丈を人にぶつけたほうが、人知れず消えるよりもよっぽどスッキリしますよ？