殺人事件に遭遇したら探偵はどうする? - 2016.02.20(土)
探偵が登場する多くのフィクションでは、主人公である探偵が偶然殺人事件に遭遇し、その事件を名推理によって解決していますが、これが実際の探偵ならどうなるのか考えた事はありますか?
きっと、フィクションの探偵ファンの方なら誰もが想像したことがあるシチュエーションかもしれませんし、実際に探偵業を行っている人でも、もし自分が殺人事件に遭遇したらどうしようと心配になっている人もたまに見かけます。
しかし、やはりどんな世界の話でも、フィクションと現実では大きな違いがあるもので、現実の探偵はやはりリアルに徹しているのです。
殺人事件がおきたら、まず通報
そうです。いくら探偵でも、目の前で殺人事件が起きたらさすがに警察に通報しなければなりませんし、殺人事件の捜査は全て警察にお任せです。
「え、殺人事件解決しないの?」
とガックリ肩を落としてしまうミステリーファンの方には申し訳ないのですが、現実世界の探偵はこんなものです。
一応、なぜ殺人事件を解決しないのかといえば、それには次の理由が深く関係しています。
探偵が殺人事件を解決できない理由
・捜査権が無い
海外ならまだしも、この日本では探偵に対する司法試験もライセンス制度も一切存在していないため、殺人事件に遭遇した場合に捜査を行う権限は持ち合わせていません。
そして、この日本で殺人事件を捜査できる権限を持っているのは、警察と検察の2つの組織だけ。
もちろん、民間企業は一切の関与が許されていません。
・依頼者がいない
もし目の前で殺人事件が起こった場合、探偵業には一つ大きな問題がたち塞がります。
それは『依頼者の不在』という大きな問題で、この点がフィクションと現実の探偵の大きな違いの一つかもしれません。
実は探偵業というのは、『依頼によって調査を行わなくてはならない』という事が義務付けられているため、探偵自らの意思で調査を行うことは一切許されていないのです。
こうした調査が許されているのは一部の報道機関のみですが、それでもやはり法律の範囲内での調査に限定されるので、名探偵のような行動は取れたものではありません。
しかし、もしも殺人事件が発生した段階で、すぐさま被害者の親族が探偵に依頼を行えば調査は可能なのですが、調査業法ではかならず依頼者と契約書を交わさなければなりません。
実際に探偵が殺人事件を調査しようとした場合
もしも、日本の探偵の目の前で殺人事件が起き、その調査をしようとすると、次のような奇妙なやり取りが繰り広げられる事になります。
探偵『うわ!殺人事件だ!!はやく通報しなきゃ・・・』
遺族『おねがいです、犯人を見つけてください』
探偵『いや、そのまえに警察に通報しないと。あと殺人事件かどうかわかりませんし』
遺族『おねがいです、いますぐ調査をしてください!』
探偵『あ、はいわかりました・・・それではこちらが契約書になります』
遺族『はい』
探偵『そして、こちらが料金体系になりまして』
遺族『ふむふむ、なるほど』
探偵『そして、もし調査を行った場合の重要事項がこれこれこうなりまして』
遺族『ふむふむふむふむ!』
探偵『で、お見積りのほうがこんな感じに・・・・』
遺族『ふむふむふむふむふむ!!』
探偵『で、一応私警察ではないので、一般公開されてる部分からしか調査できないのですが・・・』
遺族『かまいません!!』
探偵『いいんですか?ほんとにいいんですか!?』
遺族『ええ良いですとも!!』
探偵『わ・・・わかりました・・・』
───いかがですか?
こんな名探偵、ちょっと見たいような見たくないような・・・
とにかく、現実の探偵は殺人事件の捜査はできませんので、そのあたりはしっかりと覚えておいてくださいね?
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