子供が学校に行っている間しか時間がとれないため、平日午前中のみの3時間ならちょうどいいと思いました。
会社の場所が自宅から近く、車で5分というところも魅力的でした。子供に何かあったときにすぐに行くことができますから。

仕事の内容はどんな感じ？
実際仕事をしてみたら、朝8時半前にはみなさん出勤していて、積み込みを各自していました。
その日のデータが出るのが9時15分ころなので、ほぼこのくらいだろうと予測して積み込むのです。当然降ろしたり追加で積み込みしたりということがあり、在庫がなくなるとみんなで融通しあったりとあわただしいものです。

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運転は大変？
積み込みが完了したら、即出発です。道路事情にもよりますが、慣れてくるとここで10時半までには終えていなければ、ということもわかってきます。
誰もいないところに置く会社もあれば、カウンター越しに受け渡しするところ、箸の有無、お弁当の種類、味噌汁の有無、細かいことも覚えてしまえばずいぶん早くなります。

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大変だったことは？
大変なのは工場配達です。1度に運ぶ寮が多いので、肩や腰にかかる負担が大きいし、その上階段を使うのは、女性にはつらいところでした。
そして、配達しながら集金作業があります。それぞれ支払日が違いますし、行ったときに担当者がいないと貰い損ねるということがあり、今日はもらえるかと、領収書をポケットに忍ばせて配達するのです。

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キツかったことは？
12時までに配達することが前提ですので、毎日時間との戦いです。
戻ってきてからは、前日のお弁当を工場内に運び入れ、あまったおかずやご飯を返品し、その日の集金分の伝票を起こして提出して、1日の仕事が完了します。

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楽しかったことは？
早ければ12時すぎには帰れますが、問題が起こったり、渋滞に巻き込まれたりすると12時半になることが多々起こるのです。
戻ってきてから、仲間との昼食（あまったお弁当）を食べながらのちょっとしたおしゃべりが楽しかったです。

私の場合、1日だいたい30件を回るのですが、少しでも時間短縮して配達を終えたときは達成感でいっぱいで、帰り道の運転が楽しいことですね。
それと、新しいルートを見つけたときも前任者にこんな道があるんですよと、教えたい気持ちになってしまいます。
新規の取引先をみつけたり、毎日行ってる会社の注文が増えたときも、自分が営業したわけではないのですが、こんなに売れたんだという妙な達成感があってうれしかったですね。

配達業界の常識（？）らしいのですが、積み込み時間というのは時給が発生しないんです。
だから、皆早く来てさっさと終えて帰ろうというのです。

でも積み込みだって終わった後の伝票整理だって、仕事のうちだと考えているので、9時から12時まで！と決め付けているのは良くないし、新しい人材が集まらないから中高年が多くなるんだと思うのです。

調理場も同様です。
年金需給してそうなおじいちゃん達がはばを利かせ、方言で大きな声を出しているのは、毎日のこととはいえ聞きなれないし、いやになります。

総じて、配達にはママたちが多いものの、平均年齢が高すぎて暗いし、ベテランがコワい。

働いている時間に比例して給与を出していれば、もっといい人たちが入ってくるんだと思いましたね。