大学時代、とにかく学費を払うお金が無かったため、少しでも時給の高い夜勤が可能なバイト先を探していました。
また性格的にとにかく動いていないと気持ち悪くなってしまう人間なので、動き回れる仕事を探していました。
そこで働いている友人からマクドなら、夜も止まっている暇は無いと聞いたため面接を受けた後無事採用して頂きました。

自分は22時〜6時というシフトで仕事をしていましたが、動き回っているので全く眠くなりません。

昼間ですと商品作りがメインとなってきますが、夜勤は店舗の清掃がメインとなってきます。
また深夜のスタッフ数は多くてもカウンター２人のキッチン１人の3人体勢で行うことが多く、小人数で仕事を行うことが多いです。
当然お客様もやってきますので、客捌きと清掃をいかにバランス良く行うかが、夜勤を完璧に遂行するコツかと思われます。
夜中でもお客様が多い時は、例え22時〜6時の8時間あったとしても、清掃が終わらない場合があります。

また連勤になると、当日AM6：00に終わったとすると、またその日のPM22時に入るため１日の休みも無い錯覚に陥ることがあります。
１週間連勤などになってくると、最終日には精神が崩壊しかかっており、ミスも多くなってくる可能性があるため、３日に１回は
休日を取った方が良いかと思います。また仕事が終わった瞬間は正に「足が棒」となっています。

慣れてくれれば、徹夜というものに全く抵抗が無くなる体になりますが、やはり最初の内はかなり疲労が溜まると思います。
また本来の人間の活動時間外の労働を行っているため、体が弱いと、体調を壊す恐れがあるので、例えお金が欲しくてもほどほどに
働いた方が末永くバイトを続けられると思います。

時間的にあり得ない量のオーダーが出た時（バーガー100個等時々あります）、小人数で捌ききると非常に感動します。
「皆で力を合わせた」という達成感と、「どんなオーダーが来ても捌ける」という自信を感じることができます。

また自分は新人教育も行うポジションでしたが、最初全く時間内に終わらせられなかったスタッフが、成長して自分以上に
仕事をこなせるようになった時は嬉しくなります。スタッフ各々のやり方があるので、最初に教えた仕事のやり方をベースに
して、自分でやり易いように構築し直しているのを見ると、自分の勉強にもなります。

これはどうしようも無いことかもしれませんが、もっとキッチンが広かったら仕事がし易かったかなと思います。
とにかく狭いと、機敏に動くことができません。また狭い所に肉を焼くグリルや、揚げ物を作るフライヤーがあると、
バタバタ動くと火傷する可能性が高くなるため、どうしてもゆっくり動かなくてはならなくなります。
「素早く丁寧に」が求められる仕事ですので、あまりのんびりしていられません。

これもどうしようもないかもしれませんが、フライが揚がった時の音（よくお店に行かれる方は必ず一度は聞いたことがあると思われます）が
常に一緒なので、連勤をしていると耳に残響音が残って離れなくなります。仕事が終わって、布団に入って寝ようとしている時も何故か耳の奥で
鳴り続けています。いわゆる職業病という物なのでしょうが、自分が不眠症になってしまわないか心配でした。
例えば日替わりで音を替える等の工夫をしてもらえると恐らくマシになるかと思われます。