友人の紹介でアルバイトを始めました。

そのファミリーレストランにはすでにその友人が働いており、人が少ないため困っているとの話がありました。
その当時、私はアルバイトをしておらず、ちょうどアルバイトを探していました。時給も悪くなく、当時通っていた大学が近かったこともあり、そこでアルバイトすることを決めました。

ファミリーレストランがあった場所は住宅街ではないですが、非常に忙しかったです。特に近隣にある東京ドームやJCBホールでイベントがあった時は、目が回るくらい忙しかったです。
私がアルバイトしていたファミリーレストランは２２時ラストオーダー、２３時閉店なのですが、東京ドームで野球の試合があり試合が延長となった日は特に忙しかったです。閉店間際に多くのお客様が押しかけてくるからです。また、イベント（特にアイドルやロックバンドのコンサート）がある時は、午前中から１日中忙しかったです。

また、近くにある大学や高校の学生、サラリーマン、主婦、イベントに来た方、野球観戦に来た方、外国人など客層もさまざまでした。時にはわがままとも取れるような要求をしてくるお客様や30人近い大人数でくる学生などもいて、正直さばききるのに一苦労なこともありました。

しかし、従業員同士の仲は良かったので、お互いに助け合いながらも乗り越えていきました。時には、人手が足りないと急きょ入ったり、逆に入ってもらったりすることもありました。そうやってお互いに助け合うことで、プライベートでも会って遊ぶような関係性が構築できました。
また、社員も良い方が多く、和気あいあいとしながら仕事ができたと思います。

非常に忙しいアルバイトでしたが、多くのお客様からの要望にお応えし、それをさばききった時には達成感を感じました。

また、お客様の要望に応えた時、感謝された時にはうれしく感じました。

ある日、外国人のお客様に「これは牛肉１００％ですか？」と聞かれたことがありました。わからなかったので、店長に確認し「豚肉と牛肉の合いびき肉になります。こちらが牛肉１００％です」とお答えしたところ「ありがとう。宗教上の理由で豚肉は食べられないんです」と言われました。店長にそのことを報告したところ「ありがとう。そういうことでクレームにつながることがとても多いんだ。未然に防げて良かったよ」と言われ、このことがきっかけでサービス責任者に任命されたことがあります。

やはり、お客様に感謝されることはやりがいにつながると思います。

私自身が「従業員が足りない」という理由でアルバイトを始めましたが、入ってみて「やはり従業員が足りない」と思いました。
アルバイトのほとんどが学生ということもあり、平日の日中はほぼアルバイトに入れる従業員がいませんでした。アルバイトの中にはフリーターや主婦の方もいたので、その人たち頼りになっている部分が多々ありました。
そのため、当時大学生だった私も授業で日中はアルバイトに入れませんでしたが、本当に忙しい時は急きょ１時間だけでも入ることがありました。ホールはお客様対応、キッチンは料理の提供で手いっぱいで食器等の洗いがまったくできず、洗い場に食器があふれかえってキッチンの食器がなくなる、ホールから戻ってきた食器が置けなくなるといったこともありました。
従業員を増やしていく方法をもう少し考えていただければ、もう少し広い視野で仕事ができたのかなと今は思います。