大学の友人が先にアルバイトしており、誘われたことがきっかけでした。友人は裏方として働いていましたが、当時そちらには空きがなく、フロントとして接客をすることになってしまいました。以前アルバイトしていた時も接客をしていたので、同じようなものだろうと考えて、フロントのアルバイトをすることにしました。

フロントのアルバイトは、まず、施設のことをすべて把握しなければならないため、初日に館内を利用するように言われました。温泉施設だけでなく、岩盤浴や休憩（仮眠）スペース、レストランなど決められた時間で回ってみました。

フロントは忙しい時期・時間帯が決まっているので、それに合わせて人員を配置していました。アルバイトが足りない時やお客様でごった返している時は社員も一緒にフロントをしていました。
忙しいのは、近隣の施設（東京ドームやJCBホールなど）でイベントがあった時です。野球を観戦し終わった人やコンサート終わりの人がよく来ました。また、忙しい時間は、夕方から夜にかけて、仕事終わりの人がよく来ていました。

社員やアルバイトにはいい人が多かったと思います。わからないことは優しく教えてくれたり、忙しい時は助け合ったりして、プライベートでも遊ぶような関係でした。

客層は富裕層が多かったと思います。決してリーズナブルとは言えない金額設定だったと思いますが、条例のお客様も多数いらっしゃいました。また、芸能人やスポーツ選手などの有名人、外国人もよく来ました。特に、芸能人や有名人が来た時は、この仕事にやりがいを感じました。

芸能人や有名人が来館された時にはやりがいを感じました。普段テレビで見ている人が目の前にいると思うととても緊張しますが、愛想よく応対してくれる方が多かったと思います。中には非常に無愛想で、感じが悪い人だなと思った方もいらっしゃいました。
また、外国人のお客様も多かったので、英語でのコミュニケーションスキルを多少会得できたと思います。最初は、まったくコミュニケーションをとることができず、英会話ができる方にお願いすることも多々ありましたが、徐々に自分のみで会話できるようになっていった時には、やりがいを感じました。

フロントの仕事は、ハイレベルな接客スキルを求められました。それは、言葉遣いや心配り、マナーや英会話スキルなど多岐に渡り、ホテルマンレベルのものだったと思います。そして、ハイレベルな接客スキルは社員だけでなく、アルバイトも同様でした。中には社会人経験があるアルバイトの方もいましたが、学生のアルバイトが多かったので、ハイレベルな接客スキルに達していない人も多かったと思います。
アルバイトとして入社した後に研修で接客マナーに関する授業がありましたが、内容をもう少し充実させてもよかったのではと思います。研修では一般的な接客マナーの内容を行いましたが、ハイレベルな接客スキルを求められていることから、ホテルマンを講師として呼ぶなどの内容もあってもよかったのではと思います。