選んだ1番の理由は、1つは近所だったこと（通いやすさ）、もう1つは学生の飲食系アルバイトの中では比較的給与が高かったことです。たまたま新聞の折り込み広告で急人募集中であることを知り、応募しました。面接に行ったら、即採用となり、初めてのアルバイトとしては厄介な問題もなく、スムーズに仕事が始められて本当に良かったです。

ホールを担当していました。仕事内容は、席のセッティング、注文、ラーメンの提供と片付け等一般的なところで、ときどき厨房に入り、サイドメニューを作ることもありました。ピークは忙しいですが、お昼時や夜の2?3時間以外は、まったりとできます。暇なときは、よくニンニクの皮をひたすら剥いていました。まかないで安くラーメンが食べられます！トッピングも自由です。ラーメン好きにはオススメのバイトかもしれません。一方でちょっと難点なのは、ニンニクの匂い。アルバイトに入った後は全身ニンニク臭く、シャワーを浴びなければとても出掛けられないため、ちょっとアルバイトをして、遊びに行くのは難しかったです。私は週3程度で、バイトの日はそのまま帰宅前提で、がっつりシフトに入れてもらうようにしました。アルバイトの体験談で情けない話では、特にアルバイト初期の頃にラーメンを運んでいたら、常連のお客様が危ないからと途中で手伝ってくださったことがあります。後で特に怒られることもなく、良い話で終わったのでほっとしています。他に衝撃だった出来事では、店長・私・1ヶ月前に入った新人アルバイトの3名でシフトに入っていたとき、急に新人アルバイトの方が休憩に抜け、そのまま帰ってこなかったことがありました。問題がありそうな方ではなく、仕事も慣れてきたタイミングだったので驚きです。お店については特に忙しい時間帯でもなく、人数が1名減ってもどうにか次の人がくるまで回すことができました。本当にバイトの姿のまま荷物だけ持ち消えてしまったので、あのニンニク臭い服で出歩いたのかと思うと今でも不思議です。

やはりお客様においしいと満足していただけたときに、1番やりがいを感じました。ラーメン屋のため常連のようなお客様も多く、気安く接してくれる方が多かったことも接客をしていて楽しかったです。あと、ピークの時に手際良く、効率的にホールを回し、店長や社員・長く働いているスタッフに褒めていただいたときも嬉しかったです。ラーメンは麺が伸びてしまうため、最短でお客様にお出ししなければなりません。それを忙しい中でもしっかりと守り、頑張った後にはこっそりとまかないをおまけしてもらえることもありました。私はホール中心だったため、あまり経験はありませんが、サイドメニュー等で作れるメニューが増えた時も嬉しかったです。1日シフトに入ると、かなりぐったり疲れており、その疲労も全体的にやりがいとして感じられました。

店長と社員・アルバイトの仲は良好で、アルバイト同士も仲が良く、休憩時間には先輩方からお菓子を分けていただいたり、楽しく働けました。そのため、「こうだったらもっと良かった」はあまりありません。強いて言えば、店長・社員は教育熱心な方ではなく、アルバイト間で教え合って何となく慣れていく形式だったため、ある程度慣れてくると、やる気がなかったり仕事ができない人はできないままで、手際の悪い方とシフトが一緒のときは正直少しテンションが下がりました。やはり自分の方が倍働いているような気持ちになってしまうので。それでも運が良かったのか、店長の採用基準がよいのかよほどの問題児はおらず、年の近いメンバー等とは、まるで部活のような連携プレーをやることができたりして面白かったです。