地域版のタウンワークを始め、フリーの求人誌やインターネットを見た中で、通学圏内で時給を基準に決めました。
駅構内で外を歩かずに通勤することができ、その点は惹かれました。
今までは飲食店に勤めた経験がなく、挑戦してみようと思いこのお仕事を選びました。

お仕事内容を完璧に覚えてこなす能力を身につける前に職場を離れてしまいましたが、お仕事内容はともかく職場の人間と相性が合いませんでした。
仕事量に慣れてこなせるようになるまで週３日で出勤しても1ヶ月以上は確実にかかるほど、新人への負担は大きかったです。

新人としてはレジのポジションに立ち、返却済みの食器洗いから食洗機後の水のふき取り作業、お皿の移動等、「調理以外の業務」を「すべて」担当します。
時間帯によっては売上確認の作業や翌日の準備のための雑務作業が加わります。
基本的にレジ業務が軸なので、コンビニなど他のお店でレジ担当の経験がある人は比較的なじみやすいようです。

シフトで初回から2度目くらいしかサポートしてもらえず、正直ミスの連発でした。
研修とは名ばかりで、「あえて放置して失敗させて学習させる」、という店舗でした。
こればかりは店舗や店長さんの雰囲気やポリシーによると思いますが、個人的には相性が合いませんでした。
初出勤から挨拶をしても返してもらえるスタッフはほとんど居なく、辛かったことを記憶しています。

服装や靴の指定もあるので少し準備に出費がかかります。
また、賄いは規定額以下であればメニューや品数を問わずで、新作の試食もできたのでその点は理想的な職場であったと思っています。

食器を返却してくださるお客様が「ごちそうさま」と言ってくださるときは、店の人間として嬉しく思います。
そんなささやかなお客様の笑顔が支えになりお仕事を続けました。
また、限定的ではありますが、お客様がトレーにお忘れ物をしたまま返却ブースに食器を置き退店をしかけたときに、
追いかけて間に合いお客様に忘れ物をお届けできたことは良く記憶に残っています。
レジでお客様の一番近くに居たからこそ迅速に対応できることがあると思いました。

シフトの融通が利かなすぎる点と、求人に掲載されていた雇用条件以上の出勤を要求された点は改善すべきと思います。

シフトは、同期バイトで入社した他2人と調整しろとの話をされましたが、出勤可能時間が一致している同期がいませんでした。
どうしようもなく店長に連絡すると話が違うなどと怒られましたが、シフト再調整の責任は使用者でなく雇用者側に法的にある、と思いつつ我慢していました。
面接などで条件は店長が把握しているはずにも関わらず、無理難題をふっかけるお店だと思っていました。
求人では週２ＯＫと書かれていたものの、実際には週３以上が必須で、求人と条件が一致していませんでした。

書くまでもありませんが、挨拶をしても返してくれない、無視をする、足を踏むなどの人権を無視するような職場の人間性を改善してほしかったです。
契約社員でもパートでもアルバイトも関係なく、職場の新人として接していただけた先輩はごく少数でした。
人間関係が良好であったら、更にやりがいをみつけ自発的に働けたかもしれません。