山陽新聞社の求人欄を見て応募しました。
それまでは就職浪人で官公庁の臨時職員をしていたけれど（公務員試験を受けようとしていた）、
中々公務員試験が合格できずに正社員でほかの仕事を探していました。
知名度は低かったのですが、給与と福利厚生が良さそうで思い切って受けてみました。
コンサルタントの会社だったので、将来経営コンサルタントの仕事も目指せるかもしれないと思った次第です。

会社の地方営業所勤務だったので、事務員が一人しかおらず有給休暇が中々取れずに不便でした。
特にコンサルタントの移動手配を四六時中常に気にしておかないといけなかったので、
台風の日に自分が自宅に帰ることができず、コンサルタントの移動の手配をしないといけなかったので帰宅難民になってしまいました。

ですがこの大型台風がきっかけで会社に申請するとビジネスホテルに宿泊できるようになったのですが、
営業所の売り上げから経費として使われるのが分かっていたので、一介の事務員が利用するにはもったいないと気にしてしまい、
結局友人の家に宿泊したり冠水したぎりぎりの道路を自家用車で帰宅したりと個人的に無理することが多かったです。

これをきっかけに仕事を探すときには、営業所の人数などチェックして休みやすい環境かどうか考えた方がいいなと思いました。
またコンサルティング会社となると、コンサルタントの書類やテキストの発注や準備、お客様の対応などどれだけ気を配れるかといったことが常に求められたので
（例：コンサルタントのホテルの部屋の階数やもちろん喫煙禁煙など様々な嗜好）
ただ言われた通りだけの仕事をするのではなく、聞かれる前にある程度の仕事の内容を把握しておかないといけなかったので
営業の人との打ち合わせも必須となり、報連相の大切さを身をもって体感しました。

一介の事務員ですが、コンサルタントやお客様から名指しで御礼を言われたり、
他の営業所の人からわざわざコンサルタントの好みや趣向を問い合わせされたり、
営業だけでなく直接お客様から名指しで問い合わせを受け手配を頼まれたりすると自分の仕事ができたと実感しました。
また他営業所の所長から他営業所の事務のヘルプや人材育成を名指しで頼まれたりすることによって
他の営業所の事務員の人の中から選ばれて嬉しかったです。
たまにインセンティブを受けたりしていたことがやりがいを感じていました。

今まで自己アピールをする事が得策ではないと思い、縁の下の力持ちの気持ちで頑張っていたのですが、
自分が作成したひな形をほかの事務の人にレクチャーしたら、そのひな形でほかの事務員が社長賞をもらっていたのを見た時に
もっと自己PRすべきだったと後悔したことです。事務の仕事をいかに効率よく終わらせるかなどプレゼンや企画を作って
統一化できるように提案したりすればよかったなあと思いました。
ただルーティングワークをこなすのではなく、やりがいを自分で見つけるほうが仕事の時間も早く過ぎたと思います。

また営業や横連携で他の営業所の人と仕事をする時にもっと回せばよかったのですが、自分でした方が早いと思い仕事を済ませていたら、
それによって会社を退社する時に引き継ぎ書でも書かないような細かい仕事をいつまでも問い合わせされ続け面倒な思いをしてしまいました。
些末な事でも記録に残すことの大切さを知りました。