習い事をしていた時期に、習い事の教室に行く際の通り道に店舗がありました。習い事は時間に融通のきく所だったので、仕事に行ってから習い事またはその逆でもできるとの事だったので応募をしてみました。お店の雰囲気も以前から好きだったと言うのもあり、こちらで働きたいと思っていました。

ドーナツの種類が多く、定期的に新商品が出るのでともかく覚えるのが大変でした。
ドーナツ以外でも麺類、飲み物の種類も多くセットで販売する際は組み合わせによって値引額が著しく異なったりするのでお客様にとってどのセット料金が一番適しているのかなども踏まえてレジ打ちをしなければいけなかったので慣れるまでは本当に大変でした。
繁盛する時間帯と、引いている時間帯がはっきりしています。繁盛する時間帯は朝昼夕それぞれにあるので、数時間置きに気を引き締めて臨む感じでした。
引いている時間帯は主にクリンタイムや、お客様絵へのコーヒーをサービスしに店内を回ると言った感じです。私はこの時間帯が好きでした。
ドーナツといった砂糖を使う食べ物なので、テーブルや床にこびりついてしまうと落とすのに少し骨が折れました。
大人のお客様は店内を綺麗に使って頂ける事が多いのですが、やはりどうしてもお子様の場合は店内を汚してしまう事が多かったです。
しかし、その掃除をする事はあまり苦でなく「飲食店で働いている」という実感が沸き、楽しい物でした。
セール期間中はなかなか余裕を作る暇がなく、てんやわんやしてしまう事が多かったのですが自分の対応がスムーズになって行く事には喜びを感じました。

100円セール期間中は繁盛期であり、大忙しになります。
最初は失敗も多く、周りに迷惑をかけてしまっていましたが、段々にコツを掴んで行き自分の動きが良くなっていく実感があった時は本当に嬉しくやりがいを感じました。
この仕事はお客様の口に運ばれる物をしっかりと管理する必要があります。それなので、賞味期限や衛生管理を徹底していました。
暗記はそんなに得意ではない人間でしたが、仕事に慣れて行くに従ってどこに何が置いてあり、賞味期限がどれくらいなのかを覚えて行動できるようになっていた時も自分の成長を感じて嬉しくなりました。

レジの中が狭いというのが最大の難点でした。
レジを打ってドーナツを選び箱詰めをする一方で、コーヒーなどの注文が入ったら後ろの台で淹れてすぐお渡しするのですが、どうしても店員同士でぶつかってしまいます。
運悪く店員と腕がぶつかってドーナツを落としてしまうと言う気まずい経験もしました。それは自分の意識不足もあるのですが、やはりあの狭さはもう少しどうにかして欲しかったと思ってしまいます。
構造上仕方のない事なのですが、商品を管理する為に取れる範囲も限られており、如何に無駄無く積み上げるかを考えて配置していたのですが、整理が得意でない店員が積み上げた後などは直すのが大変でした。
しかし店員がどうのでなく、場所がそもそも無かったので安易に注意も出来ないと言った感じでした。