学業の傍らできる給与の良いアルバイトを探していたので、タウンワークの求人をみて応募しました。自身がよく利用しているリテールだったこと、今までついたことのない職種についてみたいと思っていたこともきっかけの一つです。

世界的にも成功している大手だけあって、アルバイトであっても有給や労務管理など福利厚生もしっかりしていましたし、なんといっても給与がとても良かったです。裾直しの技術やレジの扱い方、生地の種類など覚えることも多かったですが、毎月ある任意の昇給テストに合格すればランクが上がって時給も上がり、とてもやりがいがありました。実際長期アルバイトから準社員や正社員になっていく人も少なくありませんでした。主婦さんパートで日中だけ、という人も多かったです。
しかし一方で、年末年始やGW、季節の変わり目などの繁忙期には学生アルバイトであろうと社員と同時間働くことを求められるなど目を回してしまうほど忙しかったですし、お客様の中には安かろう悪かろう意識をお持ちの方もいて、厳しい言葉を投げかけられることも少なくありません。また、最近では観光客向けに免税対応なども行っているようで中国や東南アジア、欧米などの外国からのお客様も多く、多少なりとも英語での接客が求められることもあります。アパレルやファッションに興味があり、やりがいや給与を求めている人には向いていると思いますが、精神的にも体力的にもタフでないと長期で続けるのは難しいかもしれません。

大きな店舗だったのでいつもお客様が多く忙しかったですが、そのため限られた時間でいかに効率よくしかし丁寧に作業ができるかということをいつも意識していました。お客様第一！という姿勢も、自身の接客技術を鍛えるのにとても役立ったと思います。シーズンごとに商品も大きく入れ替わっていくのでいろいろな商品の特徴が知れましたし、自分が学んだ知識で上手にお客様におすすめできたときはとても達成感を得ることが出来ました。

なにぶん大きな店舗なので従業員の数も多く、仲の良い人はグループを作っていたのでグループ間で派閥が出来てしまっていました。業務に支障がでてしまうほど仲が悪かったわけではありませんでしたが、どこかよそよそしい部分もありました。また、体力仕事が多いためか勝気な女性が多い職場だったので、少し言葉が厳しいときも少なくありませんでした。どこのお店でも同じかもしれませんが、実際に働く前は従業員がハキハキしていて明るいイメージを待っていましたが、内情は必ずしもそうではなかったようです。清潔感も売りの一つにしているリテールなので、会社としてもう少し言葉遣いや従業員同士の関係にも気を配っていればもっと良かったのかなと思っています。