もともと大阪のオープニングスタッフで勤務したのが始まりです。
それから上京するのをきっかけに当時の大阪のブロック部長が東京の店舗を紹介してくれました。
トータル６年ほどココイチで働きましたが毎日大変な日々でした。

はじめは直営店で働いて、その店舗が譲渡されてフランチャイズ(以下FC)店で働く事になりましたが、FC店はオーナーの技量しだいで天国にも地獄にもなると思いました。
直営店は有給や社会保険などがしっかり管理されていて給料も都内じゃ平均的な額でした。
１分単位の給料体系で個人の頑張り次第で実力と昇給が分かるのでとてもよかったです。
でも、FC店に変わってからが地獄のような毎日でした。
私が勤務したFC店ではアルバイトに社会保険・有給は最初ありませんでした。
しかし、時給は普通の飲食店より１５０円近く高く設定されていて働いた分だけ稼げるようになっていました。
ですが、突然の人件費削減と店長代行の業務内容の追加があまりにも多すぎて辞める社員や身体を壊すスタッフが続出。
ひどい店舗だと店長命令でオープン作業は１０時からなのに朝は８時には出勤して夜中２時に店を出る、残業はつけない、レジのマイナスは実費で埋める。
そんな事が当たり前で行われていたそうです。
店長代行の業務内容は接客・調理などの基本的な事プラス日報や発注とクレーム処理、新人採用から教育までほとんどやりました。
その中でも一番つらかったのはクレーム処理です。
私が勤務していた店舗は県内で上位に入る程のクレーム件数が多い店舗で店長不在時は私が直接お客様に謝罪に行ったことも何度もあります。
その他にもお客様に暴言・中傷されたり、ひどい時には物を投げられたこともありました。警察を呼ぶのもよくありました。
私もそんな生活が続いて、体調を壊しその店舗を辞めました。

２０代前半で店長業務をこなそうと思ったら中々に大変な事です。
ですが、上手く他のスタッフと協力して何事もなく一日が終われた日はすごく嬉しかったですね。
仕事はつらい事が多いけどそのつらい仕事を一緒に乗り越えたスタッフたちは本当にかけがえのない仲間って感じがしました。
そんなスタッフたちに感謝しつつ、自分も迷惑をかけないように一生懸命頑張ればみんなが認めてくれる。
人間関係ってこんな風に成り立っていくのだなと思いました。

その職場の欠点は明白、オーナーや現場スタッフの上に立つ人間の力量の無さです。
人徳も能力も無い人間が上に上がると全てがダメになる。
私が勤務したFC店のオーナーには残念な事にお客様に喜ばれる店舗を作りたいと言う時の気持ちを忘れてしまい、ただの守銭奴に成り下がってしまったのです。
辞めた後も悲惨で源泉徴収票を渡さない、年金手帳も紛失、給料支払いの遅れなども続きました。
もっと直営店を見習って、自分の店舗を改善していって欲しかったですね。
あと、社員採用の基準が低すぎる。
結局採用しても続かない、さぼる、スグに辞める。
そんな社員ばかり採用して何になる？といつも思っていました。
そしてその新人社員の教育を現場スタッフに丸投げするのもやめて欲しかったです。