高校卒業後、大学に行くまでの春休みが数日空いていたので、友人に高収入で髪型や化粧など自由なアルバイトがあると誘われて、引越し会社に電話して応募しました。面接をして、梱包作業か積み込み作業か聞かれたので、梱包作業の方でお願いしました。

３月の引越し会社が1番忙しい時期にアルバイト応募してしまったので、とにかく本当に忙しくて、私なんかに内容を説明してる場合じゃない！やりながら覚えてください！という感じが最初はとても嫌でした。始めたばかりだったのに急に専門用語を使われたり、分からないことを伝えるとため息をつかれたり、ひどい人だと舌打ちしてきたりしました。友人はそれに耐えられず、1日で辞めてしまいました。実際に作業をしていても、向こうの方に悪気はないのでしょうが、まだ終わらない？とかどこまで進んだ？とか頻繁に聞かれました。それがかなりのプレッシャーで、包まなければならないものを包み忘れたり、包む紙の種類を間違えたり、ダンボールの大きさを間違えてしまったりしました。でも、休憩やご飯の時間には、忙しくてごめんね、言い方がキツくなってしまってごめんね、など言ってくれたので悪気はないし悪い人ではないんだなと思うと、段々とその忙しさにも慣れることができました。報酬は高校生だった割にはかなり高かったと思いますが、報酬通りの大変なお仕事だと思いました。お客様のお家に行って作業するというだけでかなり緊張しますし、時間が限られているので焦りもありました。

お客様の家なので緊張するのですが、作業をお客様が直接見ているということで、若いのに大変ねとか汗だくで頑張ってくれているわねとか話しかけてもらえたり、休憩の時にお茶やお菓子を出してくれる方もいて、もっと頑張りたい、もっと丁寧にやりたいという気持ちが強くなりました。子供や赤ちゃんがいる家庭では、面倒を見ながら作業しなければならない時があるのですが、そのことについて後日お子さんの方から親御さんにお話があったようで、感謝されたりしました。

最初が正直かなり辛いです。説明も無しに専門用語を使われ、急いでるので説明の暇はないと言われたり。説明の暇がないのは仕方が無いので、簡単なマニュアルなどを事前に頂きたかったです。覚えるのが大変な量ではないので、マニュアルさえあれば最初に簡単な説明があるだけでかなりスムーズに仕事ができたと思いますし、プレッシャーをかけられることもなかったと思います。気遣いが必要な仕事なので、そのくらいのマニュアルはあってもいいと思います。あとは、新人と仕事をすることを専門とする方を何人か決めた方がいいと思います。忙しい時に新人と仕事をすることはかなりの負担になるし難しいことだと思うので、作業に余裕のある、教えられる方を教育することも必要だと思います。