冬休み中にできる短期アルバイトを探しているときに、ながの東急百貨店の公式ホームページで見つけて応募しました。3週間という短期間なので、冬休み期間がアルバイトで埋まるわけでもなく遊ぶ時間も確保できるし、長野市にしては時給がよかったので応募しました。

バレンタイン期間限定の特設チョコレート売り場の売り子として3週間働いたのですが、どれほど仕事が忙しく大変かは担当するチョコレート会社がどこかによりました。やはり人気のブランドや見た目が華やかな商品を持つブランドは人だかりの山ができ、特にバレンタイン間際はさばいてもさばいても人が途切れないという様子で、息つく暇もないほど忙しく、早々に売り切れ品も出ていました。しかし、あまり有名ではなく、商品数も少ないところなどは、比較的余裕をもって対応できましたし、忙殺されるというほどの忙しさはほんの数日だけでした。百貨店ということで、服装や態度についてはとても厳しかってです。靴はもちろん、靴下の色から髪ゴムに至るまで指定されました。また、お客様がほとんどいないときにもアルバイト同士で話していると指導を受けたり、手を後ろ手に組んでいても怒られました。百貨店だとお客様からのクレームも来るらしく、服装を含めたマナーはは厳しく言われました。休みは最初に相談をして、たくさん働いてたくさん稼ぎたい人はあまり休みを入れず、ゆったりと働きたい人や途中で予定がすでに入ってしまっている人には休みを融通してくれたので、その点はとても良かったです。

あるお客様に一番のおすすめチョコレートをおすすめしたとき、一つ一つの味について詳しく説明したら、後日、再び来場してくださり、お渡しになった相手が非常に喜んでくださったと報告してくれました。さらに名前を憶えてくださって、「○○さんに勧めてもらってよかった」と言ってくださった時には、とてもうれしかったです。ほとんどのお客様は買って渡して終わりということが多いですが、お客様の買われた後のことまで知ることができると、特にそれが良い結果だと、やりがいを感じられます。

1点目は、仕方のないことかもしれませんが、応募締め切りぎりぎりで申し込むと、担当の店を持たせてもらえず、毎日違うチョコレートメーカーの売り場で売らなければならないことです。商品の内容や値段などをその都度覚えるわけにもいかず、その売り場に専属で入っているアルバイトの人よりも仕事が遅くなったり、説明に戸惑ったりしてしまいますし、他のアルバイトさんとも打ち解けにくかったです。2点目は期間限定の特設ということで、最初の何日かは一部の店舗でまだ商品がそろっていなかったり、レジの設定がまだ完了しなかったりしたことです。そのせいで、商品の計算に時間がかかったり、お客様に提示した金額とレジで出した値段が違ってミスをしてしまったりすることもありました。