以前も同じチェーン店でバイトしていて、大学のキャンパスが変わるのと同時に都心の店舗に移りました。仕事内容は元々いた店舗と同じで覚えなくても良いし、経験を活かせるので選びました。東京ドームも近く時給も良かったのも選んだ理由の１つです。

長めのシフトで入りたい希望を聞いてくれて、時給も良かったので結構稼げました。親元から離れての１人暮らしで親になるべく迷惑かけたくなかったので、学生バイトにしてはそれなりに稼げて良かったです。終電ギリギリ、深夜の時間まで働いていましたので月10万近くは貰えてました。 ホールでの接客でとても忙しいお店でした。ドームが近い事もあり、野球の試合やコンサート、イベント事があるとものすごい人数のお客さんがいらっしゃるのでとても大変でしたが、いろんな方に接客できるのでやりがいはありました。忙しい程、店長や厨房さんはピリピリムードで声かけにくい感じはあります。でも働いている従業員はみんな良い人ばかりで、比較的若い学生バイトが多かったので年も近くて楽しかったです。 当時、社会人経験なんてものはほぼなかったのですが、ここでバイトしたことが後々役立っていると思うことがたくさんあります。私がお客様の傘に躓いてコーヒーをこぼしてしまうというミスをしてしまった時、普通ならすぐに店長に報告せねばならないところ、その時の私は報告すらできなかったのです。その後、店長にこっぴどく叱られて報連相の大切さを教えてもらったのが今でも印象に残っています。 店長によってもお店の雰囲気や指導方法など違うと思いますが、私は厳しい店長に教えて貰えて良かったと思っています。

出勤すると今日はフロアのこのスペースを担当するとボードに張ってあって、店内を４つくらいに分けたうちの１つを任せられました。時間内はずっとそこのお客様を担当するので、自分の居場所がきちんとあって責任を持って取り組めました。母体が大きい会社なので生ビールフェアなどでたくさん注文を貰えるとディズニーチケットを貰えたこともありました。 長めのシフトで休憩時間にはお客様と同じメニューの中から好きなものを食べられるのも当時学生だった私には楽しみの１つでした。

店長がもっと優しかったら良かったと思うことはたくさんありました。店長のその日の機嫌を伺ったり、店長が休みだとホッとしたり、そんなこと考えている方が面倒でした。厳しい人だからこそ、この忙しい店の店長ができるんだなと思ったのは後になってからの話ですが。店長が厳しい代わりに副店長やベテランのパートさんにたくさんフォローして貰ったので、そこまで仕事上でこうして欲しかったというのはありません。 あえて言うなら、ユニフォームを休憩室に保管するのですが、個人管理ではなくみんな一緒にまとめて管理されていて、ホールも厨房も関係なく男女別々でもなかったので、次の日出勤したら汗やら油やら凄い臭いで着れたもんじゃありませんでした。もれなくクリーニングしたものを着ないと接客なんてできないレベルなので新しいものを出して着ていましたが改善して欲しかったです。