当時二十歳で就職活動をしてました。
1社大手が確定していたのですが、そのときは会社の歯車になるのは嫌だと思い、
デューダで仕事を探してました。
その甲斐あってか、通勤1時間以内のソフトウェアハウスに就職が決まりました。

やはり新卒だったこともあって、会社第一に生活をシフトさせてました。
その甲斐あってか、直接部長や課長とマンツーマンで業務に携わることが多く、
他の同期は主任以下でのチームで案件あたってましたが、私だけ同期で浮いている感じでした。

家に帰れないことが多い、夜中シフトさせられる、休日出勤当たり前。など当時は残業代が全部ついていたので、
零細企業ながら、30万程度新卒4ヶ月目から貰ってました。
ところが、バブル崩壊しし仕事が激減、コスト削減などの煽りを受けて30時間以上の残業はカットとなり、
サービス残業を行う羽目になりました。

まだ若かったので転職したかったのですが、入社1年足らずで辞めるのもどうか、石の上にも3年だと自分に言い聞かせ、
3年我慢しましたが、状況は何も変わりませんでした。
偶に休める休日で彼女とのデートでもサザエさんが始まると、仕事のことが頭に浮かび性格も暗くなってきました。

最悪だったのが、打ち合わせを重ねて漸く完成したプログラム。
3日も寝ずにテストも完了しフラフラでいると、突然の仕様変更の命令。
当然今までやったことがパーになり、いじめかと思いました。
結局のところ、そのプロジェクトも終わり3年目の冬のボーナス。

今まで社長直々に景気が悪いのでボーナスを○%カットなど言われても我慢してましたが、
3年目の冬のボーナスでたったの8万。

やる気が無くなりました。愛想もつかして転職しました。

案件が片付いた後、久々にチームでのスポット作業を任されたときのこと、
1週間やるから、一本プログラム組んでくれと言われて、内容を聞いたところ2時間で完了しました。
テストも問題なく終わり、後の5日は会社には行くけども殆ど遊んでいる状態でした。
後輩から類似プログラムを作るから、私のプログラムのソースコードが欲しいとのことだったので、
それを渡したら、無茶苦茶分かりやすいし、メンテが楽になるように作成されているので、
大変助かりましたと言われたこと。

悪い印象しかないので、改善点は全くないです。
正直潰れてしまってもおかしくなかった会社だったので。
ただ私が思うに、仕様変更など当たり前などと当時の上司などは言ってましたが、
度重なる仕様変更は当たり前ではない。それは基本設計の前段階で打ち合わせで合意が単に取れなかった、営業担当の能力の低さだと思います。
仕様変更に関しては何％追加料金になりますなどの、内容をFIXしてからシステム設計すべきだと思う。

お蔭様で今まで素直に会社の言うことに従っていた私は、今現在は自分が納得しない限り業務遂行しないスタンスを取ってます。
会社のすべて、世の中のすべてが私の納得の行くとおりになるとは、全く思っておりません。
ある程度は会社なので言うことを聞きますが、タダ働きなどは絶対にしないようにしてます。