求人雑誌・ワークワークを見たのがきっかけでした。未経験の業種でしたが、自宅からも子供の保育園からもかなり近いことから応募しました。また、外観から割と小規模の職場だと予想していたので、人間関係もそんなに大変じゃないのでは？とも思っていました。

良かった点はアットホームで人間関係が良かったこと。人の出入りが激しく従業員数はかなり少なめでしたが、よくあるいじめや嫌がらせなどは一切なくとても雰囲気が良かったです。年齢層は高めで親世代の年齢の方がほとんどでしたが、勤務中困ったことがあったら声をかけていただけたりしてかなり助かりました。仕事に慣れてきた頃には休憩時間によく皆で仕事の愚痴を言い合ってストレス発散していたのを覚えています（笑）。欠点は会社自体がかなりいい加減だった点。食品を扱う会社なのに作業場は驚くほど不衛生でした・・・。常に床はビショビショ。作業場の至る所にいつから洗ってないんだろう？と思うくらい汚れたまま放置されている器具が多々。特にいい加減な事をしていたのが経営者夫妻だったのでこれまたビックリ（汗）。社長は作業中床に落としてしまった食材のクズを毎回放置して休憩に行ってしまうので、従業員の私達が都度掃除していました・・・。休憩といえば、まともな休憩がお昼の休憩しかなく、小休憩がなかったのでそれも結構キツかったです。それ以上に不満だったのは給料日が遅れがちだったこと。中には3ヶ月遅れている人もいたので、先行きが不安になってしまい1年足らずで辞めてしまいました。それさえなければ今でも続けていたと思います。

仕事内容が豊富だったこと。食肉加工の業務が中心でしたが、時にはお惣菜やおつまみなどの製造もあったりして変化に富んでいてなかなか楽しかったです。年配の方は作業内容が固定化されていましたが、若い従業員は製造の他に検品あり梱包ありと割と日によって、またその日の人数によって担当が変わることが多かったので飽きることなく働けていたと思います。同じ作業を長時間することも多かったですが、その中でどのように工夫すれば作業がより早くなるか考えるのが楽しかったです。

職場の衛生面と食材の管理。本当に引いてしまうくらい全体が汚く、この環境で商品を生産していくことにちょっとした罪悪感がありました・・・。なぜか調理器具の衛生にムラがあり、ものによってはキレイにするけど適当なものは適当とよくわからない決まりがあり、戸惑うこともしばしば。さらに食材管理に関してはもっと上を行っていました。温度管理と衛生管理が十分でない場所で保存しているのでよく食材が傷んでいたことを覚えています。時にはカビが生えたものもありましたが、カビ部分だけ切り落として普通に使っていたのでこれにもかなりの罪悪感（汗）。会社でのメイン業務は冷凍牛肉を規定のサイズにカットして発送する作業で、私はよく検品を担当していたのですが、肉の色が変色している時は果てしなく長い作業だったのでしょっちゅう全部捨ててしまいたい衝動にかられていました。。。新人さんの中にはこの環境に耐えられず絶句して辞める人も。日々悪いことをしている気がしてならなかったので、当たり前ですが最低限衛生面だけは気を使ってほしかったです。