ベネッセコーポレーションのテレフォンオペレーターの仕事でしたが、見つけたのは求人雑誌でした。
地元に本社のある大手企業として有名で、私の通っていた大学からも近かったので通いやすかったこと、仕事を通じてビジネスマナーが身につくということ、そして何より自分が中学生の時進研ゼミをやっていてとても良かったので、ベネッセへの信頼がありそこでアルバイトでも良いから一度働いてみたいという気持ちがあったからです。

まず面接では、用意されたテレフォンオペレーターがよく使う5つの文章を読み上げるという実技と簡単な筆記のテストがあり、さすがベネッセは面接からしっかりしているなと思いました。

入ってから最初はまだ電話対応はせず、経験者の方によるOJTがあり、それも細かく項目が分かれていて順番に知識やスキルを学んでいきました。実際電話対応をするようになってからはやはり分からないことも日々出てくるのですが、SVさんという上司の方が常時何人かいらっしゃるので、その方に質問するとすぐに対応してくれて良かったです。

ただ、私もまだ慣れない頃は緊張から間違ったことを案内してしまい訂正することも時々あり、その点では慣れるまでは仕事の時結構気を張っていました。
また、テレフォンオペレーターの仕事にはつきものだと思いますが、お客様がお怒りになっている時の対応は場合によっては辛かったです。
対応できかねることに対してお怒りになっている場合は、こちらもできないということをお伝えして謝罪するしかなく、それが長時間続く時は本音で言えば辛いこともありました。
ですが、私は他のテレフォンオペレーターのアルバイトもしたことがありますが、それに比べたらベネッセでのクレームは少なく、お客様も激しくお怒りの方はあまりいなかったように今では思えます。

最初慣れるまではやはり緊張と不安があったのですが、慣れてくると1日に取る電話の数がかなり多くなり、仕事終わりにビッシリと埋まった受電表を見て「こんなに今日私が対応したんだ」と思うと、これだけ自分が業務に貢献できたんだなと思えて嬉しかったです。

また、電話対応をしながら手続きに合わせて伝票を書いていくのですが、その伝票には起票ルールがあり、書き方にミスがあったらフィードバックで戻ってきてミス率というのがパーセンテージで出されます。
私は比較的そのミスが少なく、あっても0.1?0.3％くらいだったので、それを上司の方から面談で言われた時もとても嬉しく、この仕事をやっていて良かったなと充実した気持ちになれました。

今考えてみましても、職場の環境や研修体制、待遇などに特に不満はなく大学を卒業するまでずっと続けていたので、改善点は思い当たりません。

テレフォンオペレーターなので女性が多く、年齢層も様々でした。ですが皆さん優しい方が多かったので、不安なことや分からないことがあっても相談したり聞いたりしやすい環境でした。

雑誌の申し込みを受け付ける窓口だったので、たくさん電話がかかってくる時は仕事が始まってからずっと忙しい状態が続くこともありましたが、やりがいがあったので仕事が終わってからの疲れはありながらも気持ちはとても充実していました。

長く続けていって評価が良ければ時給が50円ずつアップしたり、年末年始などに出勤すればインセンティブが出たりと、そういう給与の待遇面も良くて更にやる気が出たりしました。

ベネッセは提供している教材も良く、子どもが生まれた私も早速0歳から娘にこどもちゃれんじをやらせていますが、働く環境としても申し分がなかったので、テレフォンオペレーターは大変な部分もありますがやりがいがあり、このアルバイトができて良かったと思っています。