子供が少し大きくなって手がかからなくなったので少しでも家計の足しにしたいと思って、求人サイトの「フロムエー」を利用して、準夜勤の時間帯で働ける・かつ近所で入れるアルバイトを探しました。準夜勤のみでも入れるのが希望だったので、コンビニのバイトしかありませんでした。

とにかく、想像以上に激務でした。近所に大きなマンションがあって夜遅くに帰って来て夕食を購入していくサラリーマンが多く、レジ対応とは別に夕方よりも明らかに忙しい上に２４時までに終わらせなければいけない仕事が多いのです。おでんの器の洗浄作業・おでんの廃棄と入れ替え・中華まんの廃棄・雑誌と新聞の返本・コーヒーマシンの洗浄作業・フライヤーのスナックの廃棄と容器の洗浄作業・次の日の為の品出し等がありました。特にきついのが品出しで、通常の品はまだいいのですがお酒やドリンクなど重い物を持ち運びするので腰にきます。しかもレジも同時にやらなければならないので、お客様がレジに来た時はすぐにレジに飛んで行ってお会計をしなければなりません。
入荷した商品が多い時などはとてもじゃありませんがが時間内には品出しなど終わらず、下手をすると残業が１時間や２時間などはざらでした。ここは各店舗のオーナーにもよるのでしょうが私の働いていた店舗は残業時間が計上されず、残業してタームカードを切っても店長の承認が下りないので実質タダ働きをさせられていました。いくら深夜手当が付くからといっても残業時間を含めると最低賃金を割るし、洗い物がとにかく多いので手が物凄く荒れました。

仕事を続けて常連のお客様を覚えて来るとお客様のいつも必要とされるサービスが解るようになって来るので、それが出来るようになるとお客様も大変喜んで下さり、こちらもお客様と心が繋がったようで嬉しくなってきます。常連のお客様もこちらの顔を覚えて下さったりすると「いつもありがとう」とお声を掛けて下さるようになり、そんな言葉を頂いた時などは、本当にこの仕事をして良かったと思います。
アルバイトのチーフなどはそんな風に打ち解けたお客様が数多く居て、凄いなと憧れさせられました。

とにかくシフトに融通が利きませんでした。人手が足りていないのが主な原因でしたが、一度決められたシフトはまず変更が不可能でしたし、年末年始は繁忙期だからという事でシフト決定前でも休む事そのものが許されませんでした。まず確実に、「自分で交代してくれる人を用意して」と言われます。正社員ならば仕方が有りませんが、正直言ってアルバイトにそこまで負担を押し付けるのはどうかと思います。シフトや人材の管理は正社員がしなければならない事であって、アルバイトにその尻拭いをさせてはいけないと思います。ただでさえ激務なのだから、いざという時には安心して休む事の出来る環境を用意して欲しかったです。対人の仕事なのだから、「インフルエンザでも出勤しろ」という姿勢は流石にどうかと思います。