小さい頃からその憧れていた職場を見ていてその時は結婚式というものも式場というものも分からず両親には《大きくなったらあんなお家に住みたい??》と言ってました。そして高校に来た求人の中にまさかのそれがあり、お仕事につくことができました。

お仕事を始めて衝撃を受けたのはまず高校の卒業式の翌日が初出勤、初仕事…当たり前のようにお客様への対応を任され終わったのが夜12時。まだわたし未成年ですが…そして翌日も式が入っているため朝は５時に出社し準備して1日あっという間に過ぎての繰り返しでした。それが毎週末続き、平日はとにかくミーティングばかりで精神的にも身体的にもボロボロでした。
そんな中でも嬉しかった事はやはり新郎新婦のお二人からありがとう、と言葉をかけていただけた時です。衣装選びから音響まで担当し何ヶ月もかけて当日を迎え全てが自分の中でもうまくいった！と思った後にさらにお言葉をいただけるのは本当にうれしかったです。上司のきつい言葉や結婚もしていない、式にも参列したことのないわたしに不満をお持ちの方ももちろんいらっしゃいましたが何ヶ月かけてきたものが終わった時は初めてたんとうしたお客様のお式のあと、いや、最中に号泣してとまらず上司から会場を追い出されてしまったという…今となっては悔しくも楽しくもあり人間性も鍛えられた職場だったと思います。
でもやはり自分の結婚式の打ち合わせなどは目を光らせてしまうところがあったのは事実ですね。ごめんなさい??

私はもともと体を動かすことや慌ただしい中に自分がいる事が好きなので、土日の午前午後の会場の入れ替え準備、お客様とのいちからの打ち合わせで当日を迎えた時の達成感はものすごくありました。
打ち合わせの時にお客様が悩んでいるときに提案し、それを受け入れてくださったときなんかは特に心の中ではガッツポーズでした！ですのでまだ結婚情報雑誌など無縁の年齢でしたが買いあさり切り抜きし楽しく取り組むことが出来ました。

こうだったらよかった…とてもやりないのあるお仕事でしたし人と接することが大好きなわたしにとってものすごく楽しい仕事でした。ですがその反面、女性ばかりの職場でお客様の取り合いや妬みなどがあからさまに出てきたり、お給料の面、最初に書いたように出勤時間と退勤時間の問題、それからお休みの問題。収録時間なんて監督署が入れば一発で終わっちゃうようなかんじですもんね。それなのに新卒の私にはお給料が時給で支払われてたので高収入??と思っていたのですが、もちろんばっさりカットされ計算すると時給300円台なんてこともありました。そういう面が原因で退職したので改善していただければもう一度働きたいと思うお仕事ですね。