NTTドコモが提供する動画配信サービスと知られるdTV(税抜月額500円)は、初回の登録時に31日間の無料お試し期間があります。無料お試し後の月額の切り替わりや、再度dTVを利用した際の月額など、利用前に損しないために確かめておいてください。
- dTVは月額税抜500円
- 31日間無料お試し期間が付いてくる
- レンタル作品は月額とは別料金
以下、dTVの料金や登録の仕方を中心に細かく解説します。
①dTVの特徴と料金体系
dTVを利用する前に、まずdTVがどのような配信サービスであるかについて、簡潔に見ていきましょう。
1.dTVの配信形態
dTVはエイベックス通信放送が運営、NTTドコモが提供する動画配信サービスです。配信作品はドラマや映画、アニメなどの映像作品以外にも、音楽や漫画も楽しめるようになっています。また、ドラマやバラエティのオリジナル番組も配信しています。以下はそのオリジナル番組の一例です。
- キスマイどきどきーん
- 彼氏をローンで買いました
- 闇金ウシジマくん!
- 花にけだもの
- 不能犯
これらオリジナル番組は、dTVに登録すると見放題で利用できるようになります。ただし、オリジナル以外の配信作品については、レンタル配信となっている作品も多いです。
特に最新作は有料配信であることが多く、それらに利用できるポイントやチケットが月額利用で貰えるわけではないため、追加で料金が必要となります。
ただ、それでも配信作品は幅広いので、オリジナル作品を含めて、多数のジャンルを視聴したい人にはおすすめ動画配信サービスです。
2.dTVの料金形態と無料お試し期間
dTVは月額500円(税抜)で、見放題作品については追加料金など不要で利用できます。これ以外のプランは存在しないので、その点は特に考えることなく登録できる、とてもわかりやすい料金形態です。
※レンタル配信の作品は、追加で料金を支払うことで視聴できます。
そしてdTVには初回31日間無料キャンペーンとして、無料のお試し期間が用意されています。
初回のお試し期間は特別な手続きは必要なく、そのまま利用できるので、文字通りお試しするもよし、最初の1ヵ月をお得に楽しむもよし、といった特典です。
またdTVの月額料金は、初回のみ開始日に発生し、翌月以降は1日に発生するようになっています。開始日は31日間の無料お試し期間があることから、この期間が終了した次の日が開始日となります。
例:
7月10日に無料お試し期間が始まった場合、32日後の8月10日に最初の月額が発生し、その次の月額は翌々月の9月1日に発生する
日割り計算はされないことから、月の中頃から終わりにかけて登録すると、月額料金的には若干損をしてしまいます。
月額料金自体はそれほど高くなく、無料お試し期間もたっぷりありますが、少しでもお得に利用したい場合は、月の初め頃からの利用開始がおすすめです。
②月額利用と無料お試し期間の注意点
dTVの利用は月初めの利用開始がおすすめですが、登録する前にいくつか注意点があります。ここで紹介する項目を踏まえた上で登録を検討すると、失敗は無いですよ!
1.利用には支払い方法の登録が必要
dTVは登録の際に、支払い方法の入力が必須項目となっています。
こちらは無料お試し期間で様子見したい人も必要になるので、そこを準備せずに手間取ると、結果的に月額移行する際に少し損をしてしまう可能性があるのです。
登録できる方法は、ドコモユーザーの場合はドコモケータイ払い、それ以外はクレジットカードになるので、特にドコモユーザーではない人はクレジットカードがいることを覚えておきましょう。
ちなみに無料お試し期間内で解約した場合は、支払い方法を登録していても料金がかかることはありません。
2.月額請求日になると確認なしで月額料金を引かれる
無料お試し期間だけを利用したい方が最も注意しなければいけないのは、期日を過ぎるとそのまま月額の利用が開始されてしまうという点です。
この無料お試し期間は終了のお知らせメールや通知が来ないので、お試し期間で一旦解約しようと思っている人は、期日の把握がとても重要になります。
無料お試し期間の期日はアカウントの「契約状態/ご利用履歴」から「ドコモ決済情報を確認する」でIDとパスワードを入力すると、次のページでいつまでが無料期間であるか確認できるようになっています。
これは月額利用中も同じことで、1日の月額発生が来る前に解約しておかないと、否応なしに月額料金が引かれてしまいます。発生日は、初回以外は1日から変わらないので、それまでに解約を考えましょう。
3.無料お試し期間はお一人様一回まで
無料お試し期間は何度でも利用できるものではなく、初回の登録のみの特典となっています。
では、この特典を利用しかどうかが何で判断されているかというと、メールアドレスと支払い方法から判断されているのです。そしてdTVは解約後も、アカウント情報がそのままサイト内に残っています。
もし、無料お試し期間を利用するつもりなのであれば、家族間でメールアドレスやクレジットカードを共用している場合は、それらを使ってdTVを利用したことがあるかは、事前に確認した方が良いかもしれません。
既に登録済みであると、そもそもアカウントが作れなくなってしまいます。
③dTVの登録方法
それではdTVに登録する手順を見ていきます。
■初めて登録する場合
dTVに初めて登録する時は、下の図のようにdアカウントを持っているかどうかによって、手順が枝分かれします。
ドコモユーザーの場合は、支払い方法がドコモケータイ払いに設定されています。dアカウントはドコモユーザー以外でも簡単に発行できます。
1.の公式サイトにアクセスする
インターネットの検索や下記のリンクから公式サイトへアクセスしてくだい。
2.「初回31日間無料」もしくは「dアカウントを発行」を選ぶ
既にdアカウントを持っている人でも、最初に行く画面は同様です。
3.ログイン画面が出るのでdアカウントを持っていない場合は「dアカウントを発行する」を選ぶ(既にアカウントを持っている人はログインを行い9.へ)
4.メールアドレスの登録が求められるので入力する
この際登録するメールアドレスはドコモ以外でも構いません。
5.登録したアドレスにワンタイムキー(期限10分)が送られてくるので確認して入力する
6.IDの設定後、パスワード、氏名、生年月日、連絡先メールアドレス(ケータイメール、ウェブメール)、2段階認証の設定、信頼端末登録する、Myインフォメール受信設定を入力する
2段階認証には先に登録したメールアドレスか、ここで新たに登録するアドレスが使用されます。また、信頼端末を登録しているとその端末のみ、2段階認証を省いて利用できるようになります。
7.入力情報の確認画面が出るので、間違いなければ「規約に同意して次へ」を選ぶ
8.dアカウントが発行され、3.のログイン画面に戻るので、IDとパスワードを入力してログインする
9,ドコモユーザーはドコモケータイ払いで契約する確認、それ以外はクレジットカードの登録を求められるので必要な情報を入力する。
対応するクレジットカードは下記のものになります。
- VISA/MASTER/JCB/AMEX
※ドコモケータイ払い以外のケータイ払い等には対応していません。
10.確認画面で問題なければ「上記の利用規約/注意事項/パーソナルデータの取り扱いに同意する」をチェックし、「申し込みを完了する」を選択すると完了
■dTVを再入会する人の場合
dTVの再入会は新たにアカウントを作る必要はなく、解約前に利用していたアカウントから契約を行います。
- 公式サイトからメールアドレスとパスワードを入力し、ログインする
- 「dTVに未登録のdアカウントです」と表示されるので、「31日間無料おためし」を選ぶ
- 次のページでもう一度「31日間無料おためし」を選ぶ
- 「dTVの手続き」の画面が出てくるので、ドコモユーザーはドコモケータイ払いでの契約の確認、それ以外はクレジットカードを再度登録し、再入会
※「31日間無料おためし」を選んでも2回目の無料お試しが使えるわけではありません
表記上は未登録のアカウントとなっていますが、メールアドレスや支払い方法などの情報はサイト内に残っています。また、「31日間無料おためし」も表記上そうなっているだけで、もう一度お試し利用はできないので、注意が必要です。再入会後は、その日に月額が発生し、翌月1日に次の月額が発生します。
④dTVを解約する方法
無料お試し期間のまま終了する場合や普通に利用を辞めたい場合は、dTVを解約することになります。
解約手続きは大まかに言うと、アカウントもしくはメニューにある「退会」を選ぶ、「利用規約に同意し解約する」を選ぶ、再度ログインする、「dTVの注意事項に同意する」をチェックというステップを踏みます。
この際、iPhone版アプリはアプリ内からの解約が行えないので、ブラウザからアクセスする必要があります。
また、毎週火曜の午後10時30分から翌日の午前7時はシステムメンテナンス期間にあたるため、解約処理を行えなくなるので、時間帯に注意も必要です。
解約手続きが完了すると、その時点でサービスは利用できなくなるので、更新日直前まで利用するようにしましょう。
⑤継続利用する場合のdTVのポイント
dTVを継続利用する際に重要なのは、コスパや基本的な機能が揃っているかだと思います。ここでは継続利用しようかと考えている人に参考となるポイントを紹介していきます。
1.動画数と料金で見るdTVのコスパ
動画配信サービスの継続に最も参考となるのは、見放題で視聴できる動画数と料金です。視聴できる動画が多いほど視聴の選択肢が増えるので、月額での満足感が変わってきます。
もちろん、オリジナル番組や限定配信がそれぞれのサービスにあるので、この限りではありませんが、コスパで見る際の重要な要素です。
では、参考として3つのサービスと比べてみましょう。
- dTV 動画配信数約12万本 月額500円(税抜)
- U-NEXT 動画配信数約20万本 月額1,990円(税抜)
- Amazonプライムビデオ 動画配信数約1万本(公式の明言なし) 月額500円(税込)
- FOD 動画配信数約5万本 月額888円(税抜)
動画配信数で見ると、dTVは2番目に多く、月額はAmazonプライムビデオと並んで最も低額のサービスとなっています。ただし、これらのサービスでの配信動画数は全てが見放題ではなく、一部作品はレンタルでの配信になります。
その中でもdTVの動画は見放題よりもレンタルの方が多くなっており、見放題となる動画はやや古い動画が多い印象です。
そしてdTVでは、レンタル作品に使えるポイントが会員特典等で、定期的に付与されるものではありません。
このことからdTVは月額料金だけで見ると良いサービスですが、幅広く動画を視聴するとなると月額料金とは別に料金が必要になり、結果的にコスパが悪くなってしまいます。
ただ、月額料金が低額であることは事実であり、一部の配信作やオリジナル番組は見放題となっているので、それらを何度も視聴したい人にとっては、非常にコスパの良いサービスと感じるでしょう。
継続を考える場合は、見放題の対象作品をチェックした上で検討するのがおすすめです。
2.よくある機能について
動画配信サービスは、サービスごとの特徴はあるものの、多くのサービスが共通して持つ機能もあります。ここではそのよくある機能について、dTVではどうなっているのかを見ていきます。
■対応デバイス
動画配信サービスを普段視聴するデバイスは多ければ多いほど、咄嗟の時に使いやすいものです。その中でdTVは以下の機器に対応しています。
- スマートフォン/タブレット(Android5.0以上、iPhone・iPad10.0以上)
- パソコン(Windows 8.1/10、Mac OS X 10.10.3以上)
- スマートテレビ/レコーダー(ソニー ブラビア、パナソニック ビエラ、パナソニック ディーガ、東芝 レグザ、船井電機 dTV対応テレビ、日立 Wooo、シャープ AQUOS、ハイセンス dTV対応テレビ)
- セットアップボックス/ストリーミングデバイス(Google Chromecast、Nexus Player、Amazon Fire TV、Amazon Fire TV Stick、Apple TV、ココロビジョンプレーヤー、ドコモテレビターミナル、ドコモテレビターミナル02、ひかりTVチューナー、光BOX+)
パソコンやスマートフォン以外には、スマートテレビやテレビに繋ぐセットアップボックスなどにも対応しています。
スマホであれば、どれでも視聴できると思っていると、推奨端末で引っかかることもあるので、事前にチェックしておくのが無難です。
■同時視聴機能
動画配信サービスでは、複数の端末から動画が同時に再生できる同時視聴機能が付いていることがあります。家族間で共有して使う場合には非常に便利な機能です。
しかし、dTVは同時視聴機能は対応していません。同じ時間帯で視聴できないことは、家族間で共有しておくべき項目です。
■ダウンロード機能
動画配信サービスでは、端末に動画をダウンロードしていつでも視聴できるようにする機能があります。そしてdTVは、このダウンロード機能を、動画数の制限なく利用できます。
しかし、ダウンロードが行えるのはスマホもしくはタブレットの2つのみで、ダウンロードした動画の再生時には、一度ネットに接続しなければいけません。
ダウンロード機能の強みはネット環境がないところで保存した動画を再生できるところであり、再生前にネット接続が必要となってしまうと、その強みが無くなってしまいます。
通信料的には微々たるもので、大容量の動画を保存できるところは便利ですが、他サービスと比べるとやや使いづらい仕様と言えるでしょう。
⑥まとめ
最後にdTVの料金についてまとめていきます。
- dTVは月額500円(税抜)で、見放題作品が視聴できる
- dTVは初回に31日間無料お試し期間が付いてくる
- レンタル作品については月額とは別に料金が必要
dTVは初回の無料期間と月額500円という金額から、見放題作品のみ利用する場合は非常にお得なサービスとなっています。
ただ、全体的にレンタル作品の数が多く、それらは別途料金が必要になるので、視聴したい動画が有料であったというパターンも起こり得るものです。
dTVの無料お試し期間を活用すれば、視聴したい動画の確認を含めて使い勝手もわかるので、まずはお試しすることを検討してみてください。