ウルトラジャンプおよび少年ジャンプ+にて並行連載されている「終末のハーレムファンタジア」の全話ネタバレをまとめました。
「終末のハーレムファンタジア」は現在、最新話が23話まで更新されています。
1話〜最新話23話までの全話・全巻ネタバレを一気にチェックできるので、ぜひ参考にしてください!
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【漫画】終末のハーレムファンタジア最新話22話までの全話・全巻ネタバレまとめ
下記の青文字をタッチすると、その巻・話のネタバレをチェックできます。
1巻 | ||||
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | |
2巻 | ||||
5話 | 6話 | 7話 | 8話 | 9話 |
3巻 | ||||
10話 | 11話 | 12話 | 13話 | |
4巻 | ||||
14話 | 15話 | 16話 | 17話 | |
5巻 | ||||
18話 | 19話 | 20話 | 21話 | |
6巻 | ||||
22話 | 23話 |
【漫画】終末のハーレムファンタジア1巻ネタバレ
1巻 | ||||
1話 | 2話 | 3話 | 4話 |
【漫画】終末のハーレムファンタジア1巻-1話ネタバレ
聖暦998年。
古の魔物が地の底より現れ人間世界を蹂躙。
終末を迎えようとしていました。
世界を救うには約束の神子の命を必要としており、大賢者の進言を受け皇帝陛下は神子の捜索を命じます。
時を同じくして、辺境の小国・ナーガラ。
少年アルクの戦いが始まろうとしていました。
ナーガラ伯爵家は親戚のイスティシア侯爵家を招き、城内で恒例の模擬戦を開催。
ナーガラ家は惨憺たる結果に終わります。
ナーガラ家の騎士・ピピンが敗れイスティシア家の筆頭騎士・ナイルが5人抜きの圧勝。
そして挑発に乗せられ戦う羽目になったナーガラ家のアルクは、異様なほど敵意をむき出しにするイスティシア家のガビアルにこっ酷くやられました。
アルクは15歳のナーガラ家の次期当主、1歳年下の従弟で傲慢なイスティシア家の次期当主・ガビアルやイスティシア家に仕える人たち。
そして模擬戦が苦手で、この時期はいつも嫌な思いばかりさせられていたのでした。
負傷したアルクでしたが、治癒魔法で治療され傷は直ぐに治りました。
ナーガラ家に仕える女騎士・セリーヌは不甲斐ないアルクを叱咤。
しかし争いごとを好まないアルクはその場を立ち去るのでした。
そんなアルクをナーガラ家に仕えるメイドたちですら、頼りにしていませんでした。
ただ、ひとりを除いては…。
そのたったひとりのメイド・ウェンヌは自室に戻り、人目をはばかるようにアルクの傷を拭った血の付いたハンカチを舐めるのでした。
庭でひとり落ち込むアルクを、従姉でイスティシア家の嫡女・アウレリアが慰めます。
惹かれ合うふたりを引き裂くように、大叔父・アルゲスのアウレリアを呼ぶ大声が響き、アウレリアはその場を後にするのでした。
その夜の晩餐会で、来年、成人を迎えるアルクに、アルゲスはナーガラの国章・トカゲが刻まれたシグネットリングをプレゼントします。
既に16歳のアウレリアを娶るつもりでいたアルクは、アウレリアが皇太子殿下と婚約したことをこの日、知ります。
所謂、政略結婚で、この婚約によりイスティシア家と帝国皇室は親族になるのです。
動揺するアルクはアウレリアを想うあまり、皇太子ひいては皇帝の人柄をも侮辱。
アルゲスの逆鱗に触れ自室に軟禁されるのでした。
領地さえ望まず、たった1つ望むアウレリアを手に入れられず、いつにもなく激しい感情に襲われるアルク。
ガビアルやメイドたちにバカにされるより、悔しかったのです。
部屋を抜け出そうと考えたアルクでしたが、父・アノールの命で監視を務めるピピンに止められます。
アルクはアウレリアに初めて好きと言われた幼い日のことを思い出し、ベッドから窓の外を呆然と眺めていました。
そんなアルクの様子を、庭から密かに窺う耳のとがったダークエルフの女が居ました。
ピピンが気を利かせ忍んで来たアウレリアをアルクの部屋に通すと、トイレに行くと言って立ち去りました。
キスを交わし抱き合うふたり。
その最中アルクは叱咤するセリーヌの言葉を思い出し自問自答。
そしてアルクは駆け落ちを決意しアウレリアに告げるのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア1巻-2話ネタバレ
ナーガラ伯爵家の次期当主・アルクと従姉でイスティシア侯爵家の嫡女・アウレリア。
駆け落ちしたふたりは夜の森を必死に走ります。
足をくじき膝を負傷したアウレリア。
追っ手を気にして先を急ごうとするアルクでしたが、アウレリアは駆け落ちを諦めます。
生活力のないふたりでは、逃げ切れないとアウレリアは思ったのです。
アウレリアの言葉が受け入れられず、アウレリアを責めるアルク。
そんなアルクに、アウレリアはお守りとして自身のブレスレットをアルクの腕につけるのでした。
迫る馬の蹄の音に気づくアルク。
イスティシア家の筆頭騎士・ナイルとその部下たちが追いついたのです。
剣を持ち抵抗するアルクでしたが一太刀も浴びせることが出来ず、ナイルに後頭部を剣の柄で殴打され、その場に崩れ落ちます。
連れ戻されるアウレリアはアルクの名を泣き叫びながら手を伸ばし、アルクもまた遠のく意識の中で手を伸ばすのでした。
ふたりの逃避行はあえなく終わり、翌朝、大叔父・アルゲスと共にアウレリアは馬車でナーガラ城を後にします。
父・アノールは激怒し、アルクを城内の牢に投獄、アノールはアルゲスを恐れていたのです。
アウレリアを諦めるよう言い聞かせるアノールの言葉の揚げ足を取るアルクは、捨てた母のことを持ち出しアノールを責めます。
堪忍袋の緒が切れたアノールは、アルクに手を挙げ牢を後にするのでした。
アルクはアウレリアを取り戻す力を欲していました。
屈辱的な言葉を投げかけるナイルの顔を思い出しアルクは怒りが込み上げ、やけになり気がつけば自身の拳に噛みついていました。
その右手の薬指にはめたシグネットリング。
それは、ふたりを引き裂いたアルゲスにプレゼントされたもの。
怒りのあまりアルクはリングを外し投げ捨てるのでした。
何処からともなく現れたダークエルフの女、リングを拾い上げラティー(ラティ・フォリアザード)と名乗ります。
ヒールを響かせゆっくりとアルクに近づくラティー。
得体が知れず後ずさるアルクでしたが牢の隅に追い詰められ逃げ場を失います。
突如アルクの唇を奪い舌を絡め豊満な肢体を押し付けるラティー。
アルクは突き飛ばしましたが、ラティーは執拗に唇を求めアルクを床に倒しのしかかります。
アルクが怒りをあらわにしラティーを撥ね退けると、ラティーは妖艶な目でアルクを見つめます。
以前よりアルクに目をつけていたラティーは、アルクの類稀な才能を確信したのです。
しかし、その才能は未だつぼみ。
アルク自身も気づかず開花していませんでした。
そして、アルクが1年の間3つの約束を守れば、この世を統べる力、マハトを授けるとラティーは言うのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア1巻-3話ネタバレ
ナーガラ城のダイニングルームで、父・アノールと食事を摂るアルク。
ふたりに会話はなく、居辛くなったなったアノールは仕事を理由にダイニングールームを後にします。
ひとり残ったアルクは嫌いなレバー見て手を止めましたが、ラティーとの3つの約束の1つ目を思い出し、無理して一気に食べグラスの水とともに流し込みます。
1つ目の約束は器作り。
マハト(世界を統べる力)を手に入れるには、器となる頑健な肉体を必要とし、最低でも週に1回は獣の肝を多く摂るようラティーに指示されていました。
夜。
アルクは自室の床下に隠していたマンドラゴラの粉が入った容器を取り出し、スプーン1杯の粉をグラスに入れ水を注ぎ溶かします。
マンドラゴラの粉には魔力を高める働きがあり、1つ目の約束の一貫で寝る前に飲むようラティーに言われていたのです。
アルクが一気に飲み干すと、鼓動が激しくなり、意味もなく下半身が荒くれだします。
そこへ、部屋の扉をノックする音、城に仕える騎士・ピピンでした。
従姉でイスティシア家の嫡女・アウレリアと別れさせられたアルクを元気づけようと、裸婦の巻物を持って来てくれたのです。
しかし、今のアルクには迷惑でしかなく、ピピンを部屋から追い出します。
ベッドに潜り込むアルクは、ラティーとの2つ目の約束を思い出します。
2つ目の約束は精力の蓄積でした。
1年の間、精を放つことは許されず、女性を断ち、自涜行為さえ禁じられていたのです。
アルクはアウレリアに貰ったブレスレットを握りしめ、欲望を抑えようとするのでした。
眠れないアルクは、大きな浴場の湯舟にひとり浸かっていました。
すると、メイド・ウェンヌがアルクの背中を流しに来たのです。
アルクの背中から豊満な身体を押し付けるウェンヌ、アルクは咄嗟にウェンヌを撥ね退けました。
日頃、ウェンヌはそんな振る舞いをしたことがなく、アルクが問い質すとアノールの差し金だったのです。
書斎に乗り込みアノールを責め立てるアルク、机の上にある1枚の書類が目に入ります。
毛織物の税の引き下げを願い出たユーダー商会の書類でした。
新進気鋭の商会の長は若く、古くからのしきたりを重んじる古参の商会から睨まれていました。
そんなユーダー商会にアルクが興味を示し、アノールは領国経営を学ばせるため、アルクにユーダー商会を預けたのでした。
翌日、供も連れず馬を駆るアルク、山奥のとある洞穴を見つけます。
アルクは3つ目の約束を思い出していました。
3つ目の約束には金が必要で、そのためのユーダー商会だったのです。
身体を鍛え剣技を磨く鍛錬の日々を送り、冬を越え春が過ぎ夏を迎えた頃、アルクはすっかり逞しくなっていました。
一方、ラティーはアルクの見つけた洞穴にある台に横たわり、手で包み込むように大事に謎の黒い卵を育てていました。
卵の中からコツコツと殻を叩く音が聞こえ、恍惚の表情を浮かべるラティーは卵を掲げます。
儀式まで、もう間もなくでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア1巻-4話ネタバレ
ナーガラ城の城内で女騎士・セリーヌと剣技の鍛錬に励むアルク。
ひと汗かくと早々に打ち切りました。
アルクはマハト(世界を統べる力)を授かる儀式のため、ラティーの待つ祠を訪れていました。
この1年、アルクはラティーとの3つの約束を全て守りました。
1つ目は器作り、2つ目は精力の蓄積、そして最後の3つ目は祠と神像の建立。
アルクが見つけた洞穴は巨額の費用が投じられ立派な祠へと変貌していました。
ラティーの指示通りアルクは全裸になり、魔法陣の中央に立ちます。
ラティーが呪文を唱えると、アルクは魔力の鎖に手足をつながれ、床に仰向けにされ身動きが取れなくなります。
騙されたと思ったアルクでしたが、台座の上にあった黒い卵の殻が割れ、角が2本生えた芋虫のような姿をした小さな黒竜の子が生まれたのです。
ラティーは黒竜を両手で大切に持ち守護神と崇めましたが、アルクは俄かに黒竜を信じることが出来ません。
ラティーは自身の秘部から体内へと黒竜を導くと、仰向けのアルクに跨り腰を落とし、そしてアルクとラティーはひとつになります。
アルクは下半身が溶けるような感覚に襲われラティーのなすがまま欲望に溺れ、遂にアルクが果てると轟音と共に天から祠に何かが降りて来るのでした。
隠微な儀式が終わり立ち上がったアルクは力が漲るのを覚え、ラティーは片膝をつきアルクに平伏します。
アルクは黒竜に転生したのでした。
授かったマハトとは一体何なのか、アルクにはまだ分かりません。
マハトを試させるため、ラティーは同じ洞穴内の牢獄へとアルクを案内。
そこにはナーガラ領の外で罪を犯した女たちが捕らえられていました。
床に横たわる具合が悪そうな獣人の娘に気づき、アルクは牢の中に入ります。
アルクに気づくと、獣人の娘は鋭い爪で襲い掛かり、アルクの頬に浅い引っ掻き傷を負わせます。
抵抗はそこまでで、獣人の娘は水を欲しそのまま意識を失いました。
この獣人の娘は異常なほど人間を嫌い、農夫を3人殺害していました。
水を用意したラティーは、アルクの頬から流れる血を指ですくうと、グラスに注いだ水の中にその血を1滴垂らすのでした。
横たわる獣人の娘にラティーがその水をひと口飲ませると、獣人の娘は突如、発情しアルクに跳びかかったのです。
牢を出たラティーがグラスに残った水を別の牢の女たちにも浴びせると、その女たちも発情しアルクを求めるのでした。
アルクの授かったマハトとは、たった1滴、自身の血を与えるだけで、人雌なら種族を問わずアルクの体液なしにはいられない身体にするものだったのです。
【漫画】終末のハーレムファンタジア2巻ネタバレ
2巻 | ||||
5話 | 6話 | 7話 | 8話 | 9話 |
【漫画】終末のハーレムファンタジア2巻-5話ネタバレ
夜、ナーガラ領の盛り場。
ナーガラ家の女騎士・セリーヌは酒場で酒を呷り、メイド・ウェンヌに愚痴をこぼしていました。
セリーヌはナーガラ家の次期当主・アルクが心配でしたが、セリーヌたち家臣にアルクが心を閉ざしているように思えました。
アルクの父・アノール伯爵が病に臥せ、以来、領内の治安は悪化。
アノールの弟・トゥート男爵がナーガラ領を狙っているという噂もありました。
そんな中、以前より剣の腕を上げたアルクでしたが、剣技の鍛錬はそこそこに怪しげな商人と密談。
セリーヌは心配していたのでした。
翌日、トゥートの魔の手がアルクに迫ります。
ナーガラ領の周辺諸侯(貴族)2人が、アノールを見舞いに城に訪れていました。
アルクは16歳とまだ若く、2人はナーガラの行く末に不安を覚えます。
アノールの寝所を見舞うアルク。
領国経営のアルクの才を認め、家督を継ぐことをアノールは望みます。
そこへ、女秘書を従えトゥートがノックもなしにずけずけと入って来たのです。
若いアルクに力を貸すというトゥートに敵意をむき出しにするアルク。
寝所に険悪なムードが漂うのでした。
見舞いに来た貴族2人が寝所の前の廊下で話し込んでいると、勢いよく扉を開ける音が響きます。
不機嫌そうな顔で出て来たトゥートは、不敵な笑みを浮かべ2人に耳打ちすると、その場を立ち去るのでした。
最近、勢いづくトゥートの裏には、半年ほど前から傍に置く女秘書の存在がありました。
男好きする容姿がトゥートの愛人を想起させましたが、商人との取引、周辺諸侯との折衝、全て女秘書の入れ知恵だったのです。
以来、小さかったトゥートの領地は急速に拡大、軍備も増強していました。
城を後にする貴族2人は勢いあるトゥートにつこうと考え、そんな2人をアルクは城の窓から眺めていました。
一方、トゥートは、ナーガラ領の治安を理由に出兵を企てるのでした。
城内でひとり剣を振り、剣技の鍛錬に余念がないセリーヌ。
そんなセリーヌに勝負を提案するアルク。
しかし翌日、戦う相手はアルクではなくウェンヌだったのです。
勝った褒美に、セリーヌが興味を示していた法王庁の神聖騎士団への推薦状がもらえるとはいえ、メイドと勝負しろという屈辱的な提案に、セリーヌは怒りに震えその場を立ち去るのでした。
その夜アルクは、自室に訪れたウェンヌに自身の血を与えます。
マハトについて、もっと知る必要があったのです。
アルクは自らナイフで指先を切りウェンヌに舐めさると、これまでの女たちのようにウェンヌも欲情しました。
アルクがシャツを脱ぎ捨て両手を広げて誘うと、アルクの意のままにウェンヌはその胸に飛び込みます。
ウェンヌを抱きしめるアルクのその眼差しは、怪しく、そして鋭く輝くのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア2巻-6話ネタバレ
ナーガラ城にて。
ナーガラ家の女騎士・セリーヌとメイド・ウェンヌの勝負の日。
2人は互いに剣を持ち向かい合っていました。
どこか冷めた目をするセリーヌに対し、緊張した面持ちのウェンヌ。
そんなウェンヌにナーガラ家の次期当主・アルクは唇を重ねます。
アルクの侮辱的な振る舞いに不快感を覚えるセリーヌ。
一方のウェンヌは緊張が解け気力に満ちていました。
アルクの号令と共に試合が始まり、先手を取ったセリーヌが激しい勢いでウェンヌを攻め立てます。
後手に回り防戦一方のウェンヌでしたが、心もとないながらもセリーヌの全ての太刀筋を受け止めていました。
攻めきれず焦りがにじむセリーヌ。
アルクの鼓舞する声に呼応しウェンヌが反撃。
力ずくで剣ごとセリーヌを吹き飛ばします。
立ち上がろうとするセリーヌの喉元に、ウェンヌの剣先が待っていました。
勝負は決しウェンヌが勝利。
敗れたセリーヌは呆然とし立ち上がることが出来ません。
剣技を極めても、人知を超えた世界があることをアルクはセリーヌに教え、ウェンヌと立ち去ります。
ひとり残こされたセリーヌが、その場を動くことはありませんでした。
日も暮れ、自室に戻ったアルクはグラスにワインを注ぎ、共に戻ったウェンヌは自身の身体に起きた異変が何なのか分からずにいました。
アルクはおまじないとウェンヌを誤魔化し、ワインを口にしながらウェンヌを見つめます。
マハト(世界を統べる力)は身体能力を高め、それはアルクの予想を遥かに超えるものでした。
更にマハトを知る必要があると考えるアルクは、マハトの効力の持続性と体力の消耗の検証に移ろうとします。
アルクがウェンヌに唇を重ねようとした矢先、突如、外が騒がしくなります。
ナーガラ家の騎士・ピピンが慌てた様子でアルクの部屋に駆け込むと、逃げるようアルクに進言するのでした。
一方、セリーヌは山奥にある滝壺で身体を清めていました。
今、思い返してもウェンヌの強さの意味が分からず、勝負の時のアルクとウェンヌの口づけを思い出しセリーヌは居た堪れなくなります。
ふとセリーヌは幼い頃のアルクとの記憶が蘇ります。
女は騎士になれないと言われ泣いていたセリーヌを、アルクが慰めてくれたのです。
夜が明け始め、滝壺の畔で短剣を見つめるセリーヌは、この先のことを悩んでいました。
すると何処からともなく無数の馬の蹄の音が聞こえて来ます。
音のする方へセリーヌが様子を見に行くと、馬を駆る兵たちがナーガラ城に向け行軍していたのです。
【漫画】終末のハーレムファンタジア2巻-7話ネタバレ
ナーガラ家の次期当主・アルクを逆賊と呼び、兵たちを鼓舞しナーガラ城に討ち入るアルクの叔父・トゥート男爵。
ナーガラ城の主力はほぼ出払っており、トゥート軍は瞬く間に城を制圧、トゥートは天も味方していると感じます。
トゥートの兄・アノール伯爵が見つかり、トゥートは座敷牢に幽閉しました。
計画済みのクーデターで、中立を許さずトゥートへの臣従の是非のみを問う書状は、ナーガラ領の周辺諸侯に既に届けらていました。
その頃。
アルクはナーガラ家の騎士・ピピンの案内で、メイド・ウェンヌと共に地下を通る城の抜け道を使いトゥートの追っ手から逃れていました。
ピピンにはトゥートのクーデターが信じられませんでした。
長子が家督を継ぐのが当然と考えていたからです。
しかし、トゥートの考えは違い、アノールが家督を継いだことが昔から許せませんでした。
生まれに抗いたくなるトゥートの気持ちは、アルクにも分からなくはありませんでした。
右は城下町、左は山の麓の農村。
地下道が二股に別れアルクは少し考えます。
ウェンヌは、残して来たメイド仲間のタミィとリロが心配でした。
そんな中。
トゥートの追っ手に見つかり、ピピンが時間稼ぎのために残り、アルクとウェンヌを逃します。
アルクとウェンヌは地下道から地上の教会跡に出ましたが、待ち構えていたトゥート兵4人に取り囲まれます。
アルクに投降を迫る最中、突如3人の兵が瞬時に倒されたのです。
残った1人の兵がアルク目がけて突進。
アルクは相手のみぞおちを剣の柄で突き、失神させます。
3人を倒したのは獣人の娘、1人はわざと残したのでした。
アルクは、ウェンヌと獣人の娘を連れ廃墟となった教会に向かいます。
教会の中に入った途端 、獣人の娘がアルクの血を求め、飛びかかって来たのです。
アルクは自ら右手の指先をナイフで切り舐めさせると、獣人の娘はアルクの上半身を舐め回します。
この時、アルクはまだマハト(世界を統べる力)を制御しきれず、右手から力が漏れ出るのを感じます。
2人を見るうち、ウェンヌも我慢できなくなりアルクを求めます。
獣人の娘とウェンヌがアルクの上半身を舐め回す中、祠のある洞穴内の牢獄に居た1人の女囚が、キセルを吸いながら姿を表します。
アルクは城の情報と引き換えに、女囚と口づけを交わすのでした。
そんな中でも、アルクはウェンヌ、獣人の娘、そして女囚の様子を観察、与えた体液と飢えの違いを冷静に分析するのでした。
城は既に制圧され、アノールは座敷牢に閉じ込められていました。
周辺諸侯はトゥート派とアノール派に二分され、城の中と外、敵だらけの状況で絶体絶命のはずのアルクでしたが、城に戻ると告げ皆を驚かせるのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア2巻-8話ネタバレ
廃墟となった教会でメイド・ウェンヌ、獣人の娘、そして女囚が眠る中、ナーガラ家の次期当主・アルクは月明かりのもと、剣技の鍛錬に勤しんでいました。
ナーガラ城に残したメイド・タミィにリロ、そして逃げる時間を稼いでくれた騎士・ピピンを思い、アルクは明日の夜までには城に戻ろうと考えます。
すると、背後からダークエルフの女・ラティーに突如抱きしめられたのです。
アルクは全く気配に気づくことが出来ませんでした。
ラティーはウェンヌとの関係の進展度を察しているようでした。
マハト(世界を統べる力)の全容をラティーが明かさず、アルクは慎重に検証を重ねていました。
最後まで至った場合はどうなるのかアルクが問い質しても、含んだようなもの言いでラティーは忽然と消えるのでした。
翌朝、ナーガラ城の座敷牢で病床に臥す兄・アノールを勝ち誇ったように見下ろすトゥート男爵。
領主には不向きだった呟くと座敷牢を後にします。
すると、トゥートが探していた女秘書・ティアを見かけます。
ティアは周辺諸侯からの書状を確認しており、約半数の貴族がトゥートについていました。
不服そうなトゥートでしたが、反抗的な貴族の中からひとつでも見せしめに滅ぼせば、自ずと後は付いて来ると考えていました。
それよりも先ず、イスティシア家の後ろ盾を取り付け、ナーガラ支配を盤石にする必要がありました。
にわかに表が騒がしくなり、トゥートのもとに1人の兵が報告に現れます。
アルクがメイド1人と亜人1人を引き連れ、城に討ち入ったのです。
トゥートは手勢の少なさとその顔触れに、ナーガラ領を手中に収めたと確信します。
アルクは槍を持ったトゥート兵を剣で次々なぎ倒し城内深く押し入り、獣人の娘とウェンヌも兵を圧倒します。
中庭まで来たところで、「アルク」と絶叫するトゥートの声が響き渡ります。
トゥート目がけて走り出すアルクでしたが、タミィとリロを人質に取られ、アルクは剣を捨てます。
そしてアルクたちは兵に取り押さえられたのでした。
トゥートが逆賊の汚名を着せアルクの首をはねようとしたその時、トゥートの背中から胸へ1本の剣が突き抜けます。
ティアが背後からトゥートを刺したのです。
トゥートの兵がティアに向かいかけましたが、既にアルクの兵が城を制圧、トゥートの兵を包囲していました。
女囚がタミィとリロを解放させると、ふたりは一目散にアルクのもとへ駆け出し、アルクはふたりを抱きしめ労をねぎらうのでした。
何が起きたのか信じられない様子のトゥートがティアに訳を尋ねると、ティアはアルクに片膝をつき平伏します。
ティアは始めからアルクの部下だったのです。
アルクはティアからトゥートについた周辺諸侯のリストを受け取ります。
トゥートを利用し、アルクは反抗的な周辺諸侯のあぶり出しに成功しました。
この時、トゥートは全てがアルクの企みだったことに気づきます。
半年前にティアがトゥートに接触したのも、反抗的な周辺諸侯を放置したのも、商会に挙兵資金を出させたのも、城内を手薄にさせたのも全てアルクが意図したものでした。
ティアがトゥートの首をはねようとするも、アルクが自ら手を下すべきと考えティアを制します。
アルクは剣を振り下ろしそして、その首をはねた剣を高々と掲げると、兵たちは勝どきをあげます。
ここに、若きナーガラ領領主が誕生したのです。
【漫画】終末のハーレムファンタジア2巻-9話ネタバレ
ナーガラ城を叔父・トゥート男爵の手から取り戻した若きナーガラ領領主・アルク。
アルクの無事を見届けると、一般の兵と同じ鎧に身を包むナーガラ家の女騎士・セリーヌは、その場を立ち去ります。
アルクはセリーヌに気づき、窮地に駆けつけて来た礼を言うと、メイド・ウェンヌと決闘させた件を詫びるのでした。
ウェンヌの強さは魔法のようなものだと釈明するアルクでしたが、例え魔法といえど、その力に負けアルクの役に立てなかったこと自体、セリーヌは許せませんでした。
走り去るセリーヌを見送るアルクは、セリーヌの力を必要としており、何れ戻ることを望むのでした。
街の酒場で酒を呷るセリーヌ。
アルクが父・アノール伯爵に毒を盛ったと噂する2人の男に腹を立て、2人の居るテーブルに向いかけ止めます。
ナーガラ家と関りがなくなったことを思い出したのです。
店の女給が誤って、2人のうちの1人に酒をかけ揉めごとになり、店主と女給が謝罪しても、2人の男は許さず女給に不当な接待を強要します。
セリーヌは黙っていられず2人を叩きのめすと、2人は捨て台詞を吐いて店から出て行くのでした。
店主と女給から礼を言われ金を置いて店を立ち去るセリーヌ。
紹介したい人が居ると先ほどの女給がセリーヌの後を追って来ました。
翌日、ナーガラ城・謁見の間でアルクはティア、ユーダー、元トゥート兵・ネーゲリに会います。
先ずユーダー、戦勝祝いの品と聖フロリアヌスの鎧をユーダーが献上します。
聖フロリアヌスの鎧は炎の魔法を帯び、火に強く水の魔法を無効化する魔法の鎧で、アルクはセリーヌの喜ぶ顔を思い浮かべるのでした。
次にネーゲリ、アルクは領内の治安維持を担当させ、ナーガラ兵2人と元トゥート兵1人の3人1組で任にあたるよう命じます。
そして、ネーゲリにはナーガラ家の騎士・ピピンを随行させました。
アルクとの謁見を終え、ネーゲリはアルク・ド・レーザル・ナーガラという若き領主に恐ろしさを覚えます。
トゥートの粛清と同時にナーガラ家に反抗的な周辺諸侯をあぶり出し、短期間のうちに政治的基盤を盤石なものとしたのです。
最後にティア、アルクは気心の知れたティアにホッとひと息つきます。
しかし、軍事に経済、周辺諸侯が統治者としてのアルクの手腕を注視する中、勝負はこれからとティアはアルクを叱咤。
そんなティアにアルクは血を与えておらず、与えるべきか悩んでいました。
アノールの病についてティアに調べさせていましたが、まだ何も分からずにいました。
自室に戻り、上半身裸で身体を鍛えるアルク。
邪魔にならないよう控えていたウェンヌは、アノールが病床に臥し、その上セリーヌがアルクのもとを去った今、自身が支えになろうと思います。
ふとアルクの独特の血、あの甘い味のする血をウェンヌは思い出します。
アルクは身体を鍛えつつ、聞きたいことがあるのに居所が分からないダークエルフの女・ラティーに苛立ち覚えます。
アルクの流す汗に突如、欲情したウェンヌがアルクの背中から抱きつき、上半身を舐め回して来ました。
驚くアルクは、異変を感じ胸を押さえます。
アルクは自身をコントロール出来ず全身から力が漏れ出すと、部屋の窓や調度品が破壊されて行きます。
そして、我を失ったアルクはウェンヌを襲うのでした。
夜、アルクが目覚めると、部屋は爆発でも起きたような惨状でした。
そして、床にはほぼ全裸で横たわるウェンヌ。
アルクはウェンヌを襲った記憶が蘇り、その行いに打ちひしがれるのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア3巻ネタバレ
3巻 | ||||
10話 | 11話 | 12話 | 13話 |
【漫画】終末のハーレムファンタジア3巻-10話ネタバレ
ナーガラ城、ベッドで眠るメイド・ウェンヌ。
傍らには、ウェンヌを心配するナーガラ領領主・アルク。
そしてメイド・タミィとリロも控えていました。
昨夜ウェンヌを襲ってしまったことを思い出し、アルクは後悔していました。
タミィがアルクを気遣い休むよう勧めていると、ウェンヌが目を覚まします。
身体を起こそうとするウェンヌをアルクが支え、昨夜のことを思い出したウェンヌは顔を赤らめます。
心配するタミィとリロに部屋を出てもらい、ウェンヌはアルクとふたりきりになります。
アルクはいきなりウェンヌに謝罪、ところがウェンヌは昨夜のことが嬉しかったのです。
拍子抜けするアルクなのでした。
アルクは供も連れず、ダークエルフの女・ラティーに会いに祠を訪ねます。
マハト(世界を統べる力)が暴走するとは聞いておらず、軽口をたたくラティーにアルクは怒りをぶつけます。
そんなアルクの怒りを鎮めるためならと、身体を差し出すと申し出るラティー。
マハトが自身を支配することが再びあってはならず、アルクはラティーにマハトの教えを請います。
頭を下げるアルクの姿を見て、ラティーは了承するのでした。
黒竜に転生したアルクは、日々マハトが蓄積されます。
マハトの力はアルクの血を通じて女性に伝わり、身体能力や魔力が向上。
マハトがアルクに蓄積され過ぎると、マハトの影響下にある女性の欲情度と頻度は増し、そしてアルクはマハトの制御を失い支配されてしまうのです。
ウェンヌに関しては、以前からアルクの血を接種していた可能性をラティーは示唆します。
アルクの体液、取り分け血は元々特別な味わいがしたのです。
マハトの暴走を防ぐには、行うべきことが2つ。
1つは定期的に精を放つこと、もう1つは傍に多くの女性を侍らすこと。
前者は、アルク自身で処理しても女性としても構わず、但し女性との場合は最後までしない方が賢明。
後者は、100人でも200人でもより多くの女性を侍らせ、その女性たちに満遍なくマハトを注ぐことで互いに安定することが出来るのです。
一方、元ナーガラ家の女騎士・セリーヌは酒場で助けた女給に連れられ、ナーガラ領から少し離れた冒険者ギルドに居ました。
ここはギルドとしては中規模。
ギルドには、魔獣狩りやダンジョン探索などクエストの募集情報を見に来る者や、クエストで手に入れた素材を換金する者、仲間集めや情報交換をする者など、様々な目的で人が集まっていました。
女給が紹介したいと言った人は、まだ来ていませんでした。
北のエゼンティン国の元騎士、東方出身の武道家、旅の司祭、そしてドワーフ。
ナーガラ領から少し離れただけで様々な人種が集まり、セリーヌは関心していました。
すると怒鳴り声がし、声の方を見てみると、1人の少女が悪漢2人に絡まれていたのです。
酒場に居た悪漢2人で、助けに行こうとするセリーヌでしたが、女給は問題ないと止めるのです。
その少女は悪漢2人を、水魔法でたちまち倒してしまいました。
そして、この少女こそ女給が紹介したい人だったのです。
その夜、ナーガラ城に激震が走ります。
アルクの父・アノールの身体に青黒いあざが現れ、魔力の影響を受けていると老医師は診立てます。
そして、アノールの余命は1ヶ月と、アルクは老医師に宣告されたのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア3巻-11話ネタバレ
若きナーガラ領領主・アルクは、病で臥す父・アノール伯爵の寝所を見舞っていました。
アノール伯爵の病の原因がプラムと判明、老医師が厨房を調べ、瘴気で汚染されたゴーチェ・プラムを見つけたのです。
プラムは献上品で、アルクはアノールとしばらく前に口にした覚えがありました。
ゴーチェ・プラムはナーガラより遥か北のゴーチェ大公国の名産品、ゴーチェ大公国は勇猛で名を轟かす女将軍『雪血のキャシア』の居る国でした。
北方の国々は魔界の瘴気に覆われ、1年程前からゴブリンやオーク、様々な魔物(モンスター)が暴れ、更に瘴気の濃い地域の住人は、肌が土気色に変わり血を吐き死んでいました。
控えていたメイド・タミィはアルクと老医師の話を立ち聞きし、居た堪れない気持ちになります。
汚染された北の食物を口にすれば、同じような症状が発症するはずですが、アルクはプラムを食べたにもかかわらず発症していません。
マハト(世界を統べる力)に、毒への耐性がるとアルクは考えます。
そんな中、イスティシア家から書状が届き、アルクは大叔父・アルゲス侯爵から招集されました。
来月ある従弟・ガビアルの賢神式に病床のアノールに代わり出席しろと言うのでした。
一方、ナーガラ領を離れた元ナーガラ家の女騎士・セリーヌは、酒場の女給に紹介された魔導士(メイジ)、自称天才魔法少女・ジョアンナと町外れの廃墟で会っていました。
ジョアンナはダンジョン深くに封印される魔導書を欲していたのですが、ダンジョンには凶暴なモンスター居ると噂され、肉体的に劣るジョアンナは盾となるパートナーを探していたのです。
ジョアンナはセリーヌの属性を調べるため、冒険者ギルド使われるレベル判定パペットを使います。
掌に収まるほどのパペットは、ジョアンナの呪文と共に巨大化しセリーヌを攻撃。
しかしセリーヌは剣の一撃でパペットを瞬殺します。
そして、セリーヌは白銀級、火属性と判明、ジョアンナと全く同じで気に入ったジョアンナはセリーヌに即決します。
都合も聞かず、ジョアンナの礼儀知らずな振る舞いに憤るセリーヌは、ジョアンナに背を向け立ち去ります。
諦めないジョアンナは、剣技を磨き遍歴中のセリーヌの心を揺さぶるのでした。
その夜。
ナーガラ城の自室でアルクが旅支度をしていると、ダークエルフの女・ラティーが突如現れます。
アノールの病の原因である瘴気を調べに北に行くのです。
そこでアルクは以前ラティーが申し出た通り、暴走しないよう旅に出る前にラティーの身体で鎮めることにしました。
ラティーはアルクのズボンを引き裂き、空間からスライムの無精卵を取り出すと、アルクの下半身にたっぷりかけます。
突然のことに、アルクは声を荒げます。
ラティーがアルクを攻めていると、扉をノックする音、アルクの叫び声を聞きウェンヌが駆けつけたのです。
ラティーは布団に潜り攻める手を緩めず、アルクは堪らずウェンヌを追い返します。
焦らしたり攻めたりアルクを翻弄するラティー、頃合いになりアルクとひとつになります。
スライムの効果で儀式の時を遥かに凌駕、アルクは欲に溺れ何度もラティーを求めました。
スヤスヤと眠るアルクの寝顔を見ながら、ラティーは意味深な笑みを浮かべるのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア3巻-12話ネタバレ
幌馬車で手綱を持つ若きナーガラ領領主・アルク、隣にはメイド・ウェンヌが座っていました。
ユーダー商会を営むユーダーの怪しまれ難いというアドバイスで、ふたりは若夫婦の商人を演じ、ナーガラ領から遥か北のゴーチェに向っていたのです。
荷台から突如、女囚・ミーネが顔を出し驚くウェンヌ。
アルクたち夫婦が同じゴーチェに向かう娼婦を馬車に乗せたという設定でした。
アルクが留守の間、ナーガラ領はティアに任せていました。
戦に強い将軍、強力な魔導士、腕の立つ騎士、謀略に長けた者や宗教勢力との窓口となる神官、アルクにはまだまだ人材が不足していました。
一方、元ナーガラ家の女騎士・セリーヌは、天才魔法少女・ジョアンナの買い物に付き合わされていました。
ダンジョン探索に向け食料やポーションなど買い集め、店を何軒も連れまわされた荷物持ちのセリーヌは、すっかり不機嫌になっていました。
そんなセリーヌの機嫌を取ろうと、ジョアンナはセリーヌを武器屋に連れて行きます。
セリーヌが目をつけた剣は、帝国の遥か向こうランシア王国のダンジョンから見つかった宝剣。
ランシア王国は帝国の向こうを張る武人の国。
ダンジョン産は希少で高価。
その上この剣は雷属性とあって尚、希少な逸品。
お求めやすいという店主に乗せられその気になって見た値段は10万ダラ。
流石に買えずふたりは店を後にします。
最後にジョアンナは魔導書店で1冊の魔導書を買い、ふたりは宿に戻ります。
ジョアンナは魔導書をパラパラと捲り、あっという間に読み終えると、光魔法の初歩的な魔法で暗い部屋を照らすのでした。
ジョアンナは魔道学校で水魔法を習得。
系統の近い氷魔法の習得を目指していましたが、氷魔法の文献は少なかったのです。
ふたりが滞在する街の近くのダンジョンに、氷魔法の魔導書はありました。
そのダンジョン奥には貴重な書物や巻物があり、それらを守っているのが魔獣コカトリス。
コカトリスの目に睨まれると人は石化、ダンジョンには無数の立像が並んでいました。
そんなコカトリスが守る書物の中に、剣術の三大流派のひとつ、覇山流の秘伝書があると言われていたのです。
その夜、アルクたちはゴーチェの国境近くの山道にテントを張り一夜を明かします。
アルクは剣技の鍛錬でひと汗かくとテントに戻り、ミーネは馬車、ウェンヌとふたりきりになります。
アルクが上半身裸になり欲情するウェン。
互いに抑えが利かなくなる恐れがあり、アルクは汗だけを許します。
アルクに抱きつき口づけを交わし、上半身の汗を隈なく舐め終えるとウェンヌは下半身の許しをアルクに請い、頷くアルク。
そんなテントのふたりを覗くミーネは、自ら慰めるのでした。
そして、他にもテントの様子を窺う1人の女が居ました。
【漫画】終末のハーレムファンタジア3巻-13話ネタバレ
朝、若きナーガラ領領主・アルクは目を覚まし、隣で眠るメイド・ウェンヌを残しテントから出ると、女囚・ミーネのもとに向かいます。
ミーネが近づいて来る3、4人の気配を感じ様子を見にアルクから離れた途端、4人の悪漢がアルクの前に現れたのです。
リーダー格の男にアルクは行商人の振りをし応対。
別の男2人が馬車の荷物をあさり始め、アルクは野盗と判断します。
テントに居たウェンヌが見つかり、助けようとするアルクの喉元に、リーダー格の男は剣を突きつけます。
ウェンヌは男3人に襲われ、助けに行けないアルクは、その場からウェンヌに許可を与えます。
すると、ウェンヌの身体からマハト(世界を統べる力)が溢れ出し、瞬く間に男4人を返り討ちにしたのです。
リーダー格の男が目覚めると、ロープで樹に縛りつけられていました。
この男はミーネのかつての手下でした。
男は北から南下して来たとみられ、取引きに応じない男を軽く脅しアルクはゴーチェ領の現状を聞き出します。
ゴーチェは雪に覆われた美しい国でしたが、今や地獄と化していたのです。
瘴気で人々は死に、増え続けるモンスターにゴーチェ軍は手を焼いていました。
そして、白く毛深い巨大な猿『雪原の魔人』サスカッチを男は山で見たのです。
一方、元ナーガラ家の女騎士・セリーヌと魔法少女・ジョアンナはダンジョンに入りました。
その様子を酒場に居た悪漢2人が窺っていたのです。
薄暗い洞穴の中を光魔法で照らしながら進んでいると、突如、キラーラット3匹が出現。
セリーヌが2匹を剣で切り捨て、残る1匹は水魔法・水の刀(アクアラーマ)でジョアンナが始末します。
ジョアンナはドロップアイテムの魔石(魔力の混ざった石)を拾います。
冒険者ギルドで換金してもらえ、今拾った程度のものなら5ダラ、純度高ければ1万ダラにもなります。
今回のダンジョンの目的はダンジョンに慣れることと小遣い稼ぎ、深い階層までは行きません。
小遣い稼ぎに眼の色が変わるセリーヌなのでした。
あたり一面、雪に覆われた銀世界、とある一軒家がありました。
父と兄・ヒョードルは亡くなり、幼い少女ターニャと姉、そして母の3人暮らし。
今日はターニャの命名日でした。
せっかく育てカブとニンジンは瘴気に汚染され、黒パンだけのお祝いでした。
母は父とヒョードルを思い、思わず涙が溢れます。
テーブルについた3人は祈りを捧げ、そしてターニャが黒パンに立てたローソクを一気に吹き消します。
母と姉に祝われターニャがお礼を言ったその時、扉をぶち壊し3体の魔物・オークが侵入したのです。
娘たちを庇い、オークに立ち向かう母。
しかし母はオークの返り討ちに遭います。
ターニャと姉はオークに捕まり、1体のオークが姉を襲います。
別の1体がターニャを襲おうとしたその時、救いに現れたのは旅の商人夫婦・アルクとウェンヌでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア4巻ネタバレ
4巻 | ||||
14話 | 15話 | 16話 | 17話 |
【漫画】終末のハーレムファンタジア4巻-14話ネタバレ
3体のオークに襲われる家族に遭遇した商人夫婦を装う若きナーガラ領領主・アルクとメイド・ウェンヌ。
ふたりはオークを瞬殺、幼い少女ターニャの窮地を救います。
ターニャの家のベッドに横たわる姉に意識はなく、ウェンヌが付きっきりで看病します。
1年前、ターニャの父と兄・ヒョードルは瘴気で亡くなっていました。
父とヒョードルは顔が黒くなり、血を吐いて亡くなったのです。
母の顔は黒くならないまでも、最近は体調を崩していました。
ターニャと姉に瘴気の影響はありませんでしたが、作物は枯れ魔獣(モンスター)が暴れ、この土地では生きられないとターニャは絶望します。
父・アノール伯爵と同じく、瘴気は高齢者ほど症状が悪化するとアルクは考えます。
ターニャは、この辺りで病気が治ったという話は、聞いたことがありませんでした。
翌日、亡くなったターニャの母を埋葬。
助けることが出来ずアルクはターニャに謝罪。
しかしターニャは気丈に振る舞います。
アルクはひとり、家の周囲を見回りしていると、助けを求める女が駆け寄って来たのです。
一方、元ナーガラ家の女騎士・セリーヌと天才魔法少女ジョアンナはダンジョンを探索、下層階に繋がる階段を発見します。
10階層に居ると噂される魔獣コカトリスは猛毒と石化で攻撃。
回復手段を持たないセリーヌとジョアンナは、浅い階層で経験値と魔石を稼ぐことにします。
そんな矢先、ダンジョンの奥から助けを呼ぶ声。
セリーヌとジョアンナが駆けつけると酒場に居た悪漢2人が骸骨戦士(スケルトンウォリアー)2体に追われていたのです。
ふたりは苦戦しながらも骸骨戦士を撃破。
剣士の骸骨戦士はセリーヌが剣で一刀両断。
アーチャーの骸骨戦士はジョアンナが水魔法・水の槍(アクアランシア)で貫きます。
セリーヌは敏捷性の上がる指輪を、ジョアンナはよく分からない藁人形を手に入れます。
2体の骸骨戦士は元冒険者でドロップアイテムは生きていた頃のもの、セリーヌは2体の強さに納得し敬服するのでした。
悪漢2人は助けてもらった礼に、セリーヌとジョアンナに1つの宝箱を譲ります。
セリーヌが止めようとした矢先、ジョアンナは宝箱を開けてしまい、宝箱は強い光を放ちます。
宝箱はセリーヌとジョアンナを逆恨みした悪漢2人のトラップ、転移魔法が仕掛けられていたのです。
セリーヌが石像を見つけ、ジョアンナは嫌な予感が…。
そして、その予感は的中。
コカトリスが突如、巨大な姿を現したのです。
【漫画】終末のハーレムファンタジア4巻-15話ネタバレ
酒場に居た悪漢2人の罠にはまり転移された元ナーガラ家の女騎士・セリーヌと天才魔法少女・ジョアンナは魔獣コカトリスに遭遇。
先陣を切ったセリーヌはコカトリスに見事、一撃を加えたものの、コカトリスには物理耐性があり、セリーヌの剣は効果がありません。
続いてジョアンナが水魔法・水の槍(アクアランシア)で攻撃。
呪文を詠唱する間、セリーヌがコカトリスの注意を引きます。
コカトリスを傷つけ水魔法の効果を確認した矢先、ジョアンナはコカトリスの眼を見てしまい石化されたのです。
ジョアンナを担ぎ一旦引くセリーヌでしたが、石化したジョアンナがひび割れて行きます。
動揺するセリーヌ。
しかしジョアンナの石化は解け元の姿に戻ります。
骸骨戦士(スケルトンウォリアー)を倒した時に手に入れた藁人形の効果でした。
そして、藁人形は塵となり跡形もなく消え去ります。
セリーヌの剣は効かず、ジョアンナの水魔法にも魔力の限界があります。
藁人形はなく、もう後のないふたりでしたが、ジョアンナはセリーヌの剣に魔法をかけ、水の剣(アクアスパーダ)に変化させます。
魔力を使い果たしたジョアンナは、その場に倒れこみました。
水の剣は気を込めた時にだけ鋭い刃となり、魔法の効力は長くは続きません。
セリーヌは再びコカトリスと対峙。
ギリギリまで間合いを詰めると、目を閉じコカトリスを一刀両断します。
そして、ジョアンナは氷の魔導書を手に入れ、セリーヌは大量の書物の中から覇山流の秘伝書を探さなければなりませんでした。
コカトリスが死に、石化された人々も元に戻り、ふたりはみんなと街に戻ることにしました。
一方、若きナーガラ領領主・アルクに助けを求める女を追っていたのは、2体の魔狼フェンリル。
1体のフェンリルの攻撃を躱しながら、アルクは剣でそのフェンリルの胸を突き刺します。
ところが、別の1体に後ろから利き腕を咬まれ負傷します。
フェンリルと再び対峙するアルク、祈り続ける女。
追い詰められたアルクを救ったのはメイド・ウェンヌ。
大木でフェンリルをぶん殴り倒したのです。
ウェンヌに女を任せ、アルクは自ら負傷した腕を手当します。
マハト(世界を統べる力)は自身の身体能力を高めず、アルクは苛立ちを覚えます。
すると、ウェンヌが唸り声に気づきます。
新たに3体のフェンリルが、アルクたちの方に向かって来たのです。
大木を持ち上げようとするウェンヌでしたが持ち上がらず、ウェンヌのマハトは既に切れていました。
補充することも出来ず、アルクたちは絶体絶命のピンチに陥ります。
アルクはフェンリルの後方に女を見つけ、大声で危険を知らせます。
フェンリルが女に襲いかかると、雪魔法・雪の牙(スニァージニクルイク)で女は3体のフェンリルを瞬殺したのです。
女は歩みを止めず、配下の兵たちがアルクとウェンヌを包囲。
そして、その女はゴーチェ大公国白虎騎士団団長キャシア・ウェスキーと名乗ったのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア4巻-16話ネタバレ
一面雪に覆われた雪原。
ゴーチェ大公国白虎騎士団団長・キャシア・ウェスキーは、魔狼フェンリルから逃れた女の労をねぎらいます。
キャシアは若きナーガラ領領主・アルクに素性を尋ねると、アルクは設定通り商人と答えましたが嘘だと見抜かれます。
ゴーチェ大公国国境付近でテントを張っていた時から、アルクたちは監視されていたのです。
メイド・ウェンヌの手を取り、キャシアに背を向け走り出すアルク。
キャシアの雪魔法により作られた巨大な雪の壁に阻まれ逃げ場を失い、キャシアの部下たちに捕らえられるのでした。
白虎騎士団の詰所の牢に手錠をはめられ投獄されたアルク。
幼い少女ターニャや白虎騎士団の兵たちを思い出し、何か違和感を覚えます。
牢に尋問に来たキャシアは、全てをお見通しでした。
アルクがナーガラ領領主で、父・アノール伯爵が病に臥せ、その原因が瘴気に汚染されたゴーチェ・プラムであること。
そして、その原因を探るためメイド・ウェンヌと商人に扮しゴーチェまで来たことまで知っていました。
それでも、白を切り通すアルクを追及もせず、キャシアは、この1年のゴーチェの惨状を説きます。
何故なら、アルクがゴーチェで生きているのは異常なことだからです。
ゴーチェではこの1年の間、多くの民が瘴気で死に、大公も瘴気に蝕まれ余命僅か。
兵たちは、父や兄、そして息子を亡くしていました。
瘴気は男だけを蝕み、ゴーチェは女だけになったのです。
ゴーチェは今も瘴気に満ち、男のアルクが生きていられるはずがなかったのです。
アルクは黒竜によって守られていることを確信します。
キャシアは剣を突きつけ、瘴気を防ぐ方法を問い質しましたが、アルクは何も明かしません。
ゴーチェを救う手だてを失うと、逆にキャシアを脅して見せたのです。
交渉するつもりのないキャシアは牢を後にします。
夜になり、ウェンヌは眠りにつき、アルクはひとり起きていました。
突如ダークエルフの女・ラティーが牢内に現れます。
ウェンヌは目が覚め、ラティーに気づき警戒します。
ラティーは唐突にアルクと唇を重ね、ウェンヌは驚き、アルクはラティーに激怒します。
アルクには『一息分』のマハト(世界を統べる力)が貯まっていました。
アルクの知らないマハトの力が、まだあったのです。
その力についてアルクに耳打ちし、最後に代償を示唆するとラティーは消えるのでした。
にわかに騒がしくなり、看守を務める兵が持ち場を離れます。
すると、牢の外の廊下の床の隠し扉が開き、ターニャが現れます。
ターニャは牢の鍵を開け、巨大な魔人が現れたから逃げろと言うのです。
月明かりが照らす雪原で、キャシアは雪原の魔人サスカッチと死闘を繰り広げていました。
しかし、キャシアの雪魔法はサスカッチには通じなかったのです。
【漫画】終末のハーレムファンタジア4巻-17話ネタバレ
幼い少女ターニャの手引きで脱獄した若きナーガラ領領主・アルクとメイド・ウェンヌ。
ターニャの案内で雪原を走り、小さな集落を目指します。
アルクはふたりを逃し、ターニャに聞いた雪原の魔人サスカッチを見た場所へ、ひとり向うのでした。
ゴーチェ大公国白虎騎士団団長・キャシア・ウェスキーとサスカッチが対峙するのを目の当たりにし、アルクはサスカッチの巨大さに驚きます。
キャシアの魔力は尽き剣で攻撃するも、その刃はいとも簡単にサスカッチに砕かれてしまいました。
部下たちは倒れキャシアが万策尽きたその時、サスカッチの背中をアルクが背後から剣で突き刺します。
しかし、効き目は全くなく、サスカッチはキャシア目がけてアルクを投げ捨て、そしてアルクとキャシアを厚い氷で覆われた空間に閉じ込めました。
サスカッチはふたりに恐怖を与え、ゆっくりと凍らせるつもりでいたのです。
キャシアにこの氷の中から抜け出す手立てはなく、アルクはナイフで自身の掌を切り、その掌をキャシアに差し出すのでした。
サスカッチは集落を襲い、人々を氷漬けにし、その氷を砕きます。
そして、ターニャとウェンヌが逃げ込んだ集落にもサスカッチが現れました。
鼻の利くサスカッチは直ぐにふたりを見つけ、氷漬けにしようとしたその時、再びキャシアが立ちはだかります。
アルクはターニャを抱きかかえ、ウェンヌとその場を後にします。
キャシアが時間を稼ぐ間に、出来るだけ遠くへ逃げようとしていました。
サスカッチはキャシアの力が増したのを感じていました。
しかし、アルクのマハト(世界を統べる力)を注ぎ込んだキャシアをもってしても、サスカッチを倒すことは出来ません。
必死に逃げるアルクたちでしたが、サスカッチはひとっ飛びで追いつき、アルクの首をつかみ、軽々と持ち上げます。
ウェンヌたちを悲嘆させ喜ぶサスカッチに憤るアルク。
その異常な魔力を感じサスカッチは驚きます。
アルクの合図で雪の壁を作るキャシア。
ターニャとウェンヌの前にも壁が作られます。
そして、アルクは黒竜の伊吹(シュバルツ・アーテム)を放ち、サスカッチを跡形もなく焼き尽くすのでした。
アルクは遠のく意識の中で、アウレリアを思うのでした。
その頃。
帝国では、皇帝の寝所に大賢者が訪ねていました。
皇帝は皇太子の子を待っていましたが、皇太子は心を決めかねていました。
皇帝の待つ世界を救う約束の神子、それは皇太子とアルクの従姉で皇太子妃・アウレリアとの間に出来る子のことだったのです。
アウレリアは自室の窓越しにひとり座り、遠くの月を眺めていました。
【漫画】終末のハーレムファンタジア5巻ネタバレ
5巻 | ||||
18話 | 19話 | 20話 | 21話 |
【漫画】終末のハーレムファンタジア5巻-18話ネタバレ
仄暗い水の底へと沈む若きナーガラ領領主・アルク。
両親の姿が浮かぶとたちまち消え、そしてアルクの従姉で皇太子妃・アウレリアが助けを求めます。
アルクがアウレリアの名を叫ぶと、そこはとある一室のベッド。
傍にはゴーチェ大公国白虎騎士団団長・キャシア・ウェスキーが居ました。
黒竜の伊吹(シュバルツ・アーテム)を放ったアルクは3日間眠り続け、看病を続けたメイド・ウェンヌも隣の部屋で寝ていました。
キャシアが目くばせし部下を退室させアルクとふたりきりになると、アルクに跨り唇を重ねます。
キャシアは自身の欲情に驚き、そんなキャシアをアルクが受け入れると、欲望のままアルクの上半身に唇を這わせます。
アルクは期せずして、勇猛で名を馳せる将軍を手に入れたのです。
ところが口づけで満足したと、キャシアはほどなくして止めてしまい部屋を後にします。
これまでの女たちとは違うその自制心に、アルクは感服するのでした。
一方コーザ王国・王都を帝国軍が蹂躙。
侵略の手を緩めることなく帝国は領土を拡張していました。
コーザ王国の王妃と王女を皇帝に差し出す予定でした。
ゴーチェ大公国での魔力の爆発は大賢者の知るところでしたが、地底より復活した魔物との潰し合い程度に考えていました。
帝国では現在、魔法壁を建設中で、魔法壁は瘴気を通さず、男たちが死滅する帝国以外の国々を制圧するのは容易いと考えていたのです。
目覚めたアルクはキャシアと共に、サスカッチの被害を受けた集落を見回り、アルクはキャシアが民に慕われていると知ります。
白虎師団の詰所に戻ると、アルクはゴーチェの現状をキャシアから知らされます。
瘴気の発生源はゴーチェの北東部の山岳地帯にある太古の洞窟と考えられていました。
洞窟には古代魔術による結界が張られ、その上、洞窟周辺には強力な魔獣が跋扈、瘴気を止めることは出来ませんでした。
ゴーチェには民を連れ南下する他、道はなく、ところが南には帝国、南西にはスィーナ河を越えランシア王国があったのです。
帝国は領内の鉱山から採掘した魔鉱石で長大な魔法壁を建設。
結界を張り瘴気を防ぐ準備を進めていました。
魔法壁には大量の魔鉱石と魔導士が必要で、ゴーチェが建設するのは不可能でした。
ランシア王国は精強な重装騎兵軍団で知られ、大陸で唯一、帝国に対抗する強国。
ゴーチェは過去5度に渡り戦をしましたが決着はつきませんでした。
そして残る南東。
そこはナーガラ領だったのです。
アルクはキャシアがナーガラを攻めるために東部に送られたと気づくのでした。
しかし、アルクは別の選択肢をキャシアに示します。
ゴーチェの北に魔法壁を築き大陸全土を瘴気から守るのです。
ゴーチェの有能な人材(女たち)以外にも、ナーガラの東や南からも人材を集め、アルクのマハト(世界を統べる力)を注ぎ、そして軍を興し帝国を打倒するのです。
アルクはキャシアに同盟を申し出ましたが、政治的権限のないキャシアは大公姫に伺い立てると約束します。
そして、アルクはアウレリアを迎えに行くと決意を新たにするのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア5巻-19話ネタバレ
帝都イデオ。
若きナーガラ領領主・アルクの従姉で皇太子妃・アウレリアは、自室で神に祈りを捧げていました。
子を成さないアウレリアに自ら皇太子のため努力するようにと、大賢者・ジャバは大人びた下着を着けるよう勧めます。
ジャバが部屋を後にすると、下着を着けたマネキンを倒し荒れるアウレリア、ベッドに潜りアルクのことを思うのでした。
ナーガラ領に戻ったアルクはティアに迎えられ、ゴーチェ大公国白虎騎士団団長・キャシア・ウェスキーについて尋ねられます。
白虎騎士団の詰所の倉庫に、アルクとキャシアのふたりは居ました。
アルクはキャシアに頼まれ、ワイン樽のワインに自身の血を注ぎます。
アルクと離れていても、このワインを毎日すこしづつ飲むことでマハト(世界を統べる力)を補給出来るのです。
アルクは良い考えだと思い、これからも定期的に同じものをゴーチェに送ることにしました。
その代わりに、ゴーチェ大公についてアルクは尋ねます。
ゴーチェ大公姫・エカテリーナは一流の魔導士にも劣らぬ高い魔力の持ち主。
上級氷魔法による大公を氷で匿い眠りにつかせていたのです。
しかし、氷の眠りは一時的に進行を止めるだけ、しかも1日に施せるのは1人が限度でした。
ゴーチェでは、エカテリーナに氷の眠りを目的とした貴族が行列を成し、エカテリーナはいつ倒れてもおかしくない状況でした。
ゴーチェまで来れば、父・アノール伯爵の便宜を図るというキャシアでしたが、アノールの容態ではゴーチェまで行くのは不可能でした。
アノールはもって1週間から2週間。
こんな状況で、アルクはイスティシア家に従弟・ガビアルの成人の証たる賢神式に出席しなければなりませんでした。
ガールス家にエンシュウ家、一族が結集する中、ナーガラ家だけ欠席という訳にもいかず。
その上、帝国と戦うには大叔父・アルゲスを味方につけておく必要があったのです。
背後を取られていては、帝国と戦えないからです。
その夜。
アルクの自室にはメイド・ウェンヌ、女囚・ミーネそして獣人の娘が集結。
アルクは家筋について話していました。
イスティシア家には、トカゲの紋章のナーガラ家、亀の紋章のガースル家、そして蛇の紋章のエンシュウ家の3つの分家があり、その上に君臨するのがイーストシーの覇者、ワニの紋章のイスティシア家でした。
アルクの小難しい話に飽きたミーネがアルクを求めると、獣人の娘とウェンヌも求めて来ました。
ところが、ミーネと獣人の娘は、これまでのように欲情せず途中で止めてしまいます。
黒竜の伊吹(シュバルツ・アーテム)の代償を懸念するアルク、ミーネと獣人の娘が部屋を後にすると、ウェンヌも同じか問い質します。
すると、ウェンヌは吐き気を催しバスルームに駆け込むのでした。
一方、イスティシア領。
ダイニングルームでワイングラスを傾けるアルゲス。
目の前には素手で肉を食らう孫娘が居ました。
アルゲスは亡きトゥートを倒したアルクの手腕を知っており、アウレリアの件もあることからアルクを警戒していました。
骨まで咬み砕く孫娘はアルクがイスティシア家とことを構えるなら、アルクを噛み殺す覚悟でいたのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア5巻-20話ネタバレ
メイド・ウェンヌの妊娠で、メイド・タミィとリロは大わらわ。
立場を弁えるウェンヌは出産すべきか悩んでいましたが、若きナーガラ領領主・アルクは丈夫な子を産むよう励まします。
苛立ちをあらわにするティア。
その指摘通り貴族にとって婚姻は政略上の重要なカード。
安易にウェンヌとアルクが一緒になることは出来ないのです。
その夜、アルクは供もつれず祠にラティーを訪ねます。
ラティーの姿はなく、アルクが待っていると、何処からともなくラティーが現れます。
ラティーの話はアルクの想像通りのものでした。
黒竜の伊吹(シュバルツ・アーテム)を放ったことで、アルクのマハト(世界を統べる力)は弱まっていました。
そして、アルクが女性に精を放てば、ほぼ間違いなく女性は受胎するのでした。
以前ラティーはマハトをコントロールする方法の1つとして、多くの女を侍らすようアルクに助言していました。
ラティーはその候補者の女たちを見繕っていました。
北東部に神秘の森に静かに暮らす美しきハイエルフ。
弓術に優れ召喚魔法を使える者も居ますが人間嫌いが難点。
布教活動に勤しむ聖教会の神官。
戦に役立つ治癒魔法や身体能力向上の魔法が使用可能。
帝国に滅ぼされた亡国の姫君、その血統と槍の腕前は確かでしたが、気位が高いのが難点。
イーストシーの遥か東国より流れ着いた女僧兵(モンク)。
特殊な体術の使い手。
仲間にするには、それぞれ抱える問題点をアルクが解決する必要がありました。
アルクは仲間にする女に今は関心はなくマハトの回復が急務、ラティーはその方法を知っていたのです。
魔力を高めるマンドラゴラの粉をたっぷり溶かした秘薬がラティーの唾液と混ざることで、特別な薬効が得られました。
ラティーは秘薬は自身の口に注ぎ入れ、アルクに口移しするのでした。
半信半疑のアルクに、マハトを注いでいない女がアルクの傍に1人。
ラティーはその女で力を試せと示唆するのでした。
ナーガラ城、政務に勤しむアルクは執務室にティアとふたりで居ました。
アルクとティアとの出会いは今から10年前、ティアが12歳の頃。
両親を病で亡くし、身寄りのないティアは身体を売るしかありませんでした。
そして初めて客を取らされた夜、恐ろしくなりティアはその場から逃げ出したのです。
雨の中、街を逃げ惑うティアが死ぬと感じた時、アルクに出会ったのです。
ティアは城に暫く滞在しその後、ナーガラ家の援助で学問の道に進みました。
アルクはワインのボトルを開け1滴、自身の血を垂らすと、ワイングラスにワインを注ぎティアに手渡します。
ティアが呑もうとしたその時、アルクはワイングラスを叩き落したのです。
驚くティア。
呑むとアルクに服従する魔力がかかっていることを、アルクはティアに明かし詫びるのでした。
唖然とするティアに、一生食べれるだけの金を用意し暇を出すとしつつもアルクは、まだ傍に居てくれるのならイスティシア家の賢神式にアルクの代理として出席を望みます。
すると、魔力の有無は関係ないと、ティアは自らワインを呑みます。
欲情するティアは自らアルクに身体を差し出し、ふたりはひとつになるのでした。
【漫画】終末のハーレムファンタジア5巻-21話ネタバレ
ティアが警護の兵と共に若きナーガラ領領主・アルクの代理としてイスティシア領へと発つ日。
アルクは途中まで見送りに来ていました。
イスティシア領までは3日ほどかかりました。
そして、世界の変化は、既にナーガラ領にも訪れていたのです。
アルクがナーガラ家の騎士・ピピンとその部下を供に城へ引き返す途中、助けを呼ぶ声がします。
馬を降りたアルクたちが声のする方へ駆けつけると、岩石ゴーレム(ストーン・ゴーレム)に民が襲われていたのです。
ピピンと部下たちがゴーレムを囲み、アルクが剣で一撃を加えましたが、ゴーレムの硬さに、あっけなく刃が折れてしまいます。
ピピンがアルクを庇いゴーレムの攻撃を受け負傷。
アルクはピピンの手当をしようとしましたが、ピピンの部下たちも次々と倒されます。
やむを得ず、アルクは黒竜の伊吹(シュバルツ・アーテム)を放とうとしましたが、マハト(世界を統べる力)が足りず撃てません。
ゴーレムがアルク目がけて襲って来たその時、水の槍(アクアランシア)がゴーレムを直撃。
天才魔法少女・ジョアンナは次の攻撃を託します。
辺りを見渡すアルクでしたが、誰も見当たらず、ゴーレムは覇山烈龍剣で一刀両断のもと粉砕されました。
アルクの窮地を救ったのは、元ナーガラ家の女騎士・セリーヌだったのです。
その夜。
ナーガラ城のとある一室にアルクの父・アノール伯爵が横たわっていました。
セリーヌの知人とはいえピピンは、まだ少女であるジョアンナが信じられずにいました。
そして、ジョアンナがアノールに永の眠り(ソムヌス・グラチェイ)を施し、見事に成功します。
これにより、アノールの瘴気の進行は食い止められ、ピピンは喜ぶのでした。
アルクは謝意を伝えると、魔力を消費し疲れたアピールをするジョアンナ。
ゴーチェ大公国・エカテリーナ大公姫が連日、永の眠りを施していると知り、驚くのでした。
アルクがジョアンナにナーガラでの滞在と支援を求めると、ジョアンナは金がかかるとアピールします。
セリーヌにもアルクは謝意を伝えましたが、セリーヌは挨拶もそこそこにその場を立ち去るのでした。
そんな、ふたりをジョアンナは見ていました。
城内の大浴場に浸かり疲れを癒すジョアンナ。
セリーヌは洗い場でかけ湯をしていました。
ナーガラに来る前はアルクと再会するのを楽しみにしていたセリーヌ。
いざ会うと口数も少なく、ジョアンナに意識し過ぎと指摘されます。
水魔法で水からアルクの顔を造形しセリーヌをからかうジョアンナ。
ふたりは大浴場で大騒ぎするのでした。
一方。
明日、薄汚い人間の里に発つ凛とした美しい全裸のハイエルフの女が、身体を清め美しの森の湖から上がって来ました。
【漫画】終末のハーレムファンタジア6巻ネタバレ
6巻 | ||||
22話 | 23話 |
【漫画】終末のハーレムファンタジア6巻-22話ネタバレ
ナーガラ城に領内から多くの民が詰めかけていました。
先日現れた岩石ゴーレム(ストーン・ゴーレム)が原因で、領内に甚大な被害が出ていたのです。
謁見の間で陳情に訪れた農家から窮状を聞き、若きナーガラ領領主・アルクは被害を受けた畑の分の税を免除します。
現在、ティアはアルクの代理として大叔父・アルゲス侯爵のイスティシア領に赴いており、アルクは政務に追われていました。
そんな中、妙な陳情者、耳の尖ったハイエルフの美しい女が現れたのです。
その女は、ミンヤル族、アマン村のン=フェラリス=クラリス=デンドロニア=ポムトゥクスと名乗ります。
控えていたナーガラ家の騎士・ピピン、元ナーガラ家の女騎士・セリーヌ、そして天才魔法少女・ジョアンナ、アルクも含め誰1人として長過ぎる名前を覚えられません。
『短き者』には覚えられないと呟くと、その女は上から目線で呼んでも構わないとフェラリスと名乗り直します。
アルクはダークエルフの女・ラティが、先日言っていた女たちの1人だと察します。
マハト(世界を統べる力)をコントロールするには多くの女たちを侍らしておいた方が良く、ラティは候補者を見繕っていました。
フェラリスは、進物としてミスリル製の短剣をアルクに献上。
ミスリルは特別な魔力を帯びた鉱物で、ミスリルで作られた刃物は切れ味に定評がありました。
ジョアンナとセリーヌが短剣に目を丸くする中、落ち着き払ったアルクは礼を述べ、その目的をフェラリスに問います。
フェラリスは高飛車な態度で、問題を抱えるミンヤル族に力を貸させると言うのです。
およそ人にものを頼んでいるとは思えないそのもの言いに、ジョアンナとセリーヌは啞然とします。
ハイエルフは妙な種族だと思うアルクでしたが、その抱える問題についてフェラリスに尋ねます。
その問題とはナーガラ家の紋章、トカゲと関わりのあるものでした。
その夜、アルクはフェラリスをディナーに招待、ダイニングルームのテーブルには2人の他、ジョアンナとセリーヌも同席していました。
フェラリスはスープを堪能、一方のアルクは食事を摂りながらフェラリスについて考えていました。
ラティの話が事実ならフェラリスは貴重な戦力です。
次に出されたイノシシ肉の腸詰にフェラリスは妙な興奮を覚え、その様子を見ていたメイド・タミィは不思議に思います。
アルクは前置きなく本題を切り出し、ナーガラ家の紋章、トカゲとミンヤル族の抱える問題との因果関係について尋ねると、フェラリスは我に返ります。
ミンヤル族の抱える問題とは、トカゲの姿をした1体の凶悪なモンスターが現れ森を焼いていることで、この様なことは何百年もなかったことでした。
フェラリスの住むアマンの森はナーガラより北にあり、イルミン樹と呼ばれる木々に囲まれた美しい森でした。
ところが、1ヵ月ほど前から巨大なサラマンダーが現れたのです。
サラマンダーの身は火に包まれ口からは炎を吐き、森を燃やし始めました。
ハイエルフの弓矢や魔法はサラマンダーに効果はなく、ミンヤル族はやむを得ず人の力を借りることにしたのでした。
アルクはアマンの森が北にあると聞き、瘴気の影響をフェラリスに尋ねます。
アマンの森の更に北から凶悪な魔力を秘めた瘴気が流れ込んではいましたが、イルミン樹の霊力により防いでいたのです。
かつて、人はイルミン樹の神聖な力を求め不当に伐採。
その上、フェラリスたちハイエルフの女を見る目はいやらしく、しかも人の女は不細工。
フェラリスは異常なまでに人を嫌っていました。
これほどまで人を嫌うフェラリスがアルクを頼ったのはミンヤル族の長老の指示。
そしてフェラリスが選ばれたのはその美貌ゆえでした。
アルクが単なる色仕掛けと悟ると、プライドの高いフェラリスは奉仕の機会を与えるだけなどと高飛車な態度に出ます。
そんな高慢なフェラリスの頼みは、アルクにとって何のメリットもありません。
そうアルクが伝えると、フェラリスは更に態度が高飛車になり、アルクを強欲とまで罵ります。
フェラリスの無礼極まりない態度に憤るジョアンナとセリーヌは、ミンヤル族に力を貸すことを猛烈に反対します。
ところが、アルクはフェラリスの頼みを引き受けることにしたのです。
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【漫画】終末のハーレムファンタジア6巻-23話ネタバレ
アルク一行はフェラリスの頼みを受けて、彼女のアマン村へと向かいます。
道中、ジョアンナは、まだ力を貸すことに納得いっていない態度を示しますが、セリーヌはそのお人よしなところがアルクなのであると宥めすかします。
そのセリーヌの背には、盾のようなものが背負われており、それに気が付いたジョアンナが、疑問を持ちました。
しかし、セリーヌは、その正体について語ってはくれません。ただ、アルクからもらったものだと意味深に笑うだけでした。
アルクは、村へ向かう中で、モンスターの死骸を目にします。それは嫌でも北から流れる瘴気の影響を考えさせられるものでした。
もしかしたら、エルフの村にある神秘の木ならば、なにか瘴気への解決の手掛かりになるかもしれない。
アルクは微かな期待を胸に抱きます。
フェラリスの案内で、暗闇の洞窟を抜けた先には、一つの魔法陣がありました。
転移魔法と聞き、過去の罠のことを思い出したのか、嫌な表情を浮かべるセリーヌとジョアンナ。
転移の前に、フェラリスは、魔力の補給をはじめます。
取り出したのは薬草で生成した細長い形の氷菓でした。
それが大好物だというフェラリスは、頬を紅潮させると、小鳥がついばむように氷菓の先端に口づけはじめます。
どろりと溶けかけたそれを舌でも執拗に舐り、しゃぶりつくします。
興奮するごとに、激しさは増し、夢中になって頬張り、最後には恍惚の表情で嬌声を上げます。
一人満足するフェラリスに対して、アルク達は気まずい空気に包まれてしまいました。
気を取り直して、フェラリスの転移魔法によって、一行は、村へと飛ばされます。
そこには豊かな緑と水に囲まれた美しい光景が広がっていました。
アルク達が、それに見惚れていると、エルフの里長たちが出迎えに現れました。
そのまま里長宅へと通されると、まず意外な話を聞かされて驚かされます。
それは以前、村にナーガラの人間が訪れたのは50年程前だということ、そしてその人物が「レヴァルス・ド・レザール・ナーガラ」――つまり、アルクの祖父だという事実でした。
アルクは祖父と村の繋がりが気になり、その関係性を里長に問います。
50年ほど前、まだ人間とエルフの交流があった頃、近くの川辺で里の少女が生き倒れている冒険者を見つけました。
少女は里に連れ帰り、手当を施しました。
冒険者はしばらく里に滞在しましたが、放浪の途中だったので、少女と別れ、旅立ちました。
旅立つ前に冒険者は身分を明かし、お礼としてナイフを残していきました。
ミスリル製のナイフと祖父の関係を知るアルク。アルクには、小さいころに亡くなった祖父の記憶はほとんどありませんでした。
昔はあった人間との交流。それが途切れたのは、木を盗まれたからかとセリーヌは聞きます。里長は首肯し、近隣のエゼンティン国に圧力をかけられている事情を明かしました。
本来なら、森の奥深くにあり、霊樹の庇護にある里は、人間の圧力を無視出来ていたのだが、サラマンダーの問題でそうもいかなくなりました。
ナーガラに協力を要請したのは、祖父の関係があったことと自分達が小さい勢力だからだとアルクは推測しました。
里長の頼みをアルクは快く引き受けました。
里長に滞在を許され、一行はその日を村で過ごします。
大樹のそばで弓矢の鍛錬に励むフェラリス。そこにアルクが話しかけます。
祖父のことを訊ねてみると、フェラリスは、彼と過去に何かあったようでした。
忌々しげな表情で自分に対して好色な目を向けたことだけ語ります。
フェラリスは本来なら、人間の力を借りることは望んでいませんでした。
しかし、樹を魔獣から守るという目的は何にも優先されることでした。
その美しい樹への深い想いにアルクも共感します。
戦いへの同行を許して上げるとフェアリスのあくまで上からの物言いに、ジョアンナとまたひと悶着がある一方で、そんな里のそばでサラマンダーの脅威は確かに迫っていました。
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1話 | 2話 | 3話 | 4話 | |
2巻 | ||||
5話 | 6話 | 7話 | 8話 | 9話 |
3巻 | ||||
10話 | 11話 | 12話 | 13話 | |
4巻 | ||||
14話 | 15話 | 16話 | 17話 | |
5巻 | ||||
18話 | 19話 | 20話 | 21話 | |
6巻 | ||||
22話 | 23話 |
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