アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス)第1期の全話ネタバレと、動画を無料視聴する方法をまとめました。
PSYCHO-PASS サイコパス第1期は全22話(新編集版は全11話)となっています。
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アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」第1期の全話ネタバレまとめ
下記の青文字をタッチすると、その話数のネタバレを確認できます。
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 | 6話 |
7話 | 8話 | 9話 | 10話 | 11話 |
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス1話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期1話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期1話のネタバレここから〜
公安局新人「監視官」常守朱は、初日から雨降る殺人現場に配属されます。
公安局の「監視官」は現場の監督や指揮を行うエリート刑事。
配属先には宜野座という先輩の「監視官」が在籍しており、彼女に新しい仕事を教えることになっていました。
宜野座は「監視官」のもとで実際の現場で捜査を行う「執行官」について注意深く説明をします。
彼らに気を許してはいけない。自分たちの中にも監視官から執行官になってしまった者がいると。
実際に捜査活動を行う「執行官」の特徴は、全員犯罪係数が高く「シビュラ」によって捕獲された人格を備えているということでした。
彼らは自由な外出などが制限され、監視官とともにしか行動が出来ません。
そして執行官を乗せたトラックが現場に到着します。
そこから出てきたのはさまざまな年代の男女でした。
外見からはまったく殺しと無縁そうな執行官たちですが、宜野座は油断をしてはならないと常守を叱咤します。
監視官と執行官にはドミネーターという武器が配給され、ドミネーターは標準に合わせた相手の犯罪係数をすぐに測定。
一定の値をオーバーした場合は消去を可能とします。
常守と仕事を行うのは公安1課。
執行官は執行官の狡噛慎也、征陸智己、勝秀星、六合塚弥生の4名で、全員ドミネーターを所持します。
常守は狡噛と征陸とともに行動し、犯人を追い詰めようとします。
しかし犯人は自分の犯罪係数値が上昇してしまい、これからは一生監獄生活という未来に絶望してしまったため、すでに犯罪係数がオーバーしていました。
被害者にあった女性は犯人によって乱暴され、人質として取られてしまいます。
これを素早く追いかけたのは新人の常守ではなく、執行官の中でも鋭い眼光を放つ若者・狡嚙でした。
狡嚙は犯人を追い詰めると、素早くドミネーターを標準にあわせ犯人を射殺します。
ですが、この様子を目の前で直視した被害者女性は心理的に大きなショックを受け、彼女もまた犯罪係数が急速に上昇してしまいます。
様子を見ていた狡嚙は被害者である彼女も抹殺するためドミネーターを命乞いする女性にまで向けました。
ドミネーターのレーザーを放つ、その前に狡嚙は撃たれます。
撃ったのは新人の常守でした。
常守は「彼女は犯罪者じゃない。人を裁くのは人であるべき。犯罪係数ではない」という考えのもと、被害者保護のために狡嚙を撃ったのです。
狡嚙を撃ったのは幸い、パラライザーという麻痺モードであったため致命傷には至りませんでした。
しかしこれを先輩監視官である宜野座は。厳しく常守を咎めます。
ドミネーターに従わない前代未聞の行為である、と。
落胆した常守は、「病室で休養する狡嚙のもとへ謝罪に向かいます。常守は多いに反省しているが、こうするしかなかった」と、狡嚙に伝えます。
すると狡嚙は怒るどころか常守に賛同し、関心すら寄せたのでした。
「正義のために戦う、最初は俺もそう考えていた。どこで間違ったのか」
狡嚙はどこか寂しそうにつぶやくのです。
驚いた常守は、それでも今後公安局で正義のために戦うことを決意。
クセのある執行官たちと事件解決のために働こうと誓うのでした。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期1話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期1話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス2話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期2話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期2話のネタバレここから〜
「シビュラシステム」によって統治された日本はその科学力によって日常生活の細部にまで恩恵を受けています。
常守の自宅の一室は、全てが家具などは全てホログラムで作られており、食事も全てオートメーションシステムの管理下にあるのです。
システム下の豊かな生活を享受しながら生活を営んでいるのが当然な社会で常守は、次の事件に対してもやる気を見せようと頑張ります。
常守の特徴は、サイコパス係数がいつもクリアであることです。
いつも落ち込まず、前向きな彼女は新しい事件に立ち向かいます。
今回はドローン工場で発生した事件を捜査することになった、公安局。
今回の事件は、工場で製造されたドローンが人間を殺害するという奇妙なものです。
さっそく現場にかけつけた宜野座と常守、そして執行官の面々。
ですが事故発生現場からは、事故である以外特別なことは見つかりません。
しかし、征陸と狡噛はすでに「殺人事件」だと刑事のカンで判断している様子。
そんな彼らを嫌悪する宜野座と、強い疑問をもつ常守なのでした。
ドローン工場の責任者に話を聞くも、あくまで「事故」であることを強調。
「事件」ではないと主張します。
工場内は電波が届かず、ドミネーターなどの数値計測機器は使用不可能です。
1年間にすでに3名がドローンによって殺害されていることから、宜野座も事件性が強いと見込み、工場員名簿を公安局に持ち帰ります。
名簿は、同じく潜在犯として公安局刑事課で働く唐之杜志恩によって分析された結果、ひとりの犯罪係数が変動していることに気づきます。
金原という男性。
彼は死亡事件が発生する直前まで犯罪係数が上昇し、事件後には正常値に戻っているのです。
公安局チームは工場に向かい、狡嚙は金原を脅します。
犯罪係数が上昇した金原は、ドローンに対して謎のプログラミングを移植、狡嚙たちをドローンで襲います。
ドミネーターに計測させるため、狡嚙はあえてドローンを電波の届く箇所にまで誘導、無事金原を確保したのでした。
しかし、常守はそのときの狡嚙の目が「獲物を追いかける肉食獣のもの」であることに戸惑います。
狡嚙の真意がわからない常守は、ネットスペースにアクセスし、メンタルサロン・タリスマンに助言を求めます。
同僚のことがよくわからないという悩みに対し、タリスマンは「ありのままの彼を見てはどうか」とアドバイスをしました。
しかし直後に再び公安局から事件案件が。
今度はある男性が失踪したという事件。
部屋内部に張り巡らされたホログラムには異変があり、ソファの影には傷が隠されていました。
部屋に住んでいたと思われる男性、葉山はなんと常守の知っているバーチャルアバター、タリスマン自身だったのです。
しかし昨日、常守が相談したタリスマンは、すでに死亡していたということになります。
困惑する公安局チーム。
一度、偽のタリスマンと接触することにした宜野座と常守は、バーチャル空間で圧倒的な人気を誇るタリスマンにアクセスします。
そこで「以前常守とは同級生だった」というもうひとりの人気アバター、「スプーキーブーギー」から常守に接触がありました。
「スプーキーブーギー」はタリスマン人気が面白くないこと。
そして公安局に貢献して見返りをもらいたいということから、常守たちにある提案をします。
それは「アバターオフ会を実施して、タリスマンを呼ぶ」というものでした。
現実世界でタリスマンを呼べば、捕獲できるはずと考えた常守。
公安局チームは「偽タリスマン捕獲作戦」に乗り出します。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期2話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期2話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス3話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期3話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期3話のネタバレここから〜
スプーキーブーギーの協力で発動した「偽タリスマン捕獲作戦」は失敗に終わります。
常守はオンライン通信でスプーキーブーギーに呼び出され、怒りを買う事に。
スプーキーブーギーは、今後常守とは一切接触しないと通信を切断してしまいます。
しかし、この通信のログを狡嚙は記録しており、分析を唐之杜に依頼。
その結果、スプーキーブーギーは前回まで「公安局」と言っていたのに、何故か今回の通信だけ「警察」と呼んでいることが判明します。
これは別人ではないかと狡嚙は推定し、常守はスプーキーブーギーの身を心配します。
一方。
宜野座は、タリスマンの通信発信地を逆探知することで確定し、さっそくマンションに縢と六合塚チームで乗り込みます。
ですがすでに、爆弾がマンションに仕掛けられており、宜野座は傷を負うことになってしまいました。
さらに常守と狡嚙のもとに、スプーキーブーギーのアバターの人物であろう女性が失踪した、という情報が舞い込みます。
現場の一室からは前回と同じように、排水溝から肉片が発見されました。
自分のせいで彼女を巻き込んでしまったのでは…と落ち込む常守に、狡嚙は「犯人を追う」ことが彼女への手向けだと言い聞かせるのでした。
唐之杜のラボで、犯人のパターンを監視官・執行官チームは絞り込みます。
そこで浮かびあがったのが、御堂正剛という人物。
彼は今までのどのアバターのコミュニティにタイミングよく接触し、現在は「メランコリア」というアバターコミュニティにアクセスしていることが判明します。
常守・狡嚙・征陸の3人は御堂の場所を探知、現場に急行しました。
御堂は確かに現場にいましたが、ホログラムを巧みに操り常守たちをかく乱します。
征陸の機転と狡嚙の活躍で、なんとか御堂に致命傷を与えたものの、現場からは取り逃がしてしまいました。
御堂は自室に向かい、自分が成り代わっていたアバター全員に声をかけます。
御堂は彼ら以上に彼らを愛していました。
しかし突如、タリスマン・スプーキーブーギー・メランコリアが御堂に対し中傷をはじめます。
傷つく御堂のもとに、もうひとり人物が現れました。
美しい顔、白髪の青年は御堂に宣告します。
「そろそろお別れだ、御堂正剛」
彼は今まで御堂に興味があってアバター乗っ取りに力を貸してきましたが、それももう飽きたと告げて立ち去ります。
青年が立ち去ったあと、ホログラムの壁からはドミネーターが御堂を狙い、射殺。
執行官の縢と六合塚はいち早く、御堂の自宅をつきとめたのですが、謎の青年はすでにいなくなったあとでした。
「誰かと話をしていた?」と不審に思うふたりですが、正体はつかめず御堂は死亡します。
「アバター乗っ取り事件」が解決したことを受けて、宜野座は常守に「よくやった」とようやく彼女を認める発言をします。
しかし同時に、「執行官との距離を気をつけろ」と忠告するのです。
不思議がる常守の端末に送られてきたのは、執行官である狡嚙の個人情報でした。
狡嚙は実は、以前監視官であり「犯罪係数上昇のため執行官に降格」となっていたのです。
困惑した常守は、事情を知っていそうな執行官たちに狡嚙の過去について問いかけます。
唐之杜は狡嚙がある事件に非常に、こだわっていることを示唆しました。
それは「標本事件」という事件。
監視官であった狡嚙の下で執行官として活躍していた部下、佐々山が死亡したという事件です。
しかし佐々山の死体は、バラバラに解体されプラスチック処理を施されたもの。
生体標本として切り刻まれた佐々山は、繁華街のホログラムの裏側に隠されていました。
大勢の人が通るのに、誰もホロのせいでその死体に気づかなかったのです。
事件は同じ薬剤を保有していた「藤間」という青年の仕業ということで解決しています。
ですが狡嚙は、どうやら佐々山が残した何かを追いかけているのではないか、と唐之杜は常守に明かします。
狡嚙はちょうど、宜野座と自室で会話をしていました。
ドローン事件もアバター事件も、誰かから特殊なプログラムをもらい犯行に及んだという共通点があります。
狡嚙はこの一連の事件が「標本事件」と類似している言うのです。
一体これらの事件を裏で仕切る人物は誰なのでしょう。
そしてその目的とは。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期3話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期3話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス4話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期4話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期4話のネタバレここから〜
渋谷区の公園を点検中に、若い女性の遺体が発見されました。
女性の身元は、私立名門高校「桜霜学園」の女生徒。
しかも彼女の遺体は切り刻まれ、薔薇で飾られていました。
遺体に使用されていた樹脂から、宜野座は「標本事件」との類似性を即座に感じます。
狡嚙の暴走を防ぐため、宜野座はあえて狡嚙に「桜霜事件」から外れるよう命令します。
そして常守には狡嚙の監視を命じるのでした。
宜野座の命令を大人しく受けた狡嚙を心配した常守は、狡嚙という人間を知るために「標本事件」について尋ねます。
狡嚙はそこで、自分が何故「標本事件」にこだわるのかを告げるのでした。
佐々山執行官が「標本事件」の餌食になったこと。
その佐々山執行官は、藤間以外の真犯人の存在を信じていたということ。
その真犯人の証拠とは、佐々山執行官が保存していた一枚の男の写真でした。
男の名は「マキシマ」
狡嚙は未だに彼を追跡しているのでした。
常守・狡嚙以外の公安局チームは、早速「桜霜学園」へ聞き込みを開始。
食堂では、密かに死亡した少女の話をしている、ふたりの少女がいました。
美佳という少女は、自分のサイコパスの値が曇ることを危惧しています。
一方の加賀美という少女は、友人である葦歌が失踪したということもあり、気が気でない様子です。
そこを通りがかったのは、「桜霜学園」の特待生である美少女・王陵瑠華子。
王陵は美術部の部長として学園に君臨し、女生徒の憧れを集めていました。
王陵は美佳と加賀美に美術部に加入しないか、と誘います。
美佳は違和感を感じて拒否しますが、加賀美は王陵の美しさと気高さに心酔するのでした。
王陵は放課後、美術室でキャンバスに向かいます。
キャンバスには女生徒が描かれている様子。
その背後には、美しい青年教師が読書をしています。
王陵は青年教師に「槙島先生」と声をかけ、シェイクスピアの話を親し気にかわすのでした。
暗くなった自室で、王陵は自分の出自についてひとり語り始めます。
父親である芸術家の王陵牢一はすでに脳死の状態となり、以前あった美術への意欲を無くしていました。
娘である瑠華子はそれが許せず、父の作品は自分が作り続けるというのです。
王陵瑠華子の部屋には、すでに死亡した葦歌がいました。
王陵は学園の地下へ向かいます。
その後ろには槙島の部下という、チェ・グソンの姿がありました。
王陵の作業の手助けのために、彼は付き添っている様子です。
王陵瑠華子はそこに、葦歌の遺体を運び込みます。
チェ・グソンは「薬剤」を槙島のもとから運び終わっていることを彼女に告げました。
王陵瑠華子は、地下室の密室で遺体をバラバラにしたあと、薬剤で固めていたのです。
葦歌がいなくなったことに心を痛めている少女・加賀美は、ついに王陵の部室を訪ねてしまいます。
王陵のキャンバスを見ると、そこには失踪した葦歌が描かれていました。
しかしそこで加賀美は、王陵によって睡眠薬を注入されてしまいます。
彼女もまた、例の地下室に運ばれてしまうのでした。
別の日、今度は都内の雑木林から「桜霜学園」のオブジェ遺体が出現します。
宜野座監視官たちは学園へ。
一方で狡嚙は犯人のプロファイリングを開始します。
「オブジェ」の陳腐さや類似性を指摘した狡嚙は、有名画家・王陵牢一と類似している作品であることを突き止めます。
さらに、美術部の映像を解析し王陵瑠華子が犯人であることを突き止めました。
外出許可のない狡嚙は、常守を従えて「桜霜学園」へ乗り込むのでした。
美術室へ向かった狡嚙は、ドミネーターを王陵瑠華子に向けます。
犯罪係数がオーバーしたのを確認した狡嚙は彼女を撃とうとしますが、彼女は逃亡。
ホログラムをまとったチェ・グソンの導きによっていつもの地下室へ誘導され、その姿を消しました。
学園から遺体が運び出される様子を、加賀美の友人・美佳が見つめます。
王陵のもとに行く事を止めなかった自分を激しく後悔し、泣きじゃくる彼女。
執行官である六合塚がそんな彼女をそっと慰めるのでした。
(美佳はやがて公安局を目指すことになります)
グソンは王陵瑠華子を地下の奥に誘導し、廃棄された地下鉄路線まで案内します。
周囲が暗くなり、不安を覚えた王陵のもとに携帯電話の連絡が入りました。
それは槙島からの電話。
「なぜ僕を失望させることになったのか」と槙島は王陵に問いかけますが、王陵には全く理解出来ません。
「これ以上の成長は期待できないようだ」という言葉とともに、槙島からの通信は途切れてしまいます。
いつの間にかグソンの姿も消えていました。
気付いたときには王陵は罠にかかってしまい、動きを封じられます。
最後に彼女が見たのは、猟銃を持った男性。
王陵瑠華子はこうして殺害されてしまうのです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期4話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期4話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス5話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期5話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期5話のネタバレここから〜
「桜霜学園」によって、狡嚙が訴えていた「マキシマ」という男が存在していることが判明しました。
宜野座監視官は、狡嚙を疑っていたことを詫び、以後「マキシマ」を追跡することに同意します。
一方で世間では、全身サイボーグ化に成功したという泉宮司豊久という人物が注目されていました。
彼は現在、東京の地下開発会社の会長も兼ねており、脳と神経系以外は全て機械化に成功した人物です。
女性とのインタビューに笑顔で答える泉宮司ですが、サイボーグ化された笑顔はどこかぎこちなく、まばたきを一切しないのでした。
狡噛と常守は東京のはずれに外出します。
目的は狡噛がある人物と出会うためでした。
その人物はホログラム環境を嫌い、あえて自然の中に自宅を構えているのです。
車で訪れた狡嚙と常守は、その家の主に出会います。
家主は雑賀教授といい、以前から狡嚙と親交のある人物でした。
雑賀教授はふたりを招き入れ、わずかな間に常守を観察し、彼女の特性をずばりと言い当てます。
驚く常守を横目に狡嚙は、雑賀教授に2つの要求を依頼します。
まず、「常守にプロファイリングの集中講義を行うこと」そして「雑賀教授の講義の受講者名簿を見せてほしい」と。
臨床心理学や犯罪心理学などを学んでいる雑賀教授は、狡噛が誰かを追跡していることを察知します。
狡嚙はその人物について「シビュラシステム誕生以来、最強にして最悪の犯罪者」であると断定するのでした。
雑賀教授の家から帰る途中、狡嚙は何故常守を連れてきたのかを話します。
常守は犯罪係数が上昇しにくい体質です。
実は雑賀教授の講義を聞いた受講者の中には、犯罪係数がそれだけで上昇傾向を示す者が存在しました。
そのため、雑賀教授の技術はネットのライブラリなどには保存されず、教授ひとりが保有しているのです。
槙島はその夜、泉宮司の自宅でくつろいでいました。
泉宮司はパイプのコレクションからひとつを選びます。
それは、王陵瑠華子の骨で作られたものです。
泉宮司はそのパイプを深々と吸い、「心が若さを取り戻す」と満足します。
機械で無限の若さを手に入れたように見える泉宮司ですが、心は常にスリルを求め若さを欲しているのです。
槙島は大きな剃刀を手にしながら、泉宮司に次回の獲物はより手ごたえがあると告げます。
それは「公安局、執行官」
一夜明けたあと、公安局にて宜野座は、狡噛が常守を雑賀教授のもとへ連れていったことを叱咤します。
宜野座は、常守の犯罪係数が上昇するリスクがあり、常守はまだ子どもであると激怒していました。
しかし、常守はサイコパス指数は自分で管理できる、
立場上は宜野座監視官と自分は同じだと抗議。
宜野座は怒りを露わにしたまま部屋を立ち去ります。
その場を収めたのは征陸でした。
征陸は常守に、宜野座を許してほしいというのです。
「宜野座はな、実の父親が潜在犯なんだ」
征陸は宜野座の気持ちを代弁し、常守はしぶしぶながらも納得するのでした。
次の日、常守と狡嚙は再度外出します。
それは深夜に常守の携帯に親友から「重要」というメールが入ったからです。
指定場所は廃棄された区で、いたずらだとは思えないという常守に対し、狡嚙は常守が罠にはめられているのではと危惧します。
待ち合わせ場所にまで来たふたりは、常守が車で待機。
狡嚙が地下へ親友探しに赴きます。
しかし、これは罠でした。
狡嚙はダミーの常守の音声に騙され、廃棄された地下鉄車両内部に誘導。
同時に車両が動いてしまい、そのまま連れ去られてしまいます。
車両内には、船原ゆきという常守の友人が拘束されていました。
常守は狡噛の位置情報を見失っため、公安局チームを現場に呼びます。
車両が停止し、地下鉄外に出た狡嚙と船原。
遠くからは槙島と泉宮司が暗視スコープで様子をうかがっています。
地下空間に置かれたアイテムを手にしながら、狡嚙たちは前に進みますが、突然猟銃の音と犬のドローンが出現します。
攻撃から身を守りながらも、狡嚙はこれが罠であり、ターゲットは常守ではなく自分であったと悟ります。
船原を守りながら行動する狡嚙は非常に不利な状況でしたが、なんとか猟犬ドローンを1頭トラップにはめることで、攻撃を回避しました。
そしてこれが狩猟であるなら、自分たちにも何らかのヒントが与えられているはずと狡嚙慎也は確信。
何故船原を利用したのかを考えた結果、船原に何かがあると狡嚙はにらみます。
想像通り、船原の下着からは外部通信用のアンテナが隠されていました。
これで通信機が利用可能となります。
現場に到着した公安局チームですが、狡嚙の姿はいまだに把握できません。
宜野座は常守の勝手を責めます。
しかしそのとき、ようやく狡嚙の電波がチームのもとに届きます。
位置情報を手にした公安チームは全員、狡嚙と船原のもとへ向かうのでした。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期5話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期5話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス6話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期6話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期6話のネタバレここから〜
狡噛から発信された通信電波をキャッチした公安局チームは、さっそく全員で地下鉄駅に乗り込みます。
六合塚が周辺を調査すると、構内は妨害電波が張り巡らされていることがわかりました。
このままでは、公安チームのドミネーターが起動しません。
そこで、宜野座は常守・征陸チームと縢・六合塚・宜野座でチームを分けて行動するように指示を出しました。
地下狩猟場では、泉宮司が狡嚙と船原を追い詰めています。
ピンチに陥る狡嚙たちですが、突如公安局のドローンが目の前に出現。
現場を抑えます。
驚く泉宮司の隙を狙って狡嚙はドローンに積んであったドミネーターを手にします。
ちょうど同じころ、縢たちは妨害電波発生装置を発見し、破壊。
狡嚙のドローンが起動し、まずは猟犬ドローン一匹を仕留めます。
同時に泉宮司は狡噛に向けて猟銃を発射。
運悪く狡嚙は傷を負ってしまいます。
一度身を隠した泉宮司は、槙島と通信を行います。
槙島は、これ以上はゲームオーバーであると泉宮司に伝えます。
しかし、泉宮司は過去の戦地を思い出しながら、槙島に言います。
「(過去に)血しぶきを頭から浴びてね」
「あのときほど、命を、生きていると実感を痛烈に感じたことはない」
泉宮司はゲーム続行を決意したのです。
泉宮司はなおも攻撃をしかけてきます。
そこで狡嚙は策を練り、船原をあえておとりに仕立てます。
おとりの船原を狡嚙と勘違いした泉宮司は、仕留めにかかろうとしますが正体が狡嚙ではないと知って唖然とします。
その間に狡嚙はドミネーターを抜き、泉宮司を撃ち抜くのでした。
しかしここで狡嚙の体力が尽きてしまいます。
意識の遠くで船原が槙島に連れていかれるのを感じながら、何も出来ずに倒れ込んでしまいました。
常守と征陸は、深手を負った狡嚙を発見、保護します。
「船原ゆきが、連れていかれた」と、狡嚙が常守に伝えたところ、常守は船原を救出するため槙島のあとを追うと言い残し、現場を離れます。
狡嚙も立ち上がろうとするものの、傷が深すぎて立ち上がることすら出来ません。
征陸が応急手当を施し、狡嚙はその場にとどまることになってしまいます。
常守は地下工事現場でようやく槙島にたどりつきます。
槙島にドミネーターの標準を合わせながら、船原の解放を命じる常守。しかし槙島は動揺すら見せません。
常守はドミネーターのトリガー引こうとしますが、ドミネーターは「犯罪係数・59。執行対象ではありません」とトリガーをロック。
常守がトリガーを引こうとしてもビクともしないのです。
「僕は槙島聖護省吾。よろしく」
槙島はゆっくりと自己紹介をします。
常守は再度、ドミネーターの標準を槙島に合わせますが「犯罪係数・アンダー50」と測定され、トリガーは再びロックされてしまいます。
「僕は人の魂の輝きが見たい」
槙島は全てを見透かして常守に言います。
そして持っていた泉宮司の猟銃を床に投げ出し、常守に渡すのです。
ドミネーターではなく、人の手で殺せ。槙島のよこした選択は厳しいものでした。
「犯罪係数・48」
「今から船原ゆきを殺してみせよう」
「犯罪係数・32」
槙島は大きな剃刀を手に持ち、船原の背に切りつけます。
船原の悲鳴があがりますが、常守には何も出来ません。
「犯罪係数・アンダー20」
とうとう常守は床の猟銃を手にします。
「ドミネーターでは、僕の罪は計れない。さあ、殺す気で狙え」
槙島は落ち着いた様子のまま、常守を見つめます。
「自分の意思で人を殺す」ことが出来ない常守は、目を閉じて猟銃を発砲。
しかし弾丸は槙島を外れてしまいます。
常守は絶望し、カラになった銃を落としてしまいました。
「犯罪係数・0」
「とても残念だよ、常守朱監視官」
そう言い残して槙島は、船原ゆきの喉笛を剃刀でかき切ったのでした。
執行官である六合塚弥生は、過去にシビュラ公認のバンド「アマルガム」にギターとして参加していました。
そのときに出会った滝沢リナという女性は強い存在感があり、六合塚は好意を寄せます。
しかし六合塚は犯罪係数が上昇したため、潜在犯として更生施設に入所することに。
更生施設では、監視官であった狡嚙が六合塚と接触します。
現在多発している事件の地域がライブハウスの多い土地であったことから、土地に詳しく知性の高い六合塚と面会したのです。
狡嚙は執行官の適正を六合塚に見出し、執行官のスカウトを行いますが「自由」を信条とする六合塚弥生はこれを拒否します。
現場までのエスコートを約束に六合塚は再びライブハウスへ戻ります。
そこで見つけたのは反シビュラ活動を行う滝沢リナの姿でした。
自由に歌っていたリナは、すでに政治というポリシーに目覚め六合塚が憧れたリナではなくなっていました。
狡嚙からドミネーターの説明を受けた六合塚は、リナを説得するべく単身バンドのもとへ乗り込みます。
しかしすでにリナは反体制に目覚め、テロ活動を今後も行うことを決意していました。
ドミネーターを撃とうとする六合塚ですが、承認要求が通らず、結局リナを助けることも撃つこと出来ずに終わってしまいます。
このときに六合塚弥生は決意するのです。
「私、執行官になる」
こうして六合塚弥生は執行官となったのでした。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期6話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期6話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス7話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期7話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期7話のネタバレここから〜
公安局カウンセリングルームでは、宜野座がカウンセラーと面談を行っています。
ここ数か月の彼の激務は、彼自身の犯罪係数を悪化させているのです。
このままでは危険であるとカウンセラーは助言しています。
さらに、宜野座は公安局ビル最上階の局長室に呼ばれます。
ここにいるのは公安局トップである禾生(かせい)局長です。
禾生局長は厳しい目で宜野座を見ながら質問をはじめます。
それは、宜野座が提出した「常守朱執行官のドミネーターが正常に作用しなかった」事件の報告書についてでした。
「シビュラの判定を疑う旨の報告を、君たちはしているのだが」
禾生局長はシビュラの不具合であるという部分が気に入らない様子です。
宜野座に暗に報告書の差し替えをするように提示しています。
「いかに万全を期したシステムであろうと、それでも不測の事態に備えた安全策は必要とされる」局長はそのために監視官と執行官がいるのだ、と言います。
「システムとはね、完璧に機能することよりも、完璧だと信頼され続けることのほうが重用だ」
禾生局長の言葉は冷静ではありましたが、宜野座に反論を許さないものでした。
禾生局長はさらに、ある人物のプロフィールを宜野座に公開します。
それは、「標本事件」の犯人と目された藤間でした。
禾生局長によると、藤間もまたドミネーターが反応しない犯罪係数の持ち主であったというのです。
こうしたレアケースは、「免罪体質者」と呼ばれていると局長は説明します。
宜野座は最終的に藤間がどうなったのかを知りたがりますが、局長は「ただ、消えたのだ」と明らかにしません。
シビュラの存続を危うくする人物は、排除されていくのです。
宜野座は理解し、報告書の再提出を行うと禾生局長に約束します。
禾生局長は納得し、さらに「槙島聖護の身柄を確保しろ。ただし、殺すな」と命じるのでした。
一方で公安局では常守がひとつの決断をしていました。
公安局のシステム力を活用して自分の記憶から槙島聖護のモンタージュを作りたい、と言い出したのです。
これはメモリー・スクープという技術で記憶を再体験することで、そのときに見たものをトレースするというものでした。
宜野座や狡嚙は彼女の犯罪係数の悪化、精神状態の異常を危惧して止めようとしますが、常守の決意は固いものでした。
これからの捜査を進めるに当たって、槙島の姿がわからないのでは捕えようがありません。
仕方なく宜野座と唐之杜は、彼女の要求を叶えることにしました。
脳波モンタージュプログラムが起動し、常守の意識が船原ゆきの殺害されたあの瞬間に戻ります。
親友の悲鳴、ドミネーターの音声。
そして「残念だよ、常守朱監視官」という声が蘇り、常守の意識が集中します。
槙島聖護の姿。
常守が悲鳴を上げ、唐之杜がシステムを中断。
しかしモンタージュは無事確保できました。
最初は正気を失っていた常守ですが、宜野座の呼びかけに応じます。
しかも、常守の犯罪係数はまったく変動していませんでした。
彼女の心の強さを唐之杜は称賛します。
これで槙島聖護の姿は確保できたのです。
槙島の姿はすぐに公安局によって分析され、桜霜学園では偽名の柴田を名乗っていたことや、スプーキーブーギーの殺害現場マンションのエントランス映像から、槙島の姿をキャッチすることに成功しました。
宜野座は征陸執行官をビル屋上に呼び出します。
宜野座は悩んでいました。何故常守はあれだけの負荷をかけられながらも、正常のままでいるのか。
征陸執行官なら常守と交流があるので教えてほしい。
これが宜野座の願いでした。
征陸執行官は「彼女は自分の犯罪係数を恐れていない」と言います。
しかしこれが宜野座の怒りに火をつけました。
彼の周囲は常守も、狡嚙も全員がそういった人物だったのです。
そして実の父親ですらそうでした。
「あんたは、そんな不本意な生き方のために俺を、母さんを巻き添えにしたのか!?」と宜野座は叫びます。
征陸執行官は実は宜野座の父親でした。
しかし、ドミネーターが犯罪を裁く世の中に疑問を感じる征陸執行官は、刑事を続けることで犯罪係数が上昇。
結果、潜在犯となってしまったのです。
宜野座の気持ちをなぐさめる征陸執行官ですが、宜野座には納得できません。
公安局局長室、深夜。
ひとり禾生局長が椅子に座っています。
その目と体は絶え間なく小刻みに振動し、何やら機械の不具合のように見えます。
そして次の瞬間、禾生局長はにやりと笑いながらつぶやくのです。
「あとがないよ、聖護くん」
都内某所、厚生省指定薬局で恐ろしい事件が発生しました。
不思議な形状のヘルメットをかぶった男が、犯罪係数をクリアに保ったまま薬剤師ふたりをその場で斬殺したのです。
監視カメラに凶行は全て映像で残されていました。
さらに同日。
都内で歩いていた女性がヘルメットの男に突如ハンマーで殴りかかられ、死亡するという事件が発生しました。
「殺害が起こり得ない世界」で生活している周囲の人は、彼が何をしているのか理解できず通報もなかったのです。
女性はヘルメット男のリンチによって惨殺され、この様子はチェ・グソンが隠し持っていたライブカメラで全世界に配信されてしまいます。
公安局はこの映像と凶行を見て背後に槙島がいると確信、現場に急行します。
ただならぬ様子にエリアストレスが上昇する中で、狡嚙はヘルメットの男の犯罪係数の値が、周囲の人間と同じ値であることに注目します。
狡嚙は唐之杜にハンマーで撲殺された女性の周囲の人間の分析を依頼。
長期の間会社に出勤しておらず、犯罪係数の上昇が見られる男性をマークすると、その男性の自宅へ直行します。
ヘルメットの男性の部屋は、女性のホロが切り裂かれ、ひどいありさまの部屋でした。個人的な私怨のある人間がヘルメットをかぶり、犯罪係数を隠して女性を襲ったのです。
そこにヘルメット男が襲撃に現れます。
ヘルメット男と、同行した常守の犯罪係数を読み取るように唐之杜に伝える狡嚙。
狙いの通り、それは全く同じ値でした。ヘルメットは周辺の人間の犯罪係数をコピーする機能を持っていたのです。
常守や周辺の人間が少ない場所まで犯人を追い詰める狡嚙と征陸。
最終的にドミネーターで動きを停止させ、ヘルメットを取ると彼自身の犯罪係数は282という高値ということがわかりました。
都内の地下駐車場で、槙島とガラの悪い男たちが何やら話あっています。
ヘルメットの取引の現場のようです。
男たちは、ヘルメットを受け取ったあと秘密を知る槙島を殺そうとしました。
しかし、槙島は圧倒的に強く男たちを全員殺害します。
そしてその視線の先には、大量に積み込まれたヘルメットがあるのでした。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期7話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期7話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス8話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期8話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期8話のネタバレここから〜
都内にはヘルメットをかぶった暴徒が、あちこちを襲撃開始。
チェ・グソンによってネット網は情報操作され、不安にあおられた民衆が互いに不信感を抱きます。
結果、ヘルメットをかぶっていない者同士まで「正当防衛」として暴行を働く始末。
都内はパニックに陥ります。
公安局では、刑事課全員に召集がかけられます。
指令を出すのは局長自らです。
ドミネーターが作用しない今、彼らには電子衝撃警棒(スタンバトン)とパルスグレネード弾です。
パルスグレネードは強力ですが、電磁パルスが周囲に与える影響が強いため、使用は極力控えるように指示が出されます。
オフィス街路地裏では、槙島とチェ・グソンがヘルメット集団を集めていました。
「あんなわけのわかんないものに生活の全てを預けているほうがどうかしている」とチェ・グソンは槙島に言います。
チェ・グソンは外国人ですから、シビュラには非常に批判的な立場なのです。
そして、ここにいる男たちは、槙島による破壊の先を見たがっている者たちである、とチェ・グソンは紹介します。
いよいよ槙島たちが、本格的な行動に移ります。
公安局刑事1課は常守・狡嚙・縢が1チームとなって行動を開始しました。
まずは民衆の暴動を鎮圧することが仕事です。
ヘルメットによる暴動は槙島によるものだと考えられても、直接関与しているとは言えないと常守は言います。
しかし狡嚙は、確信を持っていました。
何故なら、これだけのヘルメットや暴動を予測しながらもシビュラに感知されないのは、犯罪係数が感知されない人間でしかないからです。
では、槙島の目的は何か?
3人が考えている内に、目の前にヘルメット軍団が出現します。
常守が警告するものの、襲い掛かってくる彼らに狡嚙が電子グレネード弾を使用しました。
ヘルメットの威力を無くした人々は、ドミネーターで処分されてしまいます。
それを恐れた民衆は途端に大人しくなりました。
狡噛は考えます。
もし槙島が暴動を起こすのなら、何か目的があるはず。
これだけ多くのエリアで暴動を発生させる目的とは何か。
暴徒が動けば公安が鎮圧にやってくる。
それすら槙島の思惑通りだとしたら。
狡噛は車内マップで暴動エリア地域を確認、さらに公安局が現在対応中のエリアを調べます。
すると一か所だけ、暴動もなく公安チームもいないエリアが浮かび上がりました。
厚生省本部ビル「ノナタワー」です。
同じ頃、車で槙島とチェ・グソンはどこかに向かっていました。
チェ・グソンはひとりでつぶやくように言います。
データの流れを追いかけると、この日本のどんなデータも必ずある箇所を通過することが分かった。
そして、もしそこで最重要なシステムが、何らかの演算をしているのであれば「全部辻褄があうんです」
チェ・グソンの考察に、槙島は素直に「君は天才だ」と賛辞を送ります。
槙島たちはこれから、そのシステムを目にするために目的地に向かうのです。
つまり、シビュラシステムの中枢でした。
車は停止し、槙島たちは下車します。
厚生省本部、「ノナタワー」前です。
ヘルメットの男たちが入り口のセキュリティを破壊し始めました。
槙島たちの行動を予期した常守たちは、宜野座に連絡を取り敵が「ノナタワー」に向かっていること、そこに槙島がいる可能性が高いことを伝えます。
宜野座は了解し、現在は人員を割り振ることが出来ないため、まずは常守たち3名が「ノナタワー」に突入するように指令を出します。
狡噛の目が猟犬のように細くなり、口元に笑みがこぼれます。
常守たちは「ノナタワー」に到着し、すでにセキュリティが全て破壊されていることを知ります。
別の通信手段で研究室の唐之杜と連絡を取り、裏ルートから「ノナタワー」の見取り図や、監視カメラ映像などのスキャンデータを、送ってもらうことに。
すると、ある事実が判明しました。
槙島聖護は最上階へ向かい、手下であるチェ・グソンは地下に向かったというのです。
しかし唐之杜によると、「地下は4階までしかない」
常守・狡嚙は槙島を捕獲するために最上階を目指し、手下は縢が追跡することにします。
念のため常守はすでに厚生省本部のセキュリティが破壊されていること、そして槙島聖護の姿を確認したことを、宜野座に通信で報告します。
が、宜野座は「槙島聖護は生きたまま捕獲しろ」と禾生局長と同じ指令を命じるのでした。
「努力する」と狡嚙は通信を切断し、常守と上階へ向かいます。
一方で縢は下の階段を探しに行くのでした。
縢は地下に潜入成功。
しかし唐之杜の言う通り「地下4階までしかない」はずの場所には、より下部に通じる階段が出現していました。
嫌な予感を抱えながら、縢は地下へ進みます。
地下4階からさらに下の階は、通信が全く届かないエリアです。
縢秀星に襲撃を仕掛けたヘルメットの男を倒したあと、通信機を奪うと、
機器から謎の男の声が聞こえてきました。
相手はチェ・グソン。
彼は縢が執行官であることを知ると、あえて通信を止めず会話をしようと持ち掛けます。
チェ・グソンが言うには「自分は現在、シビュラシステムの扉の前にいる」とのことです。
そして縢に問いかけます。
シビュラが憎くないか、お前も潜在犯のはずだ、と。
縢は同意しますが、「シビュラもクソだがお前らもクソだ」とはねのけます。
チェ・グソンは残念がり、通信を切断。
縢はさらに最奥へ。
最上階まであとわずかな道で、常守はヘルメットの男により太ももを深く傷つけられます。
その上で常守は、狡噛に自分をここに置いて狡噛は槙島のもとへ行くべきだと命令します。
とまどう狡嚙でしたが、「これは命令です!」と常守が真剣に訴えた姿を見て、さらに上階へと進んでいきます。
最上階には監視カメラなどがなく、唐之杜のサポートもここまでとなってしまいました。
しかし、ヘルメット男たちは、次々と狡嚙に襲いかかります。
ドミネーターが使用できないので、肉弾戦になり狡嚙は疲弊していきます。
辛勝でヘルメット男たちを倒すと、ちょうど最上階の階段からゆっくりと微笑みながら美青年が降りてくるのを狡嚙は確認しました。
「お前は、狡嚙慎也だ」
「お前は、槙島聖護だ」
互いに直感で名前を呼び合います。
狡噛と槙島は互いに武器なしの肉弾戦にもつれ込みます。
槙島は強く、狡嚙は負傷しており槙島が優勢です。微笑みながら槙島が問いかけます。
「シビュラシステムの正体を知りたくないのか?」
「そんなものは、お前を殺したあとでいいんだよ!」
狡噛と槙島は互いに力で拮抗していましたが、槙島の強い蹴りが狡嚙の頭の真横に入り、狡嚙は倒れてしまいます。
「ひさしぶりに退屈を忘れたよ」
槙島は大振りの剃刀を取り出し、狡嚙にとどめを刺そうと構えました。
そこで槙島の頭部が鈍い音を立てます。気絶し倒れ込む槙島。
その背後には狡嚙を追いかけてきた常守の姿がありました。
常守はヘルメットで槙島の頭部を強く殴りつけたのです。
そのまま震えている常守に対し、狡嚙は「そいつを殺せ!」と叫びます。
常守の心には船原ゆきの思い出や、槙島の恐ろしい犯罪、狡嚙の姿が思い浮かびました。
そして常守が出した結果は、ヘルメットの廃棄。そして手錠を持ちます。
「槙島聖護、あなたを逮捕します」
地下の縢は地下の最奥にまで進んでいました。
全身に数か所の深い傷を負っており、他のヘルメット男たちの襲撃にあったことがわかります。
縢の視線の先に、男が見えました。
男は室内に立ちすくみ、ノートパソコンを放置したままです。
おそらく彼が今まで通信をしてきた男だろうと縢は推測し、自らも男のいる部屋に入っていきます。
縢が呆然としながら部屋を見渡し「何だ、これは」とつぶやきます。
隣にいるチェ・グソンは興奮のあまり声を高めながらカメラのシャッターを切っています。
「この手でぶち壊すまでもねえ。こいつを世間に公表すれば、今度こそ本当の暴動が起きる!」
その瞬間、チェ・グソンの背後からドミネーターが突き出されました。
確認するまでもなく、チェ・グソンの頭部は粉々に飛び散ります。
縢は驚き、振り向きました。
そこにいたのは、禾生局長。
しかしいつもの禾生局長の姿ではなく、肉体の半分が露呈しており、皮膚の下は機械の体でした。
「局長?」
縢が呼びかけると、禾生局長は今度はドミネーターを縢に向けます。
するとドミネーターは勝手に変形し、対物解体用のデコンポーザーへと変化しました。
「やってられねえよ、クソが」
縢はつぶやきます。
自分が粉々に粉砕される運命を知って。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期8話のネタバレここまで〜
以上がPSYCHO-PASS サイコパス第1期8話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス9話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期9話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期9話のネタバレここから〜
槙島は逮捕され、ヘルメット集団や暴徒は鎮圧されました。
縢秀星執行官は任務中の逃亡として扱われています。
槙島聖護を今後どう裁くのか。
そして縢秀星はどこに行ったのか。
公安局チームのは重い課題を残していました。
局長執務室では、宜野座監視官が再び禾生局長に呼び出されていました。
禾生局長が宜野座に宣言したこと。
それは、厚生省直々の編成チームが槙島の取り調べを行うため、公安局は槙島の取り調べから手を引くこと、というものでした。
当然宜野座は納得がいかないと抗議します。
ですが、禾生局長に縢秀星執行官を逃亡させたことを指摘され、責任問題に発展する可能性を示唆され、脅されます。
宜野座はこの禾生局長の指令を、チームを集め宣言。
全員が納得のいかないまま、槙島の取り調べは断念することになります。
一方、槙島は医務室のような空間で目を覚まします。
すぐそばに初老の女性がいます。
禾生局長は目覚めた槙島に親し気に声をかけます。
「久しぶりだね、聖護くん」
槙島はかすかに懐かしさを感じますが、その正体がつかめずにいます。
相手の紙の本、それは槙島がある人物に貸したものでした。
マルキド・サドの「悪徳の栄え」
かすかに槙島の中に人物が浮かび上がります。
「この3年で僕は随分と姿が変わったからね」
禾生局長の姿をした人物は笑顔で語り掛けます。
槙島はそのとき、理解しました。彼女の中身、それはあの藤間でした。
藤間は借りていた本を返そうと思ってね、と「悪徳の栄え」を槙島に戻します。
そして藤間は語りました。
彼は厚生省に連行されたあと、脳だけの存在となり生きているのだと。
他の脳とも交換できるように、全て脳はユニット化されており、必要なときにこの義体の体を身につけることが出来る、と。
藤間は続けます。
「世間では、ぼくらのことをシビュラシステムと呼んでいる」
槙島に全てを教えるために、藤間はチェ・グソンの義眼を取り出します。
死亡直前の視覚情報をホログラムとして再現し、グソンは何を見たのかを明らかにするためです。
そこにはパッケージングされ、規則正しく並べられた脳がありました。
機械のアームによって位置変更が施され、脳は箱状のユニットに収納されています。
シビュラシステムとは、人の脳を統合し、繋げる事で拡張したシステムでした。
「人の脳を繋ぐことで極限にまで高められた本能だ」
藤間は説明します。
そして、このシビュラシステムの一員になるためには、イレギュラーな人格であることが肝心なのです。
人の行動を常に外部から観測し、情に流されることがなく、裁定を下すことが出来る人物。
藤間は槙島に、シビュラシステムの一員となれと誘っているのでした。
全て理解した槇島は苦笑いし、藤間の話を聞きます。
機械の一部になれ?ぞっとしないな、と。
シビュラシステムの一部になれることの素晴らしさを解く藤間を、槙島は素早く取り押さえます。
義体の四肢を素早く折り、動きを完全に封じるのです。
槙島は答えます。ぼくは人生を愛している、と。
「そんな立場では、純粋に試合を楽しめないからね」
局長の頭部を破壊し、むき出しになった脳ユニットを槙島は破壊します。
深夜。
狡嚙の通信端末に連絡が入ります。
「局長」と表示されたそれに、狡嚙は疑問を感じながら通話を開始します。
「今日、シビュラシステムの正体を知ったよ」
槙島の声でした。
あれは君が命をかけるようなものではない、では、どこかで。槙島は一方的に通信を切断します。
唖然とする狡嚙。
そしてすぐに今度は宜野座から通信が入りました。
「槙島聖護が逃亡した」と。
槙島は公安局の航空機内医務室から逃亡。
航空機は高速道路に墜落し、公安局チームは一斉に現場に向かいます。
しかし周辺を遮る医療ドローンが、宜野座監視官を立ち入り許可がないとして入らせません。
どういうことなのか?宜野座が戸惑っていると、そこに禾生局長が現れます。
「私が説明しよう」
宜野座は禾生局長の乗っていた車の中に連れていかれます。
宜野座はすかさず、槙島の逃亡経緯を局長に尋ねますが、局長は「それについては、開示できない」と回答しません。
そして今後の公安局の仕事を命じます。
まず、宜野座たち公安局刑事課1係は槙島の身柄の確保。
それも、「命を脅かさない」確保を行うことでした。
さらにそのために、狡嚙慎也執行官を槙島の件から任を解き、厳重な監視下に置くこと。
局長は執行官よりも槙島の命の確保を強く命じます。
公安局に戻った宜野座は、局長命令をチームに伝えます。
狡嚙は以前よりも大人しく、その指令を受け取ります。
「上の連中は槙島を裁くつもりがない」
狡嚙は考えます。
さらに、深夜の槙島のシビュラの正体を知ったという発言。
おそらくシビュラの正体を知る槙島を、上層部は利用したいのだろうと宜野座に伝えます。
しかし、宜野座には何も答えられません。
部屋の外に出た狡嚙を、常守が追いかけます。
狡嚙は、実は常守の「ドミネーターが作動しない」事件の報告書を呼んだ、と明かします。
そして、再提出文にはドミネーターに関する記述が、全部削られていたことも知っていました。
シビュラシステムで裁けない人間がいることを、上層部は隠そうとしていることを狡嚙は確信していました。
「あのとき、槙島を殺しておけばよかった」と、自分自身に後悔する狡嚙。
その様子を見て常守は、不安を覚えます。
狡嚙は再び猟犬となって槙島を殺そうとするのではいか、と。
常守は狡噛に約束させます。
「ずっと刑事でいてくれますか?」
その問いに、狡噛はうなづきました。
宜野座自身も今回の狡嚙への処分は納得がいかず、一計を案じます。
公安局地下駐車場。
公安局チームが呼び出されます。
そこで宜野座は狡噛を2係の補充要員として渡す、と言います。
狡噛を外出させるための、宜野座の考えでした。
2係の監視官・青柳も同意しています。
狡噛が2係の護送車に乗り込む直前、禾生局長が現れます。
全て知られていたのです。禾生局長は宜野座に問いかけます。
執行官が背任行為をしようとしている、と。
「この場面に君はどう対処する?」
宜野座は苦渋の表情で、ドミネーターを狡嚙に向けます。
禾生局長はさらにそのドミネーターに手をかけ、「殺害モード」にまでアップグレードさせます。
狡嚙、宜野座は覚悟を決めお互いに目を閉じます。
しかし、次の瞬間どこからか別のドミネーターが発砲されました。
神経ビームを浴びた狡嚙は倒れ込みます。
狡嚙の命を救ったドミネーターを撃った人物、それは常守でした。
「宜野座さん、そのドミネーター故障してますよ」
常守は無表情のまま、宜野座に進言します。
禾生局長の方すら見ないままで。
公安局・ラボで再び狡嚙は目覚めます。
唐之杜のラボから狡嚙は脱走することを決意。
唐之杜に別れを告げ、自室に戻ります。
自室には征陸執行官が待機していました。
征陸は、自分自身もいつかこうなるかもしれないと用意していた、と廃棄区画にあるセーフハウスの鍵と住所を狡嚙に託します。
礼を言い狡嚙は、そのまま去っていきます。
公安局ビル、テラスでは常守が紙に書かれた狡嚙の手紙を読んでいました。
「法律では奴を裁けない。俺は、法の外に出るしかない」
「常守朱、あんたの生き方は間違いなく正しい。」
「あんたの下で働けて幸せだった。礼を言う。」
常守はその場で泣き崩れました。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期9話のネタバレここまで〜
以上が、PSYCHO-PASS サイコパス第1期9話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス10話ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期10話のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期10話のネタバレここから〜
棄区画、征陸執行官のセーフハウス内。
ドミネーターの使用できない狡嚙は、室内にあったリボルバーを手にします。
槙島を殺すためにリボルバーの訓練を重ね、感覚を合わせた狡嚙は、バイクでどこかへ向かいます。
公安チーム内。
ヘルメットたちの暴動によって破壊されたシステムも、残り5日で復活するとの見込みが出てきました。
宜野座は槙島の追跡と捕獲、狡嚙の発見次第の処罰をチームに命じます。
常守はシステム復旧前に必ず槙島は仕掛けてくる、と予測。公安チームのラボで常守は、唐之杜志恩に本音を漏らします。
「朝、自分の色相判定をしてみたらびっくりしちゃいました。こんなことになったのに、ペイルターコイズ。私、どれだけ薄情なんだろう」
唐之杜志恩は言います。
「心とサイコパスは別のものよ」
常守は涙ながらに訴えます。
「じゃあサイコパスって何なんですか?心って、何なんですか?」
研究所でふたりは肩を寄せ合いました。
狡噛がバイクで向かった先は、雑賀教授の自宅でした。
槙島の次の行動を予測するべく、雑賀教授の力を借りるために狡嚙はやってきたのです。
そして狡嚙もまた、システムが復旧する残り5日までに、槙島が何らかの行動を起こすであろうと推測していました。
雑賀教授と狡嚙は、会話を通じて槙島を分析していきます。
もしこの場に槙島がいたら?
「お前、自分と槙島が似ていると思うか」と雑賀教授は狡噛に問いかけます。
「似てはいるかどうかはさておき、理解できる点はいくつかあります」
狡嚙は嫌悪の顔を示したあと、そう答えました。
おそらく槙島の行動を予測できるのは、そのためなのでしょう。
公安局局長室。
禾生局長に宜野座は、1係が狡嚙逃亡を追いかけるのに相応しい係であると熱弁します。
しかし禾生局長は、以前とは全く態度を変えています。
「ふぅん、ああそう」とだけ言うと、宜野座をそのまま外へ出してしまいました。
焦る宜野座を征陸執行官が追いかけます。
征陸の考えでは、すでに宜野座と常守は事件に深く介入しすぎているため、一度手を引くべきだというのです。
その言葉を聞いて怒る宜野座。
数日前のセラピーで、すでに宜野座の犯罪係数はすでに相当数上昇しているため、一度職を休むように提案されていたのです。
しかし宜野座はそれをはねのけました。
「他人事で済ませというのか!」
宜野座は思わず声を荒げます。
狡嚙に何もしてやれない自分。
そして色相が変化しない常守。
宜野座は無力さを感じていました。
「あんたも、狡嚙もどうしてそんなに正義の味方になりたいんだ?」
「正義じゃない。執念だ」
征陸執行官は宜野座にそう答えるのでした。
一方、局長室では禾生局長がシビュラ内で会話をしていました。
「あれは、もうだめだな」
宜野座が色相判定が濁って使いものにならないであろうことを、禾生局長は指しています。
雑賀教授の書斎。
書籍に埋もれたパソコンの画面を、雑賀教授は狡噛に見せます。
それは、古い時代の匿名掲示板でした。
そこで雑賀教授は「5日でシビュラシステムを崩壊させるには?」という質問を提示していたのです。
この中から狡嚙が気になるものを探そう、と教授は提案。
おそらくはそれが、次の槙島の目標だと。
狡噛はさまざまな情報を目にしますが、最も可能性が高いと感じたのは「食料を封じる」という方法でした。
日本がシビュラシステムで第二の鎖国状態を保てるのは、ひとえにテクノロジーが向上し、食料自給率を驚異的にアップさせたからでした。
食料はすべて、ハイパーオーツという遺伝子組み換え植物で管理され、疫病などに悩まされることもなく、安定して供給されるようになったのです。
もしこれが再び崩壊すれば、他国へ窓を開かねばなりません。
難民が溢れ、犯罪係数が悪化し、意味をなさなくなればシビュラシステムの存在意義がなくなります。
狡噛と雑賀教授は食料と農作物に関する論文や資料を当たり、関係者を探し出し、槙島の行動を予測しました。
公安局、深夜。
常守は深夜までパソコンの画面に向かっていました。
そこに1台のドローンがやってきます。常守の前にまでやってくると、1丁のドミネーターが手渡されました。
ドミネーターが常守にいつもの音声で語り掛けます。
「常守朱監視官、今からあなたに全てを見せましょう」
槙島はすでに、どこかの邸宅に入り込んでいました。
家主と歓談し、笑顔を見せる槙島。
槙島のいる家は、食料自給率向上のための貢献者である管巻博士の邸宅でした。
すでに引退した管巻老人は、久しぶりの来客を喜んでいる様子です。
その様子を見ながら、槙島は後ろ手にあの剃刀を持ちました。
数時間後、狡嚙もまた、管巻博士の自宅をたずねました。
家のセキュリティは解除され、博士は眼球をえぐられ、指は全て切断された姿で見つかりました。
確かに槙島はいたのです。
しかし、手遅れでした。
ドミネーターによって呼び出された常守は、そのまま厚生省まで導かれます。
もちろん場所は「ノナタワー」
地下が自動的に開きます。
常守の行先。それは縢秀星執行官が死亡した、シビュラシステム中枢部でした。
「縢くんを殺したの?」
常守の問いかけに、縢秀星執行官の全人生で行われるであろう実益と、シビュラの実益を量りにかけた結果、それが最善であったとシビュラは回答します。
常守は強い怒りをぶつけます。
「ふざけないでよ!槙島を裁けなかった役立たずのくせに!」
シビュラは回答します。完璧なシステムを求めても、槙島聖護のようにイレギュラーが発生してしまうのは十分あり得ると。
そのため、シビュラシステムを構築している頭脳は全て「免罪体質者」の脳である、と。
そして、さらにシステムを完全なものにするためには新しい人員、つまり槙島聖護のような頭脳が必要なのだと主張します。
常守は何故自分にこの話をしたのか、とシビュラに問います。
シビュラの回答は至極当然のものでした。
常守が生理的嫌悪をシビュラに抱いていても、シビュラの恩恵によって今の社会が成立していることは、絶対的に認めている。
シビュラを保たなければならないという思考において、われわれは一致しているのだと。
「協力関係を構築するための会見です」
シビュラシステムは常守に全てを明かしました。
常守は夢を見ます。
職業適性判定をもらうときの船原ゆきとの思い出。
縢秀星との思い出。
「あんたはなんにでもなれた」という縢の言葉。
そして、「僕はね、人が自分で行動したときのみ価値があると思っている」という、槙島の言葉。
そして最後に船原ゆきが問いかけます。
「私は、幸せだったと思う?」
常守は答えます。
「幸せに、なれたよ。生きてさえいれば」
常守は目を覚まし、シビュラと取引することを決めました。
公安局の車内で新たな現場に向かう際に、ドミネーターに向かって常守は条件を提示します。
槙島聖護の身柄を安全に確保する代わりに、狡嚙慎也の命も自分に保証しろ、と。
もしこの提案が飲めないのであれば、常守を今すぐ殺害してもいい、と。
シビュラはこの案を了解しました。
常守の急行先、それはとある高級住宅街でした。
管巻博士の家のセキュリティが機能せず、遺体が発見されたという事件で、公安局チームは集合したのです。
「狡嚙だな」征陸執行官は様子を見てつぶやきます。
常守は現場で推理します。狡嚙の目的は何か。
公安局に追跡されるまでの時間稼ぎをする方法は?
宜野座にはその姿が、狡嚙と重なって見えました。
常守はひらめくと、遺体の傷深くをスキャンするように医療ドローンに命令します。
気管部分に異物を発見した常守は、その場で異物を取り出します。
発見された異物。
それは狡噛の音声データを納めたチップでした。
槙島が子どものような笑顔で稲穂の波を通り抜けていきます。
彼はすでに、防御ウイルス生産工場のある穀倉地帯にいました。
大学内から入り、「管巻研究所」にまで向かうと彼は、カバンから教授の眼球を取り出します。
古いシステムでしか作動しないこの研究所は、生体認証しか受付していないのでした。
一方で狡嚙もまた、この穀倉地帯に辿り着いていました。
槙島がウイルスを散布するであろうことはわかっています。
止めねばなりません。
そして常守たちは、狡嚙の音声データを再生し、現時点で狡嚙と槙島がどこにいるのかを知ります。
「私たちも向かいましょう!」
常守は提案します。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期10話のネタバレここまで〜
以上が、PSYCHO-PASS サイコパス第1期10話のネタバレです。
【第1期】PSYCHO-PASS サイコパス11話(最終話)ネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のあらすじです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のあらすじここから〜
槙島のバイオテロを防ぐため、穀倉地帯にある巨大工場へ公安局が、そして狡嚙が向かいます。
工場に到着した狡嚙は、公安局も工場上空にやってきたことを確認、常守に通信をとります。
狡嚙の提案は、槙島がウイルスを調整・製造しているこの間に、外部からの電力を一切遮断するというものです。
しかし、常守はその裏にある狡嚙の真意も読み取ります。
電力供給が停止した場合、工場のセキュリティも途絶えます。その隙に狡嚙は工場に入り込み、槙島を殺害するつもりなのだろう、と常守は推測。
この推測は当たっており、どちらが先に槙島を見つけるかが勝負となります。
六合塚によって電力は遮断され、槙島はウイルス製造の中止を余儀なくされます。
このことにより、狡嚙、公安チームはともに工場に侵入成功。
次の槙島の行動を、電力の再起動とにらんだ常守は六合塚とともに管制室へ。
一方、槙島を即時捕獲するために宜野座と征陸は研究室へ向かいます。
ところが推理に反して、常守はあっさりと管制室に到着。
槙島に他の狙いがあったことに気づきます。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のあらすじここまで
以上が、PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のあらすじです。
続いて、PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のネタバレを見ていきます。
【アニメ】PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のネタバレ
以下、PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のネタバレです。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のネタバレここから〜
音声データを解析した公安局1係は、航空機で槙島のもとへ向かいます。
狡嚙が上空を見上げると、そこにはすでに公安局の航空機が飛行していました。
頃合いを見計らい、狡嚙は常守に通信連絡を行います。
狡噛は常守たちに対し、提案をします。
槙島のウイルス製造を停止させるには外部からの電力供給を断ち切るしかない、と。
しかし常守は、電源を落とすとセキュリティが全て消失。
その間に狡嚙は工場内に入り、槙島を殺害するつもりだ、と。
もちろん狡噛の思惑はそこにありました。
常守は「やらせませんよ、絶対に」と狡噛に宣言します。
「狡嚙慎也を殺人犯にはさせません」常守の強いまなざしが光ります。
どちらが先に槙島聖護を見つけるかが鍵となりました。
常守は槙島確保、狡噛の助命の際にもうひとつシビュラに提案を行っていました。
それは自分のドミネーターだけを、常時パラライザーモードとして起動させておくことです。
これであれば狡噛の犯罪係数が超過していても、救うことが出来ます。
槙島に対しては、犯罪係数関係なくパラライザーが発射できるのですから、好条件なはずです。
シビュラはどちらに利があるかを判断しか結果、槙島捕獲の時まで常守のドミネーターを常時解放し、パラライザーとして使用することを認めました。
六合塚執行官のネットワークコマンドによって、外部電力の供給システムがダウンします。
これにより、槙島の製造機器は停止。
公安局が来たことを槙島も察知しました。手持ちのバッグから素早く武器を集める槙島。
同時に、狡噛が工場内に侵入を開始します。
常守は公安局チームにある依頼をします。
もし、狡噛を見つけた場合は自分でドミネーターを撃つ前に常守を呼んでほしい、と。
宜野座を初め、執行官たちも不思議そうな顔をしますが、常守は「切り札があるんです」と言いきるのでした。
公安局チームは、槙島の次の行動は何かを考えます。
予備電源の起動ではないかと考えた常守たちは、非常電源のある管制室と槙島聖護が現在いるであろう研究室にチームを分けました。
常守とシステムに干渉できる六合塚が管制室に、宜野座と征陸が研究室に向かうことになり、チームは離れます。
管制室にやってきた常守と六合塚。コンソールはまだ生きています。
しかし、狡噛が先回りしていないことに違和感を感じる常守。
常守は推理します。
槙島がここに来ていなかったということは、他の目的のほうに動いているということ。
槙島聖護は、今の自分たちがどれほど窮地に立たされているか、よくわかっているはずです。
槙島聖護は前回、狡嚙慎也の活躍によって捕獲されたのだから。
いや、狡嚙だけではない。
公安局チームの連携によって捕まったのです。
そうなれば、槙島の目的は公安局チームを殺すことになります。
常守は宜野座と征陸に危険が迫っていることに気づきます。
六合塚には、ここに槙島が現れたときはコンソールを破壊し、電力を復旧させてはならないことを命じて、自分は宜野座たちのもとに向かいます。
宜野座と征陸は慎重に歩みを進めていきます。
宜野座は征陸に確認したいことがある、と言います。
宜野座は、征陸が狡噛の脱走に力を貸したことを見抜いていました。
苦笑いする征陸に、宜野座は怒ります。
征陸の行為は、刑事として狡噛を認めて宜野座は認めず、捨てたも同然だと。
槙島の確保のために狡噛を放ち、宜野座は槙島を捕獲できないと判断し、見捨てたのだと。
征陸は否定します。
その瞬間、宜野座は足元のトラップ線にかかってしまいます。
崩れ落ちる巨大な資材。
宜野座の左半身は、資材によって埋もれてしまいました。
急いで宜野座のもとに駆け寄ろうとする征陸の背後に現れた男がいます。
槙島です。
征陸と槙島は戦闘態勢に入ります。
槙島は銃、剃刀を使いますが、征陸は義手でそれらを回避。
とっさに槙島の身を抑え地面にたたき落とします。
「終わりだ」
征陸は槙島の身柄を抑えたまま言います。
「いいや、違うね」
槙島はにやりと笑うと、コートの中から手製の爆弾を取り出します。
そしてそれを、宜野座の方へ放り投げたのです。
戸惑う征陸に、宜野座が命令します。
「執行官!やつを逃すな。絶対に離すな!」
しかし、次の瞬間、征陸は宜野座の方向に向かって走り出します。
そして爆弾を自分の身に寄せました。
そして、爆発音が響き渡ります。
槙島はそのまま逃亡。
宜野座は煙の中、左腕を潰しながらも何とか資材から這い出します。
征陸は仰向けに倒れ、その半身からは大量に血が漏れ出ていました。
「馬鹿!何故放した!あんたは刑事だろ?」
宜野座は征陸を抱き寄せます。
わずかに残った意識を起こし、征陸は宜野座に手を伸ばします。
「刑事なんて、ロクなもんじゃねえ。やっぱり親子だな。目元なんか、俺の若いころに、そっくりだ」
征陸はそう言い終わると、目を閉じてしまいます。宜野座の呼びかけにも、もう応じません。
そこに現れたのは、狡噛でした。
征陸と宜野座の様子を見て、征陸の死を悟ります。
悔しそうに目を閉じる狡噛ですが、そのまま槙島を追跡します。
宜野座はつぶやきます。
「父さん、今頃、どうして戻ってくるんだ」
資材置き場から離れた場所、狡噛はリボルバーを構え槙島の出現を待ちます。
そこに、槙島の嬉しそうな声が響き渡ります。
「やはり、君はぼくが期待した通りの男だった」
狡噛は槙島の姿を探しながら反論します。
「俺は、貴様に何も期待しちゃいない」
そして槙島の心の中を言い当てます。
「貴様は孤独に耐えられなかっただけだ」
シビュラから認識されない人格。
それはこの社会ではいないと同義です。
他の人間なら自分の特殊性を喜んだかもしれません。
しかしおそらく、槙島が感じた気持ちは、疎外感だったのではないか、と狡噛は以前、読んでいました。
「孤独だと?それは僕に限った話か?」
この社会では誰もが孤独なのだと槙島は言葉を続けます。
その間に狡噛は槙島の姿を発見。
慎重にリボルバーの照準を槙島に合わせます。
そして、発砲。
しかし撃った槙島の姿は鏡像でした。
鏡が砕ける音がして、驚く狡噛。
背後から走り寄る槙島。
狡噛の手は槙島によって弾かれ、リボルバーは床へと落ちます。
互いに距離を持ち、槙島はいつもの剃刀を手にします。
狡噛は同時にナイフを持ち出します。
互いの戦いが始まりました。
どちらも一歩も引く様子がありません。
槙島は口元に笑みを浮かべ、狡噛は猟犬のようなぎらつくまなざしを向けています。
槙島が優勢と思えた瞬間、狡噛は身をひるがえし槙島の左上半身から腕を切り裂きます。
大量に出血する槙島。
しかし、そこに電磁グレネード弾が投入されました。
現場が電磁気によって妨害され、ふたりは身を引きます。
「そこまでです」
現れたのは、常守でした。
常守が向けるドミネーターの前に、ナイフを落として降参の姿勢を表す狡噛。
しかし近くには槙島がいます。
常守は床に落ちたリボルバーを拾いあげます。
「あとはあんたひとりで槙島を追うつもりか?」と狡噛。
「そこまで無謀じゃありません、私」
常守はそう答えると、狡噛にドミネーターを渡します。
そのドミネーターは常時解放され、パラライザーモードであることを伝えます。
「手伝ってください。槙島を殺そうとしたら、私があなたの足を撃ちます」
常守の言葉はしっかりと狡噛に伝わりました。
槙島の立ち去ったあとには、血痕が残っています。
それらを目印にふたりは追跡を開始します。
すっかり息のあった連携で、槙島を探すふたり。
追跡中に、狡噛は常守に問いかけます。
槙島すら裁けない法を、何故常守は守ろうとするのか。
常守は答えます。
法が人を守るのではない、人が法を守るのです、と。
常守は続けます。
正しい生き方を求めた、みんなの思いが法なのだと。それはシステムでもなく、条文でもない、過去のすべての人達の祈りが法なのだ、と。
「頑張って、守り通さなきゃならないんです。あきらめちゃいけないんです」
常守と狡噛は背中を合わせ、あたりを見回します。
トラックが何台も置いてある駐車場にまで、ふたりはやってきました。
その時、一台のトラックが動き出します。
とっさに手をかけ、トラックうしろの扉につかまる常守。
狡噛は手が届きません。
「朱!」
常守を乗せたまま、槙島が運転するトラックは麦畑へ向かいます。
槙島がバックミラーで常守を確認し、振り落とそうとします。
しかし常守はなんとか食らいつき、手にしたリボルバーを構えます。
そのままタイヤを撃ち抜く常守。
トラックは巨大な音をたてて、麦畑内に横転します。
常守はそこで、意識を無くしました。
先にトラックから身を起こしたのは槙島でした。
意識が途絶えている常守に対し、足で頭を押さえつけます。
苦しそうな息をする常守。
槙島はリボルバーを奪い、常守の頭部を撃ち抜こうと撃鉄を引きました。
しかし、空砲。弾丸の予備はありません。
「そうか、君は」
槙島は何かに気づくと、リボルバーをそのまま常守のもとに捨て、麦畑の中を逃げていきます。
判然としない意識の中で、狡噛がやってきたことを常守は理解します。
抱えられ、安全な場所に置かれる常守。
そして狡噛は、その場にそっとドミネーターを置き、リボルバーを手にしました。
そのまま槙島を追跡します。
「だめ」
常守は小さくなる狡噛の姿を見ながら、意識を無くします。
麦畑の美しい穂の中を、槙島が逃げていきます。
しかし息は切れ、苦しそうな表情を浮かべます。
誰だって孤独だ、誰だってひとりだ。
槙島は逃げながらそう思っていました。
この社会は、どんな能力だって代えが利く。
スペアが見つかる。退屈な世界。
そんな世界に、飽きていた。
槙島の出血はひどく、歩く力もすでに残っていません。
それでも麦畑を抜け、小さな丘にまで歩みを進めます。
丘で息をつく槙島の背後に、狡噛が現れます。
「狡嚙慎也、君はこのあと、僕の代わりを見つけられるのか?」
槙島は微笑みながら、問いかけます。
「いいや、二度とごめんだ」
狡噛のリボルバーは、槙島の頭部にしっかりと向けられています。
常守は遠くの丘から、銃声が響く音を聞きました。
「狡噛さん」
常守は泣き崩れます。
倒れ込む槙島。
狡噛は、ついに槙島を仕留めたのでした。
数日後。
負傷した常守はシビュラシステムと再び会話をします。
シビュラシステムは、槙島を失ったことは大きな損失ではあるものの、依然として常守の存在はシビュラシステムと人間の共生の理想のモデル人材として、大きく評価していることは変わらないと告げます。
「あまり人間を見くびらないことね」
常守は整然と並んだ脳たちに告げます。
「いつかこの部屋の電源を落とす人間が現れるわ」
シビュラシステムたちの嘲笑が聞こえます。
苦悩なさい、常守朱。
その思考すらわれわれは観測し、活用するのです。
常守は怒りの表情のまま、シビュラ中枢の部屋をあとにします。
数か月後。
宜野座が都内の墓所にいました。
父である征陸と母の墓です。
宜野座の犯罪係数の上昇は抑えられませんでした。
彼はやはり父と同じく、執行官として生きる決意を墓前に述べます。
宜野座の外出に連れ添っているのは常守です。
監視官と執行官として、ふたりは車内で話し合います。
縢秀星の失踪捜査は打ち切りとなりました。
常守は真相を知っていますが、宜野座は上層部が消したんだと悔しそうに言います。
狡噛については、行方が知れません。
宜野座は案外猟犬から狼にでもなって、自由にあちこちを駆け回っているんじゃないか、と言います。
そして常守は、また、どこかであの人とは会う気がするんです、とつぶやくのでした。
同日、雨が降りしきる現場。
今日から新人の監視官が着任します。
人手不足が激しい公安局は、今年は特に若い新人を採用したのです。
常守の前に、ひとりの女性がやってきます。
彼女、霜月美佳が今日から常守と一緒に公安局監視官として任務に就くのです。
(霜月は「桜霜学園」のとき、被害者の親友として出演しています)
そこに執行官たちの護送車がやってきます。そして霜月も、ドミネーターを手にするのでした。
どこか遠く、海の音がする小さな船室が映ります。
紙の本に煙草。
狡嚙慎也そっくりのシルエットが映り、物語は終わります。
〜PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のネタバレここまで〜
以上が、PSYCHO-PASS サイコパス第1期11話(最終回)のネタバレです。
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」第1期11話(最終回)の感想
シビュラシステムには今は抗えないけれど、いつか人間が法を守りシビュラを崩壊させる。
常守の決意は強く、人間らしいものでした。
狡嚙は最後で常守と良い連携を見せながらも、やはり槙島をわざわざリボルバーで襲撃しに向かいました。
とても切ないシーンです。
狡嚙も槙島も、シビュラのもとでは生きていけない者同士でよく似ていたのです。
そのケジメをつけるためにはこうするしかなかった、と理解はできますが、常守の気持ちを考えるととても切ないです。
征陸執行官の身を挺して宜野座を守り、死んでいくのもつらいものがありました。
刑事であることを選んだ父親が、死の間際にはひとりの父親であることを選択する、というのも泣かせます。
宜野座は執行官へと降格しますが、以前よりもふっきれた感じです。
槙島のラストシーンは、美しいピアノ曲が流れた素晴らしいシーンとなっているので、ぜひ本編を見てほしいです。
槙島の最後がやはり強い孤独感に覆われ、安堵する笑顔を見せるほど安寧に満ちていたのはとても皮肉なことと思えます。
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」第1期の総評
かなり見ごたえのある作品に仕上がってました。
さまざまな猟奇事件が発生し、解決に導いてきましたが、最終的には公安局の人々の群像劇であるところや、管理社会への疑問・警告などメッセージ性の強い作品に仕上がっています。
1期サイコパスは好評のうちに幕を閉じ、次回は2期へと続きます。
2期では常守朱監視官が率いる公安局刑事課1係が見ることが出来ます。
1期ラストでチームに加入した、霜月監視官や宜野座執行官、新しく補充された執行官メンバーなども関与して、今度もシビュラを巻き込んだ怪奇事件を紐解いていきます。
さて。
もうひとりの主人公ともいえる狡嚙慎也ですが、2期での登場はほとんど常守の回想の中となります。
しかし2期の終了後、「劇場版サイコパス」で狡嚙慎也は復活。
常守たちと再び出会うことになるのです。
次に狡嚙慎也に出会ったとき、それは常守が監視官として狡嚙慎也に立ちはだかることになります。
どういう展開になるのか、期待したいです。
3期サイコパスでも、1期公安局チームの面々に出会うことが出来ますので、今後のサイコパスの世界の展開にも期待が持てます。
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」第1期を全話フルで無料視聴する方法
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Paravi | ☓ | 30日間 |
NETFLIX | ◎ 全話見放題 | 無料期間なし |
ビデオパス | ◎ 全話見放題 | 30日間 |
ビデオマーケット | 1話無料 (レンタル255円) | 1ヶ月間 |
アニメ放題 | ◎ 全話見放題 | 1ヶ月間 |
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アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」第2期・第3期のネタバレまとめ


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