更新日:2021年2月26日
偶然の出会いから惹かれ合い恋人同士になった男女二人の5年間の様子を描いた作品です。様々な作品を手掛けた坂元裕二が脚本を務めるオリジナル作品で、男女二人の出会いから何気なく続いていく恋の月日を楽しめます。主演は菅田将暉と有村架純で、本当の恋人同士であるかのように自然な過ごし方をしていく二人の演技が見られます。
画像出典:「花束みたいな恋をした」公式サイト
■公開日
2021年1月29日
「花束みたいな恋をした」の作品紹介【あらすじ・キャスト】
タイトル | 花束みたいな恋をした |
公開年 | 2021年 |
製作国 | 日本 |
ジャンル | ロマンスコメディ |
キャスト | 山音麦:菅田将暉 八谷絹:有村架純 羽田凜:清原果耶 水埜亘:細田佳央太 川岸菜那:韓英恵 青木海人:中崎敏 恩田友行:小久保寿人 原田奏子:瀧内公美 |
スタッフ | 脚本:坂元裕二 監督:土井裕泰 編集:穗垣順之助 音楽:大友良英 |
公式サイト | https://hana-koi.jp/ |
「花束みたいな恋をした」のあらすじ
東京・明大前駅の改札口。山音麦(やまね むぎ・菅田将暉)と八谷絹(はちや きぬ・有村架純)は終電を逃したことで偶然に出会う。話しをしていると音楽や映画の好みが嘘みたいに一緒で、自然と恋心が芽生える二人。告白のタイミングを探し始める。「ぼくと付き合ってくれませんか?」・・「ぜひ。」。
大学卒業後にフリーターをしながら同棲を始めることに。有名渋谷パルコが閉店しても、人気番組スマスマが終わっても二人は変わらない日常を目標に就職活動を続ける。いつでも二人一緒にいる時間はまばゆいほど煌めき、そして胸が苦しくなるほどの切なさにつつまれる。
「花束みたいな恋をした」の感想・評価レビュー
※ネタバレを含む場合はありますのでご注意ください。
30代/女性 ★★★★
今時の恋愛映画でありながら、どこか懐かしく、自分の過去と照らし合わせながらドキドキして見ました。「お揃いの靴はいて出かけたなぁ」 「こんなこと私も思った!」「こんなことでケンカもしたわぁ」と全てが身近に起こっていたことなのでかなり共感しました。
映画だと両方の気持ちがわかるのに、当事者は自分のことしかわからないというもどかしさもあり、環境が変わってすれ違っていく2人を見ているのがとても苦しかったです。 終わり方が私の中ではちょっと納得がいかなかったですが、初心を取り戻して、主人の大切さを思い知った映画でした。
20代/女性 ★★★★★
今まで自分が気付くことが出来なかった恋愛の形を知りました。「別れる=冷たい」というイメージを持っていましたが、この映画を観て、お互いの幸せを見据え、考えた上での「温かいお別れ」というものもあるのだなと心に沁みました。
楽しい日々やすれ違う日々など、よくある恋愛の景色でしたが、お別れの仕方一つで5年間の日々が冷たい思い出になるのか、温かい思い出になるのかは変わるのだと感じました。そういった意味で、この映画は「花束みたいな綺麗な恋をした」ということなのかな、と私は感じました。心温まる映画でした。
20代/女性 ★★★★★
大きい展開や驚きとかはなく、ただただ1つのカップルの5年間の暮らしを見ている感じだった。よくあるあり得ないような内容の恋愛映画ではなくて、本当に誰にでも起こるような普通の恋愛が描かれているので、感情移入してしまい胸が苦しくなった。ただ好きっていう気持ちだけでは一生一緒にはいられないという現実を突きつけられた感じがした。
とにかく、有村架純と菅田将暉の演技が自然すぎて、本当のカップルの恋愛を見ているような感じがした。リアルで愛らしくて、胸が苦しくなる映画だった。
30代/女性 ★★★★
菅田将暉さんと有村架純さんの自然な演技に引き込まれていきました。出会って恋愛が始まるまでの時間はとてもドキドキしたし、付き合い始めてからは恋愛をする中でよくあるすれ違いやぶつかり合いがリアリティを持って描かれているなと感じました。
二人が泣きながら話す場面などは、思わず自分も感情移入して泣いてしまいました。最後がよりを戻したりしていたら作り話すぎて嫌になっていたと思いますが、二人の未来を応援したくなるような終わり方でよかったです。
20代/女性 ★★★★
あるカップルの出会いから別れまでの日々の生活がリアルに描かれています。身近なカップル、自分にも実際に起きてもおかしくないこと、すでに起きてしまったことがある人もいるような内容になっています。
恋愛系の映画は感動して涙することが多いですが、この映画は悲しくて共感をして涙しました。幸せな日常が、少しのすれ違いが徐々に大きくなり、別れにつながる。特にこれといった大きな問題はない。恋愛の難しさを改めて知ることのできる映画でした。
20代/女性 ★★★★★
とても深い映画でした。リアルな世界観で描かれる恋は共感する部分が沢山あって、自分の恋愛を見ているような気分になりました。私も映画の2人のように5年間恋愛をしてきたので、重ね合わせてしまうところが多かったです。
きっと自分のように同じ経験をして重ね合わせてみる人も沢山いると思います。それほど、現実的でリアルでした。だんだんすれ違っていく中で好きがなくなってしまうのも、当たり前になってしまうのも。でもそれでも思い出が大きすぎて離れることがなかなか出来ないことも。全てが心に響く物語でした。色々な意味で見て良かったなと思いました。
20代/女性 ★★★★
かなり現実味のある映画でした。大人なら誰でもこんな経験あるのではないでしょうか。 切なくて悲しくて、でもしょうがなくて、これが大人になっていく過程なんだという感じで、最後はすごく泣いてしまいました。
誰かと付き合ってずっと一緒にいると思っていても、こんなに素敵な毎日でもお別れは来るんだと身につまされ、また付き合っていてもいつかは別れるのかなと思うことがあるので、「始まりは終わりの始まり」というセリフが共感して痛かったです。 またもう一度見たくなる映画です。
20代/女性 ★★★★
まるで漫画とかでありそうな展開だけど、なんだかちょっとリアルな出会い方でもあって、また住まいとかもいかにもドラマや映画って感じのこ綺麗な感じじゃないリアルなお部屋なのもなんだか親近感が湧きました。
そんな始まりから気づけばお付き合いが始まり、そこからはあっという間に理想と現実の違いを実感し始めて戸惑い、疑い、お互いの好きがすれ違っていくようなお話。終わり方は意外にもあっさりしていて吹っ切れている2人がそれもまたリアルに感じました。
20代/女性 ★★★★★
若者たちの、恋愛が始まり終わっていく過程を鮮やかに描いた作品でした。 2人はいわゆるサブカルチャーに傾倒しており、互いに共通言語があることだけで惹かれあい、繋がっていった。 前半の、表面的な好きを互いにぶつけ合い、それだけで唯一無二の存在に出会えたような勘違いを描いていく描写は、痛々しくも、実際に存在している人の呼吸を感じられるようでした。
中盤から、お互いが関係を保守していこうと思った姿勢が、2人をどんどんすれ違わせていき、気が付いた時には絶対に後戻りできないほどボロボロになっていた。 普遍的なストーリーではありますが、終わりへ向かっていく過程がとても丁寧に描写されており、自分自身の痛みや傷を肯定してくれ、かつ内省させられる映画でした。
20代/女性 ★★★★★
ものすごくリアルでした。 主人公2人の出会いから別れまでを描くストーリーなのですが、男女の価値観の差や、恋人と歩みを揃えて同じ未来を描いていくことの難しさを強く考えさせられました。 恋愛映画ですが、ときめきを感じられるのは前半のみで、後半はただただ男女のリアルを見せつけられる感じです。
2人とも違う未来を描いているのに、何故かどちらにも共感出来るし、本当に身近な人の恋愛を見ているようです。 菅田将暉さん有村架純さんの2人だけが軸となっているので、演技に関しても申し分無しです。大満足でした。
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