探偵業界用語解説『失尾』とは - 2015.08.06(木)
『失尾』という言葉を聞くと、恐らく世間の探偵さんたちは渋い顔をするかもしれません。
それぐらい、探偵にとって『失尾』とは手痛いミスなのですが、これが起こることはむしろ必然と言っても良いかもしれません。
『失尾』の意味は?
『失尾』とは、『尾を失う』と書きますが、その意味とは尾行していた相手を見失う事を指しています。
この失尾は尾行調査につきもののトラブルでもあり、探偵にとってはお馴染の出来事だといえるでしょう。
失尾が起きる原因とは?
失尾が最も起きやすい原因は、相手との距離を離しすぎた為です。
車両尾行の場合は、信号などの影響で失尾行してしまう事があり、特に交通量の多い道路などで起きやすい現象です。
また、徒歩尾行の場合も同様に相手との距離の問題で失尾してしまう場合がありますが、距離を取り過ぎて人混みにまぎれてしまったり、角を曲がってすぐ建物の中に入って失尾行する事が殆どだと思われます。
次に発生しやすいのが、相手から目を離してしまうこと。
例えば、警察からの職務質問に答えている間に対象者がどこかへ消えてしまったり、警察からの職務質問を受けている最中に、対象者が人混みにまぎれてしまうケースも時折あります。
その他には、対象者がこちらの尾行に気が付いてしまった場合も失尾が起きやすくなるとされています。
失尾はそれほど大きなミスではない
実は、失尾はかえって警戒心が高い対象者を相手にしている時などには有効な手段として用いられています。
それに、尾行・張り込みにおける最大の失敗は、警戒した対象者によって尾行・張り込みがバレてしまう事に他なりません。
もしも調査そのものがバレてしまった場合でも、二度と調査が行えないという事はありませんが、相当期間を空けなければ調査を行えなくなってしまいます。
失尾と脱尾行の違い
『失尾』と似た言葉に『脱尾』という言葉があります。
失尾は、こちらの意図に関係なく尾行相手を見失う事を指しますが、脱尾はわざと尾行を中止する事を指します。
脱微を行う事は、大抵調査対象者が警戒していて長時間の尾行が難しい場合や、極端に発覚を防がなければならない場合に効果を発揮します。
しかし、一度の調査でかならず結果を出したい浮気調査などにはあまり向いていません。
結果を求めすぎ、失尾を恐れると危険
探偵社の調査は支払われる依頼料金中で調査を行う事が基本です。
そのため、少ない依頼料金で結果を出す為に調査を焦り「必ず一度で証拠を押さえてやる!」と頑張ってしまう探偵ほど、尾行の発覚率が高くなってしまいます。
逆に、幾度も失尾を繰り返しながらも、発覚さえしなければ調査は継続されるので、最終的には必ず結果を出す事ができます。
また、探偵以外の方からすれば、『調査力=失尾をしない』と思われているかもしれません。
しかし、失尾をすることは必ずしも失敗とは限りませんし、失尾をした事で発覚を免れ、調査が成功する事もあるのです。
まとめ
失尾は、確かに出来うるだけ避けなければなりませんが、失尾を避けるために無理をすると、調査の発覚という最悪の結末が待っています。
時折、探偵社に依頼した時に『絶対に一度で証拠を掴んでください!』と依頼する方がいらっしゃいますが、こうしたお願いをすることはあまりお勧めできません。
こうしたお願いをすると、探偵社も依頼者のためにと思い、失尾をしないようにと対象者との距離を見誤ってしまう事があります。
なので、調査プランについては出来るだけプロの意見を聞きながら、『最悪のミスは発覚である』という事を常に念頭においた調査方針を立ててもらいましょう。
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