震災を利用した悪質な失踪『被災者ゴースト』とは? - 2015.04.03(金)
実は行方不明者の中には、自分の存在そのものを消して、新たに生活を再建しようとする人が居ます。
このような人は、大抵多重債務者で、債権者から逃げるために失踪し、その先で様々な手法で新たな身分を手に入れようとするのですが、そのような身勝手な行為はあの東日本大震災のさなかでも行われていたのです。
被災地で行われた人身取引とは
東日本大震災の後、被災地では多くの犯罪者が暗躍し、被災を利用した裏ビジネスを展開していました。
その中には、震災前から多重債務などで追われている人を集め、この世に存在しない人間に生まれ変わらせるという犯罪が行われていました。
その犯罪の方法はシンプルかつ大胆。
震災や津波で行方不明となった多重債務者などの身柄を暴力団が確保します。
そして、まだ生存しているのにも関わらず、死亡届を出すことで、「行方不明者」から「死者」にしてしまうのです。
犯罪社会の奴隷階級
この被災者ゴースト達はさまざまな犯罪組織の末端に使われる事となるのですが、震災直後は原発作業員や放射線除去作業などの作業員として働かされていたようです。
しかしゴースト達の労働条件は当然過酷でした。
犯罪組織に負い目があるため、言われるがまま福島原発で働き続け、基準の線量に達すると、今度は名前を変えて作業員登録させ、通常の作業員よりもはるかに多くの線量を浴びながら奴隷の様に働かされ続けていたそうです。
しかし、被災地が復興の兆しを見せ始めると、事態が急変します。
当初、被災者ゴーストによる荒稼ぎを目論んでいた各犯罪組織は、震災後の混乱がしばらく続くと考えて、その間にガッポリ儲けようと行方不明者となった人間達に死亡届を出させたのですが、意外にも震災からの復興は速く、行方不明者の本格的な捜索活動が始まってしまいました。
こうなると困るのが組織側で、死んだはずの人間が未だ被災地にとどまり原発作業をしているのが見つかってしまえば、組織側も危うい立場に立たされます。
そこで、ゴースト達にあらかた稼したところで、他人の名義を売り、被災地から遠ざけました。
中には外国人の名義を買い取り、そのまま国外に出たゴーストも居れば、親族の名義を買い取り、その親族になりすまして生活をしている人間もいます。
当然、ゴースト達は例え組織の監視から離れても、警察に駆け込もうとする人間は居ません。もしそんな事をすれば、再び莫大な借金を抱える事となるばかりか、犯罪者として起訴されてしまうからです。
今なお残る行方不明者問題
こうしてゴーストとなった人間はごく少数ですが、未だ残る数千人の震災行方不明者問題は未だ解決していません。
今でも地元ボランティア団体が行方不明者の捜索活動を継続していますが、それが終わってしまうのも時間の問題かもしれません。
しかし、そうして必死に探している家族やボランティアの人が居るなか、自分だけゴーストになって第二の人生を歩んでいる人が居ると思うと、なんとも腹立たしい気持ちになってしまいますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
震災ゴーストは今、殆どの人間が第二の人生を歩んでいる真っ最中なのでしょうが、そのゴースト達の生死をいまだ案じている家族の事を思うと、なんとも身勝手な行為だと言わざるをえません。
我々探偵も震災当時は被災地に飛び、震災行方不明者の捜索依頼を受ける事もあったのですが、やはりその中ではゴーストになった人間を見つけた事もありましたが、本当にゴーストになる事で幸せな人生をおくれたのかは疑問です。
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