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お名前ドットコムでwhois情報公開代行の申請を忘れた際の対処方法

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2016年8月18日の記事でドメイン業者毎のwhois情報公開代行サービスについて比較した際、多くのドメイン業者ではwhois情報の公開代行サービスを実施しているものの、お名前ドットコムではドメイン取得時に申請を忘れて、後程申請を行うと、毎年1058円の追加費用が発生しすることをお伝えしました。

お名前ドットコムで、ドメイン取得する際のドメイン申請の確認画面にて、whois情報公開代行サービスの申し込みの案内が小さいため、多くの方が見逃してしまい、後程申請しようとすると追加費用が発生することに対する不満の声がインターネット上で多く見受けられます。

そこで今回は、できるだけ費用を抑えた上で、whois情報公開代行申請を忘れた際の対処方法についてお伝えします。

一度解約して再度契約する際にwhois公開代行サービスを利用する

お名前ドットコムで、whois情報公開代行サービスの申請を忘れた場合の対処方法として、シンプルなのが一度解約して再度契約する際に、whois公開代行サービスを申請することです。

ただし、ドメイン契約をした後、即解約することはできず、最低でも50日以上経過しなければ解約申請ができません。そのため、契約して最低でも50日間はご自身の情報がwhois情報に記載されていることになります。

ドメイン契約後すぐにwhois情報公開代行サービスの申請忘れに気づいた場合は、取得したドメインをホームページで公開する、第三者に通知するなどは行わず、そのまま放置しておくことが重要です。放置して50日経過後に解約手続きに踏み切ります。

ドメイン取得後は取得したドメインに対して認知されていないので、悪意をもってwhois情報を収集されるリスクは全く無いわけではありませんが非常に低いといえます。

ただし、お名前ドットコムの解約手続きはインターネット上で完結できず、書面での手続き、身分証明書の発送など手続きが面倒な点があります。この様な手間を省きたいのであれば、次章で説明するドメイン移管を利用することをおすすめします。

ドメイン移管を利用して移管先でwhois公開代行サービスを利用する

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お名前ドットコムで、whois情報公開代行サービスの申請を忘れた場合のもう一つの対処方法としては、ドメイン移管機能を利用して他社にドメインを移管することです。

ムームードメイン」や「スタードメイン」、「ドメインキング」、「エックスドメイン」、「バリュードメイン」等、他社から移管したドメインに対しても、whois情報公開代行サービスを無料で行ってくれます。

ドメインを移管する際には、ドメインに応じた料金が発生しますので注意が必要です。ただし、ドメインを年間更新するのに比べると、割安でドメインを延長できる場合が多く、時間が許せるのであれば、1年程度経過後にドメイン移管を行うと費用を抑えた上で、ドメイン移管と更新が可能になります。

ドメイン移管についても多くのドメイン業者では、ドメイン取得後60日以上経過しなければドメインの移管ができません。そのため、ドメインを契約した直後はどうしても、whois情報が公開された状態となっていますので、取得したドメインを使ってホームページを運用する、第三者に通知するなど行わず、ドメイン移管できる日数に達するまで放置するのがポイントです。

ドメイン管理画面でwhois情報を変更する

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契約後すぐに個人情報を公開したくないという場合は、whois情報を変更するという方法もあります。ただし、whois情報は本来正確な情報を求められていますので、全く嘘の情報を記載することは禁止されています。

whois情報が正確ではないと判断された場合、ドメインの利用に制限がかかる場合があります。また、ドメイン他社に移管するといった手続きはメールアドレスが必要になりますので、メールアドレスの有効性が取れない場合、ドメイン移管などに失敗してしまうことになります。

whois情報の登録変更は、氏名やメールアドレス、電話番号など万が一の際に連絡や通知に使われる可能性がある情報については、いつでも連絡できる情報を記入しておく必要があります。

氏名については書き換えは不可ですが、メールアドレスについては、専用のフリーメールアドレスを取得してそのメールドレスを登録する、電話番号は、050からはじまるIP電話など代替の番号を取得するなど工夫次第で代わりの情報に書き換えることはできるでしょう。住所については、少々コストはかかりますが「私書箱代行サービス」を利用する方法があります。

完全に個人情報を守りたいのであれば、代わりの情報を用意しておくことになりますが、時間的に許容できるのであれば、ドメイン取得後、60日程度放置しておき、その後ドメイン移管に踏み切る方法が良いでしょう。

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