独自ドメインの管理を他社に移管する「ドメイン移管」について知っておきたいポイント
- 2016.07.23
- ドメインについてのコラム
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取得した独自ドメインに対して、取得した事業者(レジストラ)に管理を委託している方は多いと思いますが、管理コストや安定性など何かしらの理由で他社に管理をお願いしたいと考えることもしばしばあります。
今回は、取得した独自ドメインの管理を他のレジストラに移管する「ドメイン移管」について知っておきたいポイントをお伝えします。
ドメイン移管とは
「ドメイン移管」とは、取得した独自ドメインの管理を委託している事業者(レジストラ)を変更することです。ドメインを取得後、取得したレジストラにそのまま管理を委託している方も多いですが、実は、このレジストラを変更することも可能です。
ドメイン管理をしているレジストラは多くあり、それぞれサービス内容やランニングコストなど異なっています。さらに、独自ドメインを取得後、利用している過程でレジストラのサービスに対して不満点が出てくることもしばしばあります。
例えば、ランニングコストをもっと安くしたい、障害などのトラブルが多いといった場合、管理を委託しているレジストラの変更を検討してみるのも1つの方法です。
レジストラにドメイン移管申請を行う
独自ドメインの管理を委託しているレジストラを変更するには、はじめに、管理委託先のレジストラに対して、他社に移管することを申請する必要があります。多くのレジストラではウェブサイトの管理画面上で簡単に手続きができます。
手続きの際には、移管するにあたり必要となる情報を入力し申請します。レジストラによっては移管に伴って、手数料を請求される場合がありますので、移管前に必ず確認しておくようにしましょう。
申請後、ドメインを移管する際に必要となる「認証鍵」が発行されます。その「認証鍵」を持って、移管先のレジストラに、移管する独自ドメインの報告を行います。
ドメインを移管するまで2週間程度
独自ドメインの移管申請を行い、実際に移管が完了するまで要する時間は2週間程度です。
レジストラや移管を行うドメインの種類によって、手続きや移管する際のルールが異なる場合がありますので、多少前後する場合もあります。
また、手続きを行っている間、ユーザー側にメールによる案内や追加による手続きの依頼が発生することがあります。メールを見落としていたことで、手続きが止まってしまうこともありえますので、独自ドメインを移管する際はこまめにメールのチェックを行うことも重要です。
ドメインを移管する際の注意点
ドメインを移管したいと思っても、全てのドメインが移管できるわけではありません。ドメインの種類によってはレジストラが限定されている場合もありますので、移管前にご自身の独自ドメインが移管できるか確認しておきます。
さらに、DNSサーバーの設定が引き継げずに、ドメインの移管に失敗してしまうこともあります。DNSサーバーが引き継げなかった場合、移管先のレジストラで各種サーバーにアクセスできなくなります。そのため、DNSサーバーが移管先のレジストラで正しく引き継げるか確認しておきます。
最後に、レジストラによって、取得したドメインの利用期間が短い場合など、ドメインの移管に制限が設けられている場合があります。基本的には、ドメインを取得後60日間は他社への移管はできない場合が大半で、ドメインの取得だけを行い、すぐに他社に管理が移った場合、事業運営が困難になってしまいます。そのため、移管前にドメイン利用期間を確認しておきます。
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