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上司も部下もバイトさんも、和気あいあいと働ける図書館です

  • 投稿日 : 2019-05-21
  • 投稿者 : haruさん(20代女性)

総合評価

  • 3.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

就活生時代に、図書館での求人を探していて、偶然見つけました。もともと、図書館司書の資格勉強をしていたので、その資格が生かせるような仕事に就きたいと思い、就職活動をしていました。なかなか正社員での採用はありませんでしたが、嘱託職員の採用はありました。それがその京都市生涯学習振興財団です。図書館の仕事をネットで幅広く探していたので、偶然京都市生涯学習振興財団がヒットしたようなかたちです。嘱託職員というところに抵抗はあったのですが、在籍中3回は正職員に格上げされる試験が受けられるので、そこで頑張ろうと決意しました。4月採用だったのですが、それまでに筆記試験と面接が三回ほどありました。試験内容は、専門的な内容だったので、難しく感じましたが、回答用紙に空欄があっても合格できました。

面接時に思った事や感じたことを教えてください

面接は、各図書館の館長や、市の職員の方が担当してくれました。面接は三回あったのですが、どれもグループ面接でした。初回の面接は100人ほどが受けていたので、かなり待ち時間も長かったです。面接を受けた感触としては、30代、40代の中途採用の方が多いなというイメージでした。同じグループの人たちの話を聞いていても、もともと図書館で働いていたが、結婚や出産を機に辞めたという人が多く、受かるのか不安に感じました。しかし、新卒である私の学生時代の話もしっかりと聞いてくださったので、安心して面接を進めてもらうことができました。二回目の面接では、一回目に話した自分の趣味の話をもう一度振ってもらったりと、受験者のことをきちんと覚えてくれているんだなと思いました。

口コミ・体験談

図書館司書という仕事は、落ち着いた環境でゆったりとしたイメージだったのですが、実際に働いてみると、印象は180度変わりました。第一、私の勤めていた右京中央図書館は全然静かな図書館ではありませんでした。中央図書館ということだけあって、子どもがたくさんやってきますし、夏場・冬場には冷暖房のあるスペースを求めて老人たちもやってきます。利用者同士のトラブルも時にはありますので、その対処に追われることも多かったです。私はどちらかと言えば、静かな環境で黙々と作業をしたいタイプだったので、そこはすこししんどかったです。
一番しんどいと感じたエピソードは、図書館に酔っぱらった利用者が時折やってきたことです。図書館は公共施設なので、基本的に特定の利用者を出入り禁止にすることができません。なので、その方にはいちいち館内に飲酒状態で入らないでほしいと伝えなければなりませんでした。そのような、本とは無関係の仕事が多かったので、本が好きというよりは人が好きじゃないとやっていけない仕事かと思います。
利用者に頼まれて本の検索をしたり、本の場所を教えたりという接客業務も多いので、接客スキルや話し方スキルも問われる仕事です。私は早口なタイプなので、お年寄りの方などにはよく聞き返されたりということがあったので、そこは反省だったなと感じています。
また、福利厚生面は少しいまいちだったと感じています。入職してすぐに有給が10日もらえたのは良かったと思いますが、嘱託職員のうちは低月給で昇給なしだったので、経済的にはしんどかったです。また、図書館は土日や夜間帯も開館しているため、シフト制でした。ですので、土日はほとんど休むことができませんでした。また、早番・遅番というものもあるので、私生活が仕事に左右されることも多かったです。あとは、職場が公共施設ということもあり、台風が接近しているときは、施設内が避難所に変わるのですが、そんな時は職員は強制出勤だったので、そこは公務員でもないのに不公平だな、と感じることもありました。一般企業に比べて責任感が重視される仕事だと思います。
図書館でよかったと思うのは、新しい本の出版情報が早いうちからわかったり、自分の裁量で本を購入できたことです。毎週、新刊のカタログが図書館に届くので、それを見ながら予算に従って、必要だと思われる本を購入していくのです。幅広い本に対する知識が問われるので、大変なことも多かったですが、楽しく本を選ぶことができました。本を買う仕事と並行して、本を捨てる仕事もしなければなりませんでした。図書館の書架を巡って、汚れたり不要だと思われる本を見つけて、貴重なものでなければ処分していくのですが、これがなかなか重労働だったので、しんどい部分もありました。一週間に新しい本が100冊近く届くので、本を処分するのも早いペースで進めなければ書架がパンパンになってしまいます。それを防ぐために、常に書架の不要な本を探していました。不要な本はすべてバーコードを切って、段ボールに詰めていくのですが、大きな本もたくさんあるので、その段ボールを運んだり業者の人に引き渡したりという作業は、とても腰が痛かったです。あとは、基本的に立ちっぱなしの仕事になるので、足腰に自信がない人には向いていない仕事だと思います。私は学生時代から接客業をしていて、立ちっぱなしにも慣れていたのですが、そういう経験をしていない人は、休憩時間のたびにしんどそうにしていました。ただ、夏場は図書館も熱くなるので、立ちっぱなしでいるのはしんどく、勤務中に熱中症を引き起こしてしまったことも一度ありました。

やりがいを感じたところ

図書館の仕事でやりがいを感じたことは、本の展示の企画を行ったことです。数か月に一度、展示当番というものが回ってきて、テーマにそって、自分の思う本を並べて展示を作るのですが、自分が選んだ展示本が実際に借りられたり、利用者の方がじっくり見てくださっているときにはやりがいを感じました。また、自分のあまり詳しくないテーマの展示をやらないといけないときもあったので、その時は自分の知識が増えていくのが楽しかったです。本に関わる仕事は、常に勉強する必要があるので、向上心を高められて、スキルアップも図れると思います。また、展示のポスターをパソコンで作成するのも楽しかったです。図書館なので、プロのような出来はできませんが、毎回趣向を凝らしたものを作っていました。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

要望としては、もっと研修をしっかりしてほしかったと思っています。私が働いていた図書館は慢性的に人手不足で、アルバイトの人に頼り切りの状態だったので、難しいかとは思いますが、正規の職員の方から、しっかりと業務のやり方を教えてほしかったです。私が働き始めのころは、わからないことに直面するたびに逐一先輩に聞きにいかないといけなかったので、もう少し仕事について学べる環境を整えてもらったほうが、ミスも少なかっただろうと思います。また、嘱託職員の私がまだそんなに仕事を覚えきっていないようなタイミングなのに、新しいバイトの人に仕事を教えなければならなかったりと、理不尽だと感じることも多かったです。時折研修という名のつく集まりもありましたが、実務的な内容のものではなかったので、あまり役に立たなかったというイメージです。
また、長期間勤めているアルバイトの方々が幅を利かせている感もあったので、もう少し風通しのいい人間関係だったらよかったな、と思う部分もありました。図書館は、どこも女性社会だと思います。華やかな部分もありますが、人間関係に悩んでいるような話も聞きましたので、一筋縄ではいかないな、と感じることも多かったです。


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