就活で役に立つ！既卒者が取っておきたい資格一覧

中途採用であれば、以前の仕事で得た経験や知識をアピールすることが可能ですが多くの既卒者にはそれがありません。そのため不安な方が多いかもしれませんが、既卒者は資格をとることで有利になる可能性があります。

就職活動に有効な資格は何なのか、選ぶ上でのポイントとともにご紹介していきましょう。

技能を証明しよう！即戦力になれる資格

就職に有利になる資格というものは、何でもかんでも数多く取ればいいわけではありません。目指している職種や企業があるのであれば、役に立つ資格を取ることで大きなアピールができるはずです。

例えば、外資系企業や海外勤務を希望する場合は、英語が必要になってくることが多いのでTOEICで高い点数を取っておくと良いでしょう。
既卒者は550点以上あれば有利とされていますが、中途採用で有利とされる700点以上あると大きなアピールポイントとなります。

グローバル化が進む世の中で活躍していくには重要な能力ですし、入社後にTOEICを受けさせて昇進試験として利用するケースもあるのです。

さらに、金融関係であれば簿記検定2級以上を持っていると有利に働く可能性が高いでしょう。経理や事務などの職種でも役に立ち、取引先との営業や打ち合わせで数字を扱う場合などに活躍できる可能性を秘めています。

入社後も無駄にならない資格でもあり、誰でも受けることが可能なので受けておいて損はないものと言えます。

また、ビジネスにおける基礎の力を証明する日経テストは、社会人になる前の準備としても役に立つ資格です。基礎知識・実践知識・視野の広さ・知識を知恵にする力・知恵を活用する力という5つの観点から評価されます。

経済分野の問題が多いテストですが、点数が高ければそれだけ知識が豊富で考える力があるという証明になりますよね。

その他、会計中小企業診断士は、経営や販売、会計やマーケティングなどあらゆる分野を網羅しているため、資格取得過程で様々な知識を学ぶことができるので実務に活用できます。

Oracleマスターは、Oracle社の製品を扱う技術力を認定する資格でエンジニアやIT関係に関連してきます。世界的にも知名度が高く企業で評価されやすい資格と言えるでしょう。

熱意を伝えよう！志望企業に関する資格

能力を証明してアピールすることは大切ですが、熱意を伝えることも同じくらいに重要です。その職種や企業に入ってからどんなことが実用的にできるのかを、資格を通して伝えることで採用担当者が受ける印象も変わってくるでしょう。

まず、ビジネスマンはパソコンスキルが必須となってきているので、MOSで技術を証明しておきたいところです。これはマイクロソフト社のエクセルやワード、パワーポイントをどれだけ扱えるかという資格です。即戦力として働きたいという思いを伝えることができますし、採用担当者としても安心なのではないでしょうか。

さらに、ビジネスマナーを学べる秘書検定は、秘書ではない仕事に就く際にも有効に働くことがあります。検定内容は仕事に活かすことができるものが多く、説得の仕方やメモの書き方など普段の生活でも役に立つ場合もあるでしょう。マナーが備わっているという証明は、採用担当者に好印象を持たれることが予想されますし、コミュニケーション能力の評価にも繋がります。

金融関係を志望する際は、簿記検定も有効と言えますが、ファイナンシャルプランナーも取っておきたいところです。資金運用や不動産、ローンや投資など幅広い運用にも有効なので、将来の人生設計にも役立つ資格と言えるでしょう。税理士や社労士などの資格と合わせるとより効果的に活用できる万能な資格です。

その他、不動産業界では宅建、IT業界ではITパスポート・CCNA（ネットワーク系の基礎資格）など、職種独自の資格を取ることで、企業に強い熱意を伝えることが可能となります。

よく考えて自分に合った資格を取ろう！

自分にはどんな資格が必要なのか目的を明確にしておくことが大切です。
資格を取るための過程で学んだことは、入社後でも役に立つことが多く、自分の視野を広げてくれるものでもあります。

計画性を持って努力してきたことは、採用担当者にも好印象として伝わる可能性があります。能力を証明する資格と熱意を伝える資格、両方の観点からアプローチしながら、自分が得た資格で入社後に何ができるのかもよく考えておくと良いでしょう。