在職中の転職活動に失敗！中小企業で働きながら転職を成功させるには

私は３０代前半で小さな会社で営業職として働いていた男性です。
現在は転職して違う職場で働いていますが、その転職活動に1年も無駄な時間を使ってしまいました。

転職しようと思ったキッカケは、様々ありますが一番は給料等の待遇面の不満。それらを除き、人間関係などは良好でしたが、だからこそ判断を間違えて転職するまでに時間がかかってしまったのです。

人数の少ない小さな会社で働いている方は、転職活動する際に注意が必要です。

口約束ばかりで改善されない企業体制

私自身の仕事での成績は上々で、会社の売り上げにも貢献していたと思います。
会社の規模は小さいので、社長とも毎日コミュニケーションが取れますし、実際良好な関係でした。

そのため、仕事に関することもお互い意見交換もしていましたし、プライベートのことなども話すこともあったのです。
私の不満や思っていることを社長に率直に話したりもしました。

主に、給料などの待遇面です。大手企業並みの給料を求めるようなことはしませんが、会社の売上にいくら貢献してもその成果がもらえなかったり、基本給がそもそも低いのに様々な手当がどんどんカットされてしまってはやっていけません。

そして社長も理解してくれて改善してくれると言うのですが、その場の口約束だけで時間が流れていくといった具合でした。

在職のまま個人で転職活動・・・これが失敗

将来への不安や自身の年齢等も考慮し、転職することを決意し、それを社長に話しました。
会社の規模が小さいので、余分な人員は雇えないと考えた私は、退職した後に転職活動をする旨を話しました。

ところが、仕事をしながら次の職場を探した方が何かと安心だろうという事を社長が言ってくれましたので、その言葉に甘えるような形で在職のまま転職活動することになりました。

この選択は今考えると、私の場合は間違っていたと思います。
ひとつは、仕事をしながら転職活動をしようとしたこと。もうひとつは、転職エージェントなどを利用せずに自分で探そうとしたことです。

当時働いていた会社は規模が小さい為、社員の数も10名ほどしかいませんでした。また繁忙期とそうでない時期の差がハッキリとしており、繁忙期は周りへ気を使い転職活動どころではありません。

営業職だからというのもありますね。
繁忙期だから忙しいというだけではなく、売上に貢献しないと！というプレッシャーなどもあって、余裕がなかなかできません。

繁忙期を乗り越えて仕事に余裕が出来た時にいざ始めようと思っても、その時には自分が望むような求人がなかなか見つからなかい等、思うように上手くいかず、また繁忙期に入る・・・というような感じを繰り返してしまいました。

転職エージェントは利用した方がいい

気づけば１年近く時間がたってしまっており、何も変わっていない環境や自分に危機感を感じることに・・・

止められはしましたが、在職中の転職は失敗だと諦め、退職してから転職活動を始めました。その結果、何とか新しい職場に就く事ができ、現在は新しい職場で、元気に働いています。

1年近く転職が遅くなってしまったのは自分の責任ですので、仕方ない部分はありますが、退職・在職どちらを選ぶにしても、自分の経済状況や職場環境等を十分に吟味した上で決断しないと、後悔する事になりかねません。

もしも同じ状況で悩んでいる方がいたら、転職エージェントも利用してみるといいと思います。

忙しい人でも転職活動できるようなシステムが揃っているし、代理でやってくれることも多いので、在職中に転職活動する人にとって強い味方になってくれるはずです。

退職後は特に収入の面で早く決めなければと、焦りと不安がドッと押し寄せてきますので、自分以外から情報が入ってサポートが受けられるのは安心感がありますし。

お恥ずかしい話ですが、私が転職エージェントを利用すれば良かったと思ったのは、あとから同僚に利用すればよかったのに・・・と言われたからでした。その人は利用経験者でした。

今振り返ってみると、何で自分は利用しなかったのか・・・利用していれば何か違った結果があったかもしれないのにと思いますが、気づけないほど余裕がなかったのだと思います。

利用したことのない自分が言うのも変ですが、登録は無料ですからしておかないともったいないです。自分が無駄にした1年を考えると、求人案件を紹介してくれたり面接の手配をしてくれるだけでもすごくありがたいものなのです。

私のように失敗しないためにも、これから転職を考えている皆さんは十分にご注意下さい。