女性の年代別の年収を知ろう!働き方との関係や男性との比較
仕事をして稼いでいきたいという女性にとって、周りの人たちがどれだけ稼いでいるのかは関心事の一つになります。年代別にどのような年収になっているかを確認してみましょう。
女性の働き方との関連性についても知っておくと自分なりの働き方を選べます。
年代別に見る女性の平均年収と男性との違い
働く女性にとって興味の対象となる平均年収は、全体で見ると2016年では359万円になっています。年次推移を見てみると、350万円から360万円の間にほぼ収まっているのが近年の状況です。
2016年における年代別の平均年収について見てみると、20代では324万円、30代では390万円、40代では425万円、50代では461万円になっています。
年齢が上がるにつれて着実に年収は高くなっていることがわかりますが、この傾向は各年齢で細かく見てみても大きな違いがありません。およそ300万円に達するのが24歳頃、全年齢の平均年収に達するのが29歳頃になっています。
このような女性の年収の推移について男性と比較してみると、変化の仕方にはほとんど違いはありません。しかし、どの年齢層で見ても年収は男性よりも低い傾向があり、特に年齢が高くなってからの伸び率が低くなっているのが特徴です。
20代では男性の平均年収は374万円で女性と50万円しか差がありませんが、40代になると616万円になるため、200万円近い差が生じているのです。また、男女を合わせた平均年収との関係にも興味深い点があります。
20代では男女全体で354万円になっているのに対し、40代では564万円になっています。これらの値が共に男性の平均年収の方に近いことから、男性の方が働いている人数が多いということがわかるのです。
ワークスタイルを変えるからこその傾向
女性の平均年収の状況は、女性が生涯を通してワークスタイルを変えるケースが多いことを反映しています。
男性の場合には常勤の正社員で生涯をかけて働き続けるのが一般的であるのに対し、女性は結婚や出産、育児などのライフイベントによってワークスタイルを変化させるため、その結果が年齢別の年収の推移に影響を与えているのです。
常勤で働き続けている女性もいますが、ライフイベントによって働くのが難しい状況になると仕事を辞めて専業主婦になってしまう人もいます。それによって働いている女性の全体数が年齢が上がると共に減っているのです。
一方、結婚などのライフイベントがあっても働き続けるという場合にも、ワークライフバランスを考えて働きやすい職場を探すために、一度退職して職場を選び直す女性が多くなっています。そのため、勤続年数が短くなって全体として給料が低めになりがちです。
常勤で働くのではなく、パートやアルバイトあるいは派遣社員で働くという女性も育児を始めてからは多い傾向があります。常勤で働くのに比べると年収が低くなるのは明らかであり、その結果が年齢別の平均年収で見たときに年齢が上がってもそれほど大きくは年収が伸びていないというデータにつながっているのです。
男性の方が、女性が常勤で働いている場合でも給料が高い傾向があるのは確かですが、平均年収で見ると常勤以外のワークスタイルの人が年齢ごとに増えている影響で年収がより低く見えています。
ワークライフバランスを考える女性ならではの傾向
年齢別で見ると女性の年収は男性に比べて伸び悩むという印象を受けますが、ライフイベントが起こったときにワークスタイルを変更している女性が多い影響が反映されていることは念頭に置いておく必要があります。
ワークライフバランスを考えて仕事を選び直す人や、パートやアルバイトで働くのを選ぶ人が年齢と共に増えていく影響を受けて、平均的に見てしまうと年齢が上がってもあまり年収が上がらないという印象を与えるようになっているのが現状です。
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