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病院・クリニックのSEO対策とは

病院・クリニックのSEO対策とは

ウェブサイトを上位表示させるSEO対策は個人経営の病院・医院・クリニックでも必要です。病院も売上が上がらないと存続できず、地域によっては既に複数の同業がいて、競争になっている場合があります。近年はネットで病院を検索する人も多いので、SEO対策を施して、自身のウェブサイトが上位に出るのは集客上大切です。

 

医院のウェブサイトに求められていること

 

病院、医院のウェブサイトは、一般的な個人のウェブサイトや、地域のカフェ、レストランとも、官公庁のウェブサイトとも異なる需要があります。

 

医師の施術内容、治療内容やおおまかな価格、担当医師の雰囲気や性格、明るさや通いやすさなどが記載されているのは当然として、それ以外に、医師としての知識の発信や、正しい通院、症状から予測できる病名などを記事にしているなど、患者や傷病者が通院した方が良いな、と思えるような内容を記事にして公開しておく必要があります。

 

素人の民間療法や、薬局・ドラッグストアの市販の治療器具などでは完治できる場合とできない場合がありますが、少なくとも、ユーザーが抱えている病気・痛み・症状が何なのか、およそ分かるような医師による解説は社会に求められています。

 

最も効果があるのは治療履歴の公開で、患者のプライバシーや許可なども必要ですが、こうした症状は、こうやって治療して、これくらいの治療費がかかった、というような事例が記載されていると多くのユーザーはその病院を他院よりも信頼します。

 

ユーザーは治療の実態を知りたい

 

例えば、イボで悩んでいて、皮膚科に行くべきか、このまま放置すべきか、市販の治療薬を試すか悩んでいるユーザーがいた時、クリニック・病院での治療履歴が公開されていれば、治療費と治療期間をユーザーが他の手段と比較して、通院の検討ができます。イボが悪性なのかどうかも一般人には分からないため、基本医師の診断を受けたほうが良いことは全員が知っていますが、それでも通院を渋る人は多いです。

 

この事例では、自分でイボを治した方が楽なのか、皮膚科に行ってしまったほうが早いのか、かかる費用や予約の手間はあるのか、など事前に分かり、各自で比較できることで、そこの詳細が記載されていた皮膚科に行ってみようという判断に至ります。オープンになっていない皮膚科にかかろうとする場合もありますが、比較できる場合は、SNSでもウェブサイトでもオープンになっていて、治療の始まりから終わりまでのイメージが明確になっている所が選ばれます。

 

歯科や産婦人科でも同じで、そのクリニック周辺地域の雰囲気、医師の個性、院内の雰囲気なども、ユーザーが通うかどうかを選ぶポイントになります。帰宅途中にあるかどうか、駐車場の有無や、医師との相性、かかる治療費や初診料、クチコミなども見て、総合的に判断されます。

 

個人経営の病院のウェブサイトを開く際は、その病院の基本情報以外にも、コラム記事や医師個人のブログ記事、SNSでの個性がわかるような発信、治療事例などを掲載する必要があります。

 

病院のGoogleマイビジネス

 

SEO対策を講じる上で、Googleマイビジネスへのオーナー登録・申請は同じく一定の効果があります。特に、GoogleMap上に病院一覧などで掲載されるようになれば、集客効果は多少でも出てきます。

 

個人経営の病院の場合、地域密着型で運営したとしても、既に通い慣れている病院があれば、多くの人は通い慣れている病院に通い続けます。治療の途中、医師と仲がいい、付き合いがある、処方箋や薬局関係の実態を知れている、通院ついでの買い物が便利など、病院の場合は、家の近くに新しくできたからといって、人が来るとは限りません。

 

まずは、GoogleMap、SNS、SEOを駆使して、市町村単位で認知してもらう必要があります。認知してもらって、さらに、前述のような治療事例やオープンな明るい雰囲気が伝わる記事やブログがあれば、ユーザーは身近に感じて、その病院を少しずつ頼るようになります。

 

次の治療はあそこを頼ってみよう、と思ってもらえるようなウェブ運営、SNS運営が大切です。個人経営の病院では、重症、重病を請け負うよりも、時間をかけて治療するものが多いため、ユーザーが気楽に長く通えるような雰囲気作りが大切です。

 

当然ながら交通事故直後の緊急な治療を要するケース、家で倒れて脳梗塞が疑われるケースなどでは、地域の大病院や総合病院に行くしかありません。病院にも、対応すべき範囲が異なるため、地域の個人経営の病院、開業医をやっていく場合には、その地域のニーズを押さえて、それに答えられるような運営が不可欠で、かつ、それをユーザーに伝えなければいけないという難しさがあります。この時に、従来型ならばSEOが重要で、近年はSNSも重要視されています。

 

病院系Googleマイビジネスの注意喚起

 

歯科医院や病院のGoogleMapのクチコミを悪用した詐欺が確認されています。GoogleMapのクチコミを改善するのにお金を支払えばマイナス評価や低い星評価を消すという触れ込みで営業をかけているGoogleMapの最適化業者がいます。

 

GoogleMapのクチコミを変えられるのは、そのクチコミを書いた本人のみですので、マイナスのクチコミを変えられる、消せるということは、その業者が意図的に低い星評価や悪い口コミを残しているということです。そうしたクチコミは通報をして対処されるのを待つべきものですので、決して詐欺業者に騙されないようにして下さい。最初からお金を騙し取るつもりで行われているものなので、たとえ低い星評価がついていたとしてもあまり気にしないようにしましょう。

 

こうした悪質な星評価を覆せるのがSNSでの日頃からの情報発信です。信頼やリアルでもSNSでもつながっている人がいれば、クチコミの投稿にも、詐欺的クチコミの通報にも協力してくれます。当然、人柄や病院の雰囲気をSNSで知ってもらえていれば、クチコミが詐欺であることも、その業者が詐欺業者であることも多くのSNSユーザーに知ってもらえて、泣き寝入りせずに済みます。

 

こうした事例もあるため、個人経営の病院・クリニックはSNSでのオープンで誠実な情報発信は欠かせない時代です。

 

SNSを運営する上での注意

 

個人名のみで運営するアカウントと、病院名、店名、サービス名で運営するアカウントは投稿内容を明確に分けないといけません。

 

病院の運営情報や病院発表のお知らせと、医師個人の発言は、それを発信する目的と、ユーザーの需要が異なります。病院の情報だけ知りたいのに、お昼に食べたラーメンの写真を病院名のアカウントにアップしていては、フォロワーは混乱する上に、ユーザーの求めている内容と異なる内容でミスマッチ感が生まれ、信頼が少し落ちます。食べたラーメンの話くらいはまだマシですが、病院名のアカウントで、政治の話やアダルトな内容をつぶやくような事があると、完全に信頼を失ってしまいます。

 

医師個人のアカウントとして実名でSNSをやる場合にも、敵を作ったり、反感をかったりするような投稿は避けましょう。どうしても政治や議論、アダルトな話をしたい場合は、アカウントを分けましょう。投稿するアカウントを間違えないためにも、可能であればスマホごと分けたほうが投稿も楽で、確実な対策になります。

 

また、病院以外のSNSでもそうですが、院長自身のSNSと、病院名のSNSは紐付けしない方が安全です。院長のSNSのフォロワーが多く、病院名のSNSフォロワーが少ないような時に、病院名のアカウントのフォロワーを増やすために、院長のアカウントのプロフィール欄に病院名のアカウントのリンクを貼ってしまうケースがよく見受けられます。

 

この時、院長のSNSでセンシティブな内容を投稿していないのであれば問題ないですが、人格や政治的立場が分かってしまうような、敵を作る可能性がある投稿をしているのであれば、病院名アカウントとは完全に分けておきましょう。紐付けリンクしていると、結局病院名のアカウントで個人のSNS運営をしているような状態になってしまうので、きちんと分ける所は分ける必要があります。

 

病院のウェブサイトに書くとよい記事

 

病院やクリニックで発信すべき記事は、その病院の専門としている診療科に関係し、個人経営の病院、開業医がその地域で請け負う可能性が高い症状、病状、判断方法、実態、そして、治療にかかる時間とコストです。

 

既に公開しているケースも多く、他の病院のウェブサイトと被る可能性も考えられますが、特定の地域に絞った記事の書き方をすれば、それほど重複せず、地域密着型のサービスとして上位表示されやすくなります。当然、上位表示される記事が増えれば、そのウェブサイト全体での順位も上がっていくため、Googleマイビジネスへの登録をするだけでなく、病院としての情報発信を行いましょう。

 

記事の書き方と事例

 

例えば、皮膚科であれば、全国共通の症状として、年齢から来るイボ、ウオノメ、シミ、そばかすなどの治療、子どものアトピーややけど、虫刺されや外傷、あせもやアレルギー性のじんましんなど、一般的な皮膚の病気に関する記事を公開しましょう。

 

できれば、患者の許可を得て、症例写真として使用して記事を書き、治療前と治療後、どんな施術をしたか、かかった費用と治療期間、その症状であると判断した理由と、早めに通院してもらえれば悪化もほとんどなく治療できることなどを伝えて、通院を促しましょう。

 

一般人の感覚では、特に理由もなく病院に行くことはなく、

 

 

といった体感できる何かがないと病院に行こうとは思わず、病気に関してインターネットで検索しません。検索をした時には、Googleのローカライズの関係で、その地域にある病院が表示されやすく、そこで表示される病院が、患者が検索した症状についての解説などの記事が書かれていれば、その記事を上位表示させることに十分意味があります。

 

そのため、まずは、よくある治療、よく見かける症例についての解説と治療例の記事を書いていきましょう。最初は写真がなくとも、文章と箇条書きで問題ありません。医師の姿が映っている写真などを活用して、記事の信頼性を上げ、患者がその病院に通って治してもらおうと思えるように親近感をもてるような書き方をしてください。

 

この時、医師だから、何を書いてもいいわけではなく、薬機法や論文の出典を明記する必要があります。医学系論文を検索して、既に多くの人が把握しているものであっても、医学書や発表されていて、一般人でも検証できる公開論文などを参考、出典に記載しておくことで、医師が書いている記事で、かつ、論文と同等の効力を持つ記事に仕上げられます。

 

医師本人が個人の感想や意見で書いているのではなく、きちんと根拠があることを示しながら書いていることが伝わるような書き方が求められます。

 

患者が正しい知識を持てるように

 

医師や病院のウェブサイトでは、患者が間違った知識、怪しい民間療法、効果がないサプリメントなどに騙されないように正しい知識を提供する必要があります。Facebookなどでは、医療・健康系を騙り、あたかも健康療法に効果があるかのように患者を騙してマルチに誘ったり、サプリを売りつけたり、医者に行かないようにさせたりする危険な医師・偽医師・詐欺師がいます。

 

本物の医者の診断を受けると、そうした詐欺師は自分たちが詐欺師であることがバレてしまうので、病院への通院をさせないようにし、マルチ商法で囲い込み、サプリや健康用品を売りつけて儲けています。こういう手法は地域医療を崩壊させる可能性すらあり、患者が間違った医療情報を信じて余計に症状がひどくなったりします。そして、病院としては正規の手段での営業ができなくなります。医師・病院とは言え、仕事なので稼ぎは必要で、病気で困っている患者を通常通りに受け持てる環境は必要です。ネット上にいる詐欺師はこうした機会も、患者の安全も脅かしているので、正しい医師が情報発信することには意味があります。

 

一昔前の歯科治療はとても痛みがあり、確かに不快に感じる点もあり、怖いという印象を持っている人も多かったという事実がありますが、近年の歯科クリニックは非常におしゃれでカフェのような内装、治療技術の向上により、痛みは昔ほどではなくなり、歯科治療にどうして時間がかかるのかという点も普及されてきています。また、ホワイトニングや審美治療、歯列矯正など歯科クリニックの幅の広さも認知されてきて、昔ほどは怖がられなくなっています。

 

それでも、ドリル音や削る音は骨を伝って響くので変わらず嫌だという人はいて当然ですが、昔に比べると虫歯予防の手段も、歯周病予防の方法も多くなって健康な人が増えています。

 

そうすると来院してくる患者が減ってしまいそうですが、定期的な検診や歯石取りなど、歯をきれいに保つための提案などを地域密着サービスとして推進できれば、固定客やリピート客を一定数得られるはずです。また、子どもの多い地域、小中学校周辺、高齢者の多い地域では歯科治療、審美治療が変わらず多いため、来院数は維持しやすいはずです。

 

こうしたケースでも、事前に病院のウェブサイトに治療法や痛みに関する記事があれば、患者がそれを見て通院でき、治療費やおおまかな治療期間も分かれば、結婚式前の人や進学してきた大学生などがホワイトニングをいつ始めればよいか分かり、相談しやすくなります。何も知らなければ、ホワイトニングで上位表示されている他の大手の企業や市販の歯磨き粉による民間人が書いたやり方などを試してしまって、通院まで至らないかもしれません。

 

医師による情報発信があれば、金額、期間が明確になって、予定を入れやすくなり、心配事が減るので通院のきっかけになります。

 

まとめ【病院・クリニックのSEO対策】

 

まとめると、病院やクリニックのSEO対策、病院のウェブサイトが上位表示されるには、

 

 

が必要です。今は、誰でも簡単にスマホアプリで検索をするようになっているため、検索結果で患者に見つけてもらえるようにSEO対策を講じておく必要があります。インターネットで検索するよりも、GoogleMapで検索する人が多いので、地図への対応はできることは全てやっておくと安定です。

 

SNSやコラム記事などでの情報発信は、日頃の業務と合わせると大変ですが、専任のスタッフを頼ったり、SNS・ブログに強い人に頼ったりすることで補えます。

 

治療費のおおよその相場や、治療期間についても、全てにおいてそうなるわけではないことを記載の上で、ウェブサイトにて情報公開しておけば、通院を促すことができます。通院してくれれば、治療費のことや治療期間、健康保険などの話も可能なため、まずは病院に来てもらえるような働きかけを行いましょう。記事やSNSの投稿は、一度公開しておけばそれほど更新は必要ないので大変なのは最初だけで、ウェブサイトの記事やコラムが形になってくれば、積み重ねで集客につながっていくはずです。

 

まずは、SEOの専門家やウェブサイト制作の専門家に相談し、どのような対策を取ればよいか分析・ヒアリングしましょう。

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