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企業・コーポレートサイトのSEO対策

企業・コーポレートサイトのSEO対策

本ページでは、企業のコーポレートサイト、企業のホームページやウェブサイトを上位表示させるためにやるべきことを紹介しています。ここに紹介しているページやコンテンツ、方法を実践すればほとんどの企業は、その企業名、ブランドでの上位表示が可能です。

 

HTML、CSS、Javascript、WordPressの知識が多少でもあり、ブログ運営をしたことがある人ならば外注しなくても自身で製作可能です。外注が必要なのはウェブサイトの見た目のデザイン部分くらいで、ウェブデザインとコーディングを自社でカバーできるのであれば、外注費用はほとんど削減できます。

 

上位表示させるためにやることリスト

 

ここで紹介していることを満たしていれば、大きなミスをしていない限り企業のコーポレートサイトを上位表示させられます。上位にインデックスされるのに少し審査があるため、時間はかかりますが、経験あるウェブ担当者がいるのであれば実現は可能です。

 

 

※印の部分は有料ですが、それ以外は無料で作業できる範囲です。時間や手間、技術は必要ですが、知っていれば比較的かんたんにできます。

 

多くの場合、このような手順で企業のコーポレートサイトが完成します。企業公式のウェブサイトで、きちんと作ってあれば、たとえウェブサイトのデザインが少し手作り感があるものでも上位表示されます。

 

必ずお金がかかる部分

 

どうしてもコストがかかる部分は、

 

 

くらいで、WordPress、DrupalやConcrete5などをCMSとして使用する場合、コンテンツ管理にお金はかかりません。

 

WordPressやDrupalはオープンソースのCMS(Contents Management System):コンテンツ管理システムなので、テーマやプラグインで無料のものを選べばコストはかかりません。ただし、サイトのデザインの希望によっては有料のテーマ、プラグインを購入してしまった方が良いケースが多く、価格も3,000円~15,000円程度なのでそれほど負担にもなりません。

 

サーバーの費用は年間15,000円程度、ドメインは年間1,500円~4,000円、プレスリリースは30,000円~50,000円程度かかるという認識でいれば良いでしょう。

 

1.コンテンツの用意

 

ウェブサイトを作る前に、企業のロゴやブランド名、住所、電話番号、紹介文などを用意する必要があります。一覧にすると

 

 

これらのコンテンツを、文章、写真、動画を用いて用意する必要があります。SNSアカウントは企業名、ロゴ画像、紹介文、メールアドレスがあれば開設はできますので、企業のコーポレートサイト作成前に、SNSアカウント取得してしまっても良いです。

 

また、ウェブサイトからのお問い合わせ受信用のメールアドレスが必要になるため、契約するレンタルサーバーを選ぶ時は、Webメールのアカウントも作成できるようなレンタルサーバーを選びましょう。

 

動画はウェブサイト上にそのままアップロードするのではなく、YouTubeなどにアップロードしたものを<iframe>で埋め込む形になります。このために、SNSアカウント同じく、YouTubeアカウントも企業のメールアドレスで作成しておきましょう。

 

2.ロゴ画像等の用意

 

企業のロゴ画像は、いくつかパターンが必要です。画像のサイズが

 

横幅*縦幅

 

など、企業のコーポレートサイトでどこまでやるかによって画像が複数必要になります。ウェブサイトのヘッダー画像には横幅が大きいロゴ入りの画像が必要で、正方形の画像はそのウェブサイトのアイコン、ファビコン、SNSアイコン画像として必要になります。

 

600px*60pxの画像は構造化データ・Schemaに対応させる際に必要で、コーポレートサイトのお知らせ情報をGoogle News配信させたり、企業でメディア運営をしたい場合にはそれ専用の画像が必要になります。

 

企業のロゴと、企業名の文字列、フォントの指定があれば、デザイナーに丸投げで程よく作成してもらえますが、こだわって細かく作成する必要がある場合や、グループ企業の上の権限や承認が必要な場合には、これら素材の用意も難しいケースがあります。こうした部分は事前に相談が必要で、素材の用意に1ヶ月、2ヶ月かかってしまうケースもあります。

 


企業公式ウェブサイト、コーポレートサイトを作成する時には、制作依頼をする決定をしていなくても、一度制作会社に相談することを推奨します。


 

3.CMSはWordPressを推奨

 

企業のコーポレートサイトを作成するのに使用するCMSはWordPess等オープンソースのものを使用しましょう。

 

スクラッチで作成し、管理、変更を加えにくいものを作ると費用が異常に高額になるだけでなく、PHPやJavascripのバージョン変更に伴うメンテナンスをするのにも多額の費用がかかり、100万円~300万円請求されるケースがよくあります。

 

WordPressなどのオープンソースのCMSであればアップデートへの対応もかんたんで、さまざまな技術者が対応可能で、やり方も多く公開されています。

 

【実態について】

WordPressなど既存の仕組みに頼らずにオリジナルでウェブサイトなどを作ることを「スクラッチで作る」という言い方をします。主にセキュリティ、ライセンスの問題でスクラッチ形式の作成を求めるケースがありますが、WordPressなどは企業サイトの作成に用いても、ライセンス上、特に問題はありません。また、セキュリティについてもきちんとサーバー、プラグインで設定してあれば侵害や漏洩を起こすことはほぼありません。

 

制作会社なども一時期、稼ぎやすく、他の制作会社が手を出せないようにするためにわざと管理しにくく、お金がかかるスクラッチを選ばせていましたが、近年はWordPressの方がメンテナンスや修正、更新がしやすいため、スクラッチと称して結局はWordPressの仕組みを転用して制作しているウェブ制作会社もあります。オープンソースプロジェクトを改変してスクラッチと言っている制作会社もあるので注意が必要です。

 

また、最初からWordPressで制作できる場合は、企業のウェブ担当者も制作会社も同時に作業に参加できるため、効率がよく、コストも最適化でき、継続して更新する手間も大幅に省けて、SNS更新まで自動化できる場合があります。

 

オープンソースのCMSが悪いということはありません。むしろ、PHPやJavascript、JQueryなどのバージョン切り替え作業を、オープンソース管理者がやってくれるので根本的な技術の部分を頼ることができて、アップデートも、自動バックアップも可能です。

 

企業のコーポレートサイトに100万円も200万円もかける時代は終わりました。余計なコストをウェブサイトにかけるのではなく、SNS運用やウェブサイトのメディア運用をして、リソース・資金を適切に使いましょう。

4.企業SNSの開設・運用

 

企業のコーポレートサイトを制作するだけでは上位表示はされません。企業のウェブサイトを作るということは、一般消費者や固定客、見込み客含め大勢にアプローチする目的があるはずです。ウェブサイトはその目的達成のための一手段でしかなく、SNSやGoogleマイビジネス開設・運用にもエネルギーを割く必要があります。

 

2021年現在、多くのネットユーザーはSNSを見ている時間が長く、起業について調べる時にもSNS、GoogleMapで検索することが非常に多いです。

 

 

などは、官公庁や消防署、個人商店、チェーン店でもアカウントを開設・運用しています。

 

ウェブサイトを持っているのは企業の信頼や安定感を示すために必要なことで、SNSを運用していることで親近感アップやお問い合わせ増加、企業名や存在を再認識してもらうなどの効果があります。

 

企業によっては、新商品開発時の意見交換、提案、商品の通知、お知らせをSNSで行い、地域情報誌や広告枠を使用せず、コストをかけずに広報をして成功している事例も多いです。一般店舗、個人商店ではウェブサイトは必要なく、SNS公式サイトだけあればよいケースすらあります。

 

どれだけ経営期間が長い企業でも、これらのSNSに情報がなく、コーポレートサイトもないようでは信頼は相当落ち、不審がられることさえあります。ウェブサイトやSNSがあることは、公明正大、情報公開、企業の明るさなどに関係します。ウェブサイトやSNSを持ってないということは、それらを外に向けて発信するのにやましい何かがあるのではないか、現代の事情についてきていない会社なのではないかと思われてしまい、同業他社に負けてしまう可能性が高いです。

 

SNS運用では、その会社の個性が出るため、好印象を抱いてもらえるような口調で、親近感のある投稿を心がける必要があります。本ページではかんたんにしか触れませんが、無料でできるSNS運用だけでも、コツさえつかんでいれば強い営業・広報が可能です。

 

企業のコーポレートサイトを制作するという、外に向けて発信していく段階では、SNS、Googleマイビジネスなども活用して、消費者に明るさや安心感を抱いてもらえるようにしましょう。

5.具体的なSEO対策

 

企業のコーポレートサイトで実施すべきSEO対策は以下の通りです。

 

 

これらの設定・SEO対策をしてあれば、ほとんどの企業は、その企業名で検索された時に上位表示されます。最も強い効果があるのはGoogleマイビジネスへの登録です。

 

実在していて所在地も明確で、写真などで検証可能、住所で郵便物を受け取れるなど条件を満たしている企業がほとんどのはずなので、申請すればほぼ承認され、GoogleMapに掲載されます。掲載されると企業のコーポレートサイトのURLや営業時間、電話番号などを掲載可能で、最新情報を専用ページに投稿することもできます。

 

企業のコーポレートサイト、企業名、所在地が検索エンジンに認識されれば、その企業名での検索があった際に、上位表示されます。ただし、企業の社名、ブランド名が既に実在している他社、他社サービス名とかぶっていると「企業名+地域名」など、いくつかキーワードを入れないと上位表示されない場合があります。それでも、特定のローカルビジネスとして上位表示されるキーワードは実在するので、企業名、商標、ブランド名などの事情も把握した上でウェブサイトづくりを進めましょう。

 

Googleに企業名、ブランド名、所在地域が認識され、カテゴリ、構造化データなどが設定されていれば、検索結果ではSchema、リッチリザルトがある状態で広いスペースをとって表示されるようになります。

 

また、美容サロンであれば「地域名+美容サロン」と検索された時に、検索結果の一覧に企業名が出る可能性も出てきます。ウェブ制作会社でも、カフェでも、レストランでも、工務店でも同じで、その地域にある企業一覧から、どこに依頼するか探しているような時に名前が出るようになるのは理想的な成果です。

 

きちんと検索結果に表示されるように、企業のコーポレートサイトだけでなく、SNS、Googleマイビジネスなど広く開設・運用すると良いでしょう。

キーワード選定とSEO

 

一般的に、検索結果で上位表示されるためには、ページ内に特定のキーワードが存在している必要があります。企業名で検索されて上位表示されるのは、そのページ、そのウェブサイトにキーワードとして企業名が記載されているからです。

 

さらに、そのウェブサイトURLがGoogleマイビジネスで認められた公式ウェブサイトだと承認されていれば、企業名で検索された際に、その企業コーポレートサイトが上位表示される仕組みです。

 

つまり、企業の事業内容やコンセプト、沿革を記載する時に、ページ内に適切なキーワードを設置していないと企業公式のコーポレートサイトだと認識してもらえずに、上位表示されないことがあります。Googleマイビジネスに登録するには、ユーザーからの情報提供を受ける方法もありますが、企業自身で、そのマップ上のスポットの管理者として、Googleからの証明の郵便を直接受け取り認証した上で、ウェブサイトを登録するのが効率的です。

 

こうすることで、キーワードが少し不足していても、Googleマイビジネスの認証を経ているウェブサイトとして、そのスポットの管理者が指定したウェブサイトがGoogleMapに掲載されるというのは非常に意味があります。

 

とはいえ、ウェブサイト内にはメディアやお知らせなども盛り込まれる可能性があるため、キーワード、フレーズ、検索に用いられる語句を適切に入れる必要があります。さらに、検索エンジンにその情報が伝わりやすいように構造化データやDescription、カテゴリなどで知らせる必要もあります。

 

こうした地道な作業は、日頃から専門でやっている人でも時間が足りなくなるほど大変です。制作、運用、リサーチなどで手が足りなくなりそうな場合も、早めにSEOに詳しい専門家に相談して運用部分のリソースを分散しましょう。不足している記事やキーワード、ウェブページを追加するだけでも画像や文章の用意が必要で、各記事ごとにSchema設定、アイキャッチ画像、Description、パーマリンク設定、SearchConsoleへの通知など、多数の注意点、やるべきことがあります。

 

まとめ

 

企業のコーポレートサイトでは、検索順位はそこまで下がらないですが、後々、企業メディアやお知らせページを運用する場合には初期の頃の設定や、アウトライン、バージョンアップへの対応、互換性、メンテナンス性なども意識してサイト制作をする必要があります。取り返しのつかない設定ミスをしないよう、まずはSEOの専門家・専門制作会社に相談して下さい。

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