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SEO対策で順位が下がった時の対処法【上がった時の対処法】

検索結果に表示される順位は、上がることも下がることもあります。このページでは順位が下がってしまった時に試すべきことと、上がった時にやるべきこと、両方を紹介します。下がっても愚痴を言わず、上がっても喜ばず、とにかく淡々と作業することを推奨します。

検索順位の上下で起こること

検索結果で順位が変わるとこのようなグラフの変化になります。このグラフを細かく紐解いてみていくと

前半に上昇、バズった部分がありますが、中間より少し後ろ側には入稿していた記事のブランドがオワコンになりはじめて検索されなくなってきた事による下落、アップデートの影響を受けての下落、その中でもバズった所、と分かれています。

何が原因で上がり、下がりしているのか分かっていれば対策を取れます。さらに、順位をグラフに入れて、数字も出してみると

12ヶ月を通しての平均掲載順位は、上がったり下がったりはしていますが、さほど変わっておらず、順位が大幅に下がった事による下落と言うよりは、
入稿していた記事の人気や注目が落ちた
扱っていた商品・サービスが終了した
アップデートの影響を受けた
といった理由が考えられるため、対策が大きく分けて2つになります。

この上記の例では、
新しい記事を入れる
既存の記事をメンテナンスする
という2つの方法が選べます。もちろん表示速度を考慮し直す、広告配置を変更するなどの工夫も必要ですが、いわゆるオワコンになってしまった、販売が終了になってしまった記事からのアクセスが減っているのであれば、最新のトレンドに沿った記事を入れればよいだけです。

※必要なければ最新記事を入れなくてもよいです。

逆に、人気やトレンドは維持されているのに、他と比べて自分の記事だけ順位が下がっている場合には、表示速度、コンテンツ、キーワード配分、写真の質などが影響して下落しているため、サイトと記事のメンテナンス調整が必要です。

※ただし、他のライバルサイトが一時的に炎上、または、バズっているだけの可能性があるので、状況を正しく把握できるまでは下手な作業はしないほうがよいです。

 

順位が下がった時にチェックすること

SearchConsoleで順位が下がってしまっている時にすべきことは次の通りです。
直近にアップデートはあったか
商品の販売が終わっていないか
サービスが終了していないか
ライバルサイトが伸びているか
検索総数(表示回数)が変動していないか
アクセス数が変わっていないか
SearchConsoleを見て、グラフがガクッと落ち込んでいても、商品やサービスが終了している場合には下がって当然です。

ライバルサイトや新規サイトの参入が順位を押し下げているのであれば、ライバルサイトにはあって、自サイトにはないコンテンツを追加し、質と表示速度を上げれば順位は回復するでしょう。

Googleのアプデによる変動の場合には、
表示速度の改善
見出し構成の変更
Schemaの付与
スクショを最新版に更新
文章を最新版に更新
などの対策をして、URL検査を行い、インデックス申請をすれば多少なり上昇があるはずです。これで順位の改善が少しでも見られればあとは時間が経つのを待つだけです。

時には平均掲載順位は変わっておらず、Analyticsではアクセス総数は変わらず、検索結果での表示回数だけ減っていて、下がったように見えるケースがあります。これは、そのキーワードで検索する人が減った、または、固定化されているためで、そのテーマに関して世の中が飽きてきているのは間違いなく、別の記事を投入、テーマやカテゴリの拡張が必要です。

例えば、このようなグラフでは、合計クリック数と表示回数が減っていますが、平均掲載順位はほぼ変わっていません。

これは今まで人気があった記事で、クリック数や検索総数が多かった記事が下落したか、その記事の商品が終了したために起こる減少で、順位が下がったとはまた別の問題です。

それでも、グラフ上では下がったように見えるため、少し見ただけでは不安になってしまうのも致し方ないことです。一喜一憂する前に、順位変動の根拠、理由を明確に、それに対して目標の数値に届くように工夫する必要があります。

 

 

順位が上がった時にチェックすること

SearchConsoleやAnalyticsで順位が上がった、アクセス数が増えている時にすべきことは次の通りです。
アクセス数の計測
サーバー負荷の計測
センシティブ表現の修正
表示速度の最適化
SNSでのシェア
ライバル記事との比較と追記
検索結果の順位が5位から1位に上がった場合、アクセス数は10倍、20倍に膨れ上がる事が多いです。この時サーバーが弱小なままだと、アクセス数をさばくことができずに、サーバーの応答が遅れて表示速度が落ちます。表示速度が落ちると当然ユーザーはそのページを快適に見れないので、ブラウザバックや離脱が増えてマイナス評価が積み重なります。

検索順位が上昇した場合は、アクセス解析をして、そのアクセス数や負荷に対応できるようにサーバープランをアップさせて最適化しなければいけません。これにはコストがかかりますので、検索順位が上がったからと言って、浮かれてい焼き肉を食べに行ってはいけません。アクセス数の上昇に伴い、収益上昇のチャンスもありますが、そこにかけるべきコストも多少上がるため、収益とコストのバランスが安定するまでは油断できません。

また、ユーザーが多いということは、GoogleDiscoverなどに掲載される可能性が上がり、ニュースとしてTwitterやFacebook、LINEなどに出されることがあります。これはSNS上で話題に上がり、もっと大勢に見てもらえるチャンスで、大勢が意見を言い合ったり、シェアし合ったりしてくれるチャンスです。その時SNS上で公式アカウントがあればフォロワーが増える可能性もあり、メディアとして強くなれます。

これに付随して、SNSでは揚げ足取りや手痛い批判などを受けることもあるため、センシティブな表現を修正し、情報ソースや出典を追加するなど信頼を上げる必要もあります。

数値と順位を上げていくための工夫

サイトを登録した直後で、記事が数記事~10記事の場合は良くてもこのようなデータになっているはずです。

 

記事数が少なく、インデックスがついても、まだ検索結果からユーザーが訪れていない状態なので、とにかく記事を追加していきましょう。

従来は7記事も投稿してあればそこそこ流入がありましたが、近年はひとまず100記事はないと十分なアクセス数を得られません。

 

※7~30記事(インデックス数と同じ)は従来の大量のブロガー・アフィリエイターがとりあえず記事を量産して投下し、伸びたら残し、伸びなければ消す、という操作を繰り返したため、スパムレベルの記事数として、クローラーに蓋をされているような状態です。1ヶ月~3ヶ月かけて100記事書けている場合は、そこからやっとまともなサイトとしての評価枠にのるため、まずは3ヶ月で100記事を目標に記事を投入しましょう。

 

その後、少し伸びてくると、良い記事とあまり良くない記事も出てくるため平均掲載順位は下がる事が多いですが、記事数の増加により、一つの記事が複数のいろんなキーワードでの検索結果に出るようになり、表示回数は増やせます。

 

 

検索結果からのクリック数も順調に伸びてくる時期です。この段階からキーワードを考慮した記事の追記・編集を心がけましょう。

例えば検索パフォーマンスのクエリから「iPhone」というキーワードの他に

iPhone Android
iPhone 使い方
iPhone カメラ 設定
iPhone アプリ おすすめ

などのキーワードの一覧と順位を確認できるはずです。上記画像の表示回数が大きいキーワードは、ユーザーがよく調べている単語の組み合わせなので、そのキーワードでの検索結果に表示されるように、既にある記事の単語の割合や表現を変更しましょう。

 

その後、順位が上がって1位を取得できても、上記画像のようにクリック数が最大になるとは限りません。記事のタイトルやDescriptionを変更したり、Schemaを記載して検索結果に画像が出るように指示したり、表示速度を改善したりするとクリック数の上昇が見込めます。

 

※この検討は非常に手間がかかる上に、試行錯誤と事前調査、時間と手間のかかる記事投入と結果調査と比較などがあるため、SEOを専門にする人に任せてしまうのが一番です。

 

さらに伸びてくると平均掲載順位が向上し、クリック数も伸びてきますが、合計表示回数が増えたのに比例してクリック数も増えているので、記事の投下、記事の最適化を繰り返していく方法で基本は伸ばせます。

ここからは同じ作業の繰り返しで
新記事の導入
記事の最適化
ライバルとの比較と調整
記事の最適化
を繰り返してより上位を維持できるように工夫します。

 

こうして、結果が出てくると上記画像のような合計表示回数105万回、合計クリック数10万回、平均掲載順位11位、というような形で成果が目に見えて出てきます。ここまで伸びてくると、多少のアップデートが被弾してもほとんどダメージを被ることはなく、その道の大規模サイトとして一定の評価が集まっているので、下がってからの上げも比較的簡単です。

過程で、SNSシェアをしたり、PRを出したりして一定のアクセス数を叩き出したり、テーマの裾を広げていってロングテールまでカバーするようにしたりするとより強いサイトとして出来上がります。

テーマの展開の仕方

ここではよく検索されているキーワードを調べる方法を少し具体的に紹介します。今回は、同業他者や友好グループとほぼ競合することのない、そこまで需要もないキーワード「タンブラー」を例にあげていきます。

まずはGoogle広告よりキーワードプランナーを選択できる状態にして、

新しいキーワードを見つける
検索のボリュームと予測のデータを確認する

のうち「新しいキーワードを見つける」を選んでください。

次に「ビジネスに密接に関連している商品やサービスを入力します」の欄に、今回例として使用する「タンブラー」を入力し「結果を表示」させます。

すると、関連性の高いキーワードとして複数の結果が得られます。

この結果から、多くの人が何を目的にして「タンブラー」と検索しているか分かります。

「スタバ タンブラー」を探している人は100万人規模ですが「タンブラー おしゃれ」を探している人は10万人規模、「KINTO タンブラー」を探している人は1万人規模と大きな差があることが分かります。

つまり、タンブラーに特化したサイトを運営したい場合は、
猫舌専科
サーモス
KINTO
スタンレー
だけではなく「スタバ」のタンブラーを取り扱わないと十分なユーザーが集まりません。戦略としても、スタバのタンブラーを見せながらも、もっとおしゃれで、高機能なタンブラーがあることをアピールする必要があります。

スタバのタンブラーに興味がある
タンブラーが欲しくて検索する
さまざまなブランドがあることを知る

というユーザーの流れを理解すると記事やコンテンツ展開に生かせます。また、潜在的な需要として

職場に自分専用の保温カップが欲しい
スタバの飲み物を入れてもらえるタンブラーが欲しい
スタバでスタバ以外のタンブラーを出すのが申し訳ない
保温機能は欲しいけど熱いと飲めない
かばんの中でこぼれるタンブラーは嫌
洗うのが面倒なタンブラーは嫌

といった、ユーザーの本当の需要をカバーできると、SNSでのシェアも増やせてその道での大規模サイトに成長する可能性が出てきます。

また、100~1000規模のキーワード群を見ると、そのほとんどがタンブラーのブランドや用途に関するキーワードで

珈琲用 タンブラー
タンブラー コンビニ
ファミマ タンブラー

などで、さらに詳細な3つ以上の詳細なキーワードは狙う意味があまりない事も分かります。予測の範囲ではファミマの珈琲をタンブラーに入れてもらえるのか、コンビニではタンブラーは使えないのかなど疑問を解決しようとしている点は理解できますが、ほとんどは

タンブラーを探している

のであって

タンブラーの使い方は探していない

ということも分かります。少数派存在しますが数十万人単位でタンブラーの使い方や洗い方は求めていない事がわかります。

こうした調査を行いながら、そのサイトでの記事展開の方法や方向性、キーワードの選び方が定まってきます。

 

競合性の高さと作業量

競合性が高いキーワードでは、それだけ多くのスコアが求められます。
記事の品質
ドメインの強さ
ドメイン運用の長さ
写真のオリジナリティ
SchemaやPWA
表示速度
記事以外のさまざまな要素が重なって評価され、検索上位に表示されます。

結論から言えば、競合性が高くても、そのテーマに関する記事は書いたほうがよいです。

1000文字30分で書けるとして計算すると、ロングテールでニッチな内容の記事は、1記事約30分で必要な1000文字を書けて公開もできますが、検索される件数が多くても100~1000件だけです。実際には

10~200件

が限界でしょう。

それに対して、1記事5000文字の記事を2時間半~3時間かけて執筆、公開した場合は、10万件~100万件の母数に対してアプローチ可能です。この場合、

1000~20000件

はアクセスを集められる可能性があります。

ロングテールの記事は5000文字書くのと同じ時間をかけて5記事用意しても、

50~1000件

にしかならないですが、母数の多いキーワードの記事は、同じ時間とコスト、手間をかけて

1000~20000件

という20倍近い成果を得られる可能性があります。正確に言えば、母数の多いキーワードもロングテールも両方押さえて網羅性を高めるのが正解なので「とにかく書く」が最適解なのですが、

✕競合が多いから避ける✕

という選択肢は、もったいないです。評価されるまでに時間がかかることが多いので、後回しにせず、早い段階でコンテンツを投入しましょう。

まとめ

検索順位が上がった時も、下がった時も、その変動に応じた対応を欠かさないようにしてください。一喜一憂せず、適宜、順次淡々と対応するというのが最適解です。

新規のサイトを伸ばしていく時も淡々と作業を続けるのみで、競合や他サイトのことは気にかけず、コンテンツを多く、濃くし続けることだけ考えて、鬼作業してください。それが全てです。

 

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