内定がなかなかとれない既卒者の方必見！不利になる理由と対策

就職事情が厳しい現在の日本において、新卒者に比べ既卒者の就職はさらに厳しい状況になっています。

ここでは、既卒者の就職活動が厳しい理由とそれを乗り越えるための具体的対策を記述しますので、内定がなかなか取れずに悩んでいる既卒者の方は是非参考にしてください。

既卒者の就職活動が新卒者よりも厳しい理由

既卒者の就職活動が厳しくなってしまう第一の理由は、大事な就職活動の時期にしっかり将来を考えて努力していなかった、というイメージを持たれてしまうからです。

現在の就職事情が厳しいのはもはや当たり前のことであり、内定を取るために自分を磨いたり、第一志望のところから内定をもらえなかったことを想定して第二志望、第三志望の企業からも内定を頂いておくことは最低限の対策です。

しかし既卒者の場合、実際の理由がどうであったのかにかかわらず、第一印象でこれらのことをしっかり取り組んでいなかったと思われてしまうのです。

もうひとつの理由は年齢とキャリアの問題です。
企業が新しく社員を採用する理由は大きく分けると2つあり、不足している戦力を補う目的と企業を長く存続させるために若い世代の社員を雇用していく必要があるということです。

しかし現在の日本の経済状況においては収支の関係で人件費を抑える必要はあっても、新たに社員を雇用する余裕は無い企業も少なくありません。

ただ、そのような状況であっても新卒者だけは採用していかないと会社の年齢構成がアンバランスとなり、その企業を将来支えていく人材がいなくなってしまうということにもなりかねません。

よって、経営が仮に厳しくても新卒者だけは一応採用していこうとする企業は少なくないのです。このような理由から新卒者であればとにかく若いという理由で内定をもらえる可能性がありますが、年齢のハンデを持ってしまったキャリアの無い既卒者は新卒者と比べると不利になってしまうのです。

既卒者のハンデを克服するためには

上記の理由により、既卒者は新卒者と比べてハンデがあることはさけられません。よって、既卒者が厳しい就職活動を乗り越えるためには既卒者のハンデを補う強みが必要となります。

現在企業に勤めている方が別の企業に変わる転職者の場合は、現在の企業での社会人経験や業務経験を活かすことができるため、即戦力を求めている企業から内定をもらえる可能性は十分にありえます。

しかし既卒者の場合は転職者のように業務経験が無いため、これ以外のところで自分の価値をアピールしなくてはいけないのです。

既卒者が自分のハンデを補うためにできる対策は資格を取ることです。

現在同じように就職活動を行っている新卒者の場合は資格を全く持っていない方も少なくありません。また既に志望企業に入社している先輩社員においても、入社してからバリバリ忙しく働いているため資格を取るために勉強する時間がなく、資格を持っていない方も珍しくないのです。

よって、既卒者となってしまったのであればまずは資格を取ることで、新卒者と比べて特筆したアピールを行うことができます。

また、資格を取るためにかかる時間は人それぞれであるため、今からあまり期間をかけずに資格を取ってしまえば就職活動を真剣に取り組んでいなかったというマイナスイメージを持たれずに済むことも無くはないのです。

既卒者の就職活動が不利な理由と対策のまとめ

既卒者の就職活動が厳しいのはとにかく真面目に頑張ってこなかったマイナスイメージを持たれることです。

そして昨今の厳しい経済事情において、このマイナスイメージを持たれることは就職活動において非常に大きなデメリットとなってしまうのです。

よってこのマイナスポイントはちょっと面接で頑張ったり、志望動機や自己PRを上手に書いたりするだけでは解決することはできません。このマイナスポイントを補うためにはあきらかに自分にとってプラス要素となる資格という具体的な強みを持つことがとても有効なのです。