既卒者の「やりたいことがわからない」悩みを解消するための行動とは？

既卒者の方の中には、自分のやりたいことがわからない、そんな悩みを抱えている方が多いものです。
やりたいことが見えてこないと、就職先を探すのも難しいかもしれません。

そこで、自分のやりたいことを探すための方法について解説します。
就職活動に役立ててみましょう。

出会いにヒントが！？異業種の人に会って話を聞いてみる

自分のやりたいことがわからないときには、いろいろな人に会ってみるといいでしょう。会うといっても無理に誰かを誘うということではありません。機会がある限り会ってみればいいのです。

友人を介した人や飲みの席で会った人など、自分とは異なる環境の人にいろいろ話を聞いてみましょう。

仕事の選び方は人それぞれです。
収入とやりがいは別という人もいますが、世の中には自分のやりたいことを仕事にして生き生きと働いている人もたくさんいます。
そんな人に出会えれば参考になることはたくさんあります。

例えば、どんないきさつでその職業を目指したかを聞くのもいいでしょう。
職業の内容に興味が持てれば、辛い部分や楽しい部分など、もっと具体的に聞いてみるのもいいかもしれません。
さらに興味が沸けば、必要な資格や経験を自分で調べてみましょう。

新しい世界をのぞいてみよう！講座やセミナーを受講する

時間に余裕があるときに、講座やセミナーを受講してみるのも解決につながることがあります。少しでも興味のあるものがあれば、参加できるセミナーが開催されないかどうか調べてみましょう。

例えば、アロマテラピーや投資、介護にマーケティングなど、なんでもいいのです。セミナーには有料のものが多いですが、公共施設で行っているものなら無料のものもあります。

ネットで調べるのもいいですし、図書館やカフェなどにパンフレットやチラシが置かれているものを集めてみるのもいいでしょう。

具体的な話を聞いたり詳しい情報を吸収したりすると、その職業に対して新たな興味が出ることもあります。今までは気づかなかった新たな魅力を発見できるかもしれません。自分の意外な面に気づくということも考えられます。

ボランティアで興味のある分野を経験してみる

ボランティアに参加してみるのもよい方法です。
ボランティアに参加しているうちに、それが本業になってしまったという人も少なくありません。

ボランティアに時間を取られてしまうと本末転倒になってしまうので、月に1回～数回程度の負担の少ないものにするのがポイントです。
または、いくつかの異なるボランティアに参加するのもいいでしょう。

いずれの場合も負担にならない範囲というのが重要です。

現在のライフスタイルのバランスが崩れてしまうほどのスケジュールで入れてしまうと、良さに気づく以前で終わってしまう可能性が高くなります。興味のあることで、ボランティアで参加できるものがないかどうか調べてみましょう。

ボランティアはその世界を実際に体験できるというメリットがあります。
転職するかどうか迷ったときにもよいのではないでしょうか。

今までの自分を振り返りながらやりたいことを見つけてみよう

現在の自分とは、それまでに積み上げてきた経験の上に成り立っています。自分がこれから何をしたいのかを見つけるためには、これまでの自分の成長過程をキャリアシートに書いてみるのもおすすめです。

キャリアシートとはキャリアコンサルティングで使用されるものですが、厚生労働省のホームページからダウンロードすることもできます。
そこまでしっかりした様式ではなくても、自分で簡単に今までの経験や資格などを書き出してみるといいでしょう。

既卒者の方であれば、簡単に学んできた教科や部活、アルバイトの経験があればその内容を書いてみましょう。また、取得したことがある資格があれば書き出してみるといいでしょう。

その作業のなかで、どんなことにやりがいを感じたか、またはどう感じていたかなども書いていくとさらに自分自身を見つめ直せます。

そして5年後、10年後にどうしていたいかについても書き出してみると、自分が今どうしておくべきかが具体的にわかりやすくなります。

自分のやりたいことを見つけるには、過去の自分に向き合い、さらに未来はどうなっていたいかを考えることが必要といえるでしょう。