育児に優しい職場の証!「くるみんマーク」「プラチナくるみん」
くるみんマークという名前を聞いたことがありますか?
簡単に言うと、国から「子育てサポート企業」であるというお墨付きを受けている企業の証です。
ここでは、子育てをしながら就職・転職を目指すママに是非知ってほしい、くるみんマークの詳しい内容をご紹介します。
くるみんマークとは何?認定基準は?
日本の少子化に歯止めをかけ、社会全体として子育てを推進するために定められた「次世代育成支援対策推進法」という法律があります。
この法律に基づいて行動計画を策定・実施し、その目標を達成した企業が受けられるのが「くるみんマーク」で、平成29年3月末時点、2,695社が認定を受けています。
「くるみん」という名前は公募で選ばれたもので、赤ちゃんが大切に包まれている「おくるみ」と「職場ぐるみ・会社ぐるみ」で子どもの育成に取り組もうという意味が込められています。
くるみんマークの認定基準は、子どもを生み育てながら働く労働者のための環境づくりに焦点を当てた内容で、9つの項目から成りたっています。
代表的なものとしては「計画期間内の女性労働者の育児休業等取得率が75%以上であること」「配偶者が出産した男性労働者の育児休業取得率が7%以上であるか、類似した企業独自の休暇制度を利用した者の割合が15%以上であり、かつ育児休業等をした者の数が1人以上いること」「3歳から未就学児の子どもを育てる労働者の、労働時間短縮などに関する措置が講じられていること」が挙げられます。
さらに平成27年から、くるみん認定を受けた企業の中でも、高い水準で継続的に取組を行っている場合に受けられる「プラチナくるみん認定」が始まりました。こちらは平成29年3月末時点で、118社が認定を受けています。
くるみんマークの企業で働くメリット
企業はくるみんマークを取得することで、世間に対してイメージアップできること、働きやすい会社であると求職者にアピールできること、税制優遇を受けられることというメリットがあります。
特に働きやすさをアピールできるという点では、優秀な人材の採用につながりますし、社員定着率の向上にも役立つと考えられますね。
一方、くるみんマーク取得企業に就職・転職する労働者には、どのようなメリットがあるでしょうか。
まずは、認定条件にもなっている育児休業が取りやすいことが挙げられます。
単なる制度として存在しているだけでなく、周囲にも取得している人が高い割合でいることで、社内全体としての育児休業への理解・協力する風土ができていることも考えられます。
同様に、未就学の子どもがいる場合の始業時刻変更や時短勤務についても条件に定められています。このことで子どもの送り迎えや、保育園からの呼び出しといったアクシデントにも対応しやすくなるでしょう。
それとともに、社内に様々なワークスタイルを持った社員がいることは、企業全体の柔軟性を高めることに一役買っているかもしれません。
全体として、労働者の大きなメリットは「出産・育児というライフイベントを経ても、働きやすい環境で長く仕事を続けられること」であると言えます。
くるみんマークが牽引する?男女の育児参加と働き方
いかがでしたか?長く働き続けたい女性にとって、くるみんマーク認定企業は、有力な就職・転職先の候補になるのではないでしょうか。
また、既述のくるみんマークの認定基準は2017年4月1に改訂されたもので、以前のものと比べ男性労働者の育児休業やその他の育児参加への取り組みを、より評価する内容となっています。
男性が育児に参加することで女性の家庭での負担が減り、働き方の選択肢が増えることにもつながります。
現状ではやはり、育児のほとんどを女性が担っているケースが多数派ですが、これも1つのきっかけとして、男女それぞれが積極的に育児に関わり、それぞれが自分らしく働ける社会へと変化していってほしいものです。
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