合宿免許は、短期間で取得できて料金もパックになっているためにお得で安いです。
これはとてもありがたいメリットなのですが、落とし穴があるということも理解しておきましょう。
合宿免許の落とし穴とは・・・そうです!延長と追加料金です。
あとになってからお金が足りないと困らないためにも要チェックです。
恐怖の延長と追加料金
合宿免許では、きっちりスケジュールが組まれていますから、検定に落ちたり授業を受け残ったりすると卒業が遅くなります。つまり、延長ということです。
卒業できず延長になってしまうと、プランによっては追加料金がかかります。
これがかなり負担になるので恐怖です。
教習所によって違いますが、通常は1時限の技能教習で5,000円はかかるでしょう。
検定も同様で1回につき5,000円ほどはします。
宿泊・食事は、1泊4,000円~でしょう。
さらに、検定日を決めている教習所の場合だと、すぐ受けられないこともあります。
すると、当然ながら宿泊・食事代はかかりますから、2~3日の延泊代だけで数万円もの余計な出費になったということもあるのです。
しかし、それほど心配することはありません。
約8~9割の方は期間内に卒業されています。
ただ、1~2割の方は延長になってしまうということですから注意は必要ですね。
延長になってしまう理由は、技能検定に落ちてしまったというのが最も多いですが、他にも朝寝坊して欠席や遅刻、体調不良で欠席しまったなどの理由もあります。
寝坊で欠席や遅刻をするなどというのは、完全に自己管理の甘さですが、自分ではしっかり気をつけていてもインフルエンザの流行など予期せぬアクシデントに巻き込まれてしまうこともあります。
そのため、合宿免許を選択する際に、プランはしっかり検討することが必要です。
保証付きのプランって何?
一般的に、合宿免許には大きく分けて2つのプランがあります。
それは保証付きか保証なしかの2つですね。
保証付きのプランと一言で言っても、教習所のプランによってその保証内容は様々です。延長可能な回数や適応される年齢制限などが違ってくるのです。
保証の規定回数以内なら追加料金がかからないという場合は、それを越した場合は追加料金が発生します。卒業まで保証してくれるタイプは、延長になっても一切追加料金が発生しません。
当然ながら、保証が良ければ良いほど価格は高くなりますね。
親が教習代金を払ってくれるという方や社会人なので多少余裕があるという方はいいですが、学生で自分で払うとなればほんの少しでも安くしたいものです。
自分には何が必要なのか・どんなプランが最適なのか、じっくり検討して選択することが必要です。
特にこんな方は保証付きプランを選ぼう!
- あがり症やすぐ緊張してしまう方
- 短気で焦りやすい方
- ストレスに極端に弱い方
あくまでも極端な場合でという例ですが、こういう方は技能研修で力を発揮できない可能性があります。
学科教習とは違い、実際に車を運転する実技教習はそもそも緊張を伴うものであり、教官から色々指示や注意をされることで誰でも焦ってしまうからです。
検定となれば、上記のタイプの方は普通の人以上に緊張度はMAXのはずですから、普段通りに運転できなかったと後悔する方は多いのです。
それでも合格できればいいですが、教官にブレーキを踏まれたら即座に不合格です。
延長できないというプレッシャーによって、さらに緊張とストレスでミスを多発することもありますから、保証付きプランを検討して精神的な余裕を持つといいでしょう。
保証付きプランを選ぶことで、万が一の時にも後悔せずに余計な出費を抑えることができます。そして、保証があることで必ず合格しないと困るというプレッシャーが多少なりとも減るはずです。
保証プラン以外で気にしておきたいこと
技能検定などで落ちて延長してしまう他に、学科の勉強不足や体調不良、自己管理不足による遅刻や欠席などで延長となる場合があります。
延長にならないためには、自分自身がいかに体調を崩すことなく集中して勉強できるのかを考えて合宿免許のプランを選びましょう。
例えば、人との交流が得意ですぐ友達ができるという方なら、わからないことも質問しやすく、お互いに教え合うなど情報が多く入ってきやすいです。新しいことをなかなか覚えられない方や集中力の低い方でも、効率の良い勉強ができる環境となるはず!
友達なんてできるのか・・・という不安もあるでしょうが、同じ目的を持った様々な年齢の人が集まってくるので、それほど心配はありません。仲良くなって仲間同士で一緒に頑張るといいですよ。
ただ、人との交流が苦手だという方は、友達を作るどころか教官に質問するのも勇気がいるかもしれません。そういう場合は、極力ストレスを溜めずに勉強に集中できるようなプランを選択しましょう。教習所との移動時間が短い宿舎で個室だといいですね。
ストレスに極端に弱いという方は、観光や温泉付きなど気分をリフレッシュできるような環境だといいですね。ストレスが溜まると体調を崩すことになるため、適度な休息も必要です。
そしてどんな方でも共通の話ですが、スマホなどの端末も利用したりしながら、効率的な勉強方法で予習・復習をしましょう。空き時間を賢く使うことが、延長せずにストレートで卒業するために最も大切なことです。