タイヤのお話【大径ホイールに低扁平タイヤで走りは良くなる?】

タイヤについてちょっとウンチクを。
低扁平・大径ホイールブーム
最近は、どこのメーカーも1,500㏄クラスのコンパクトカーでも16インチ位のアルミホイールを履くことが珍しくありません。
では、低扁平にすることのメリットとはいったいなんでしょう?
グリップがよくなる?ステアリングを切ったときの反応が良くなる?
デメリットはなんでしょう?
乗り心地が悪くなる。タイヤ代は高くなる。こんなとこでしょうか?
低扁平タイヤになるほど、剛性が高く、でもサイドウォール(横の銘柄が書いてあるところ)の変形が少なく、グリップに優れているといったイメージではないでしょうか?
剛性が高い⇒カーブで変形が少なく、機敏なハンドリングができる。こういえるかもしれません。
ところが、実際はサイドウォール内のゴムやワイヤーなどの繊維が弓なりに反ることでいわゆるタイヤの剛性を出します。その力は同じ材質ならば長い程、剛性は高くなります。つまり、高扁平タイヤの方がその剛性は高くなるのです。
さらに、サイドウォールの形状は接地面に対して垂直であるほど、剛性が強くなります。
実は、タイヤの断面は、風船のような球形なのです。空気を入れ球形に近づこうとするものを垂直方向に押しつぶした形状が、低扁平タイヤの本質です。
押し潰せば潰す程、左右に広がっていき、左右は丸みをもち。逆に高扁平タイヤは、逆に横は緩やかな弧を描く断面となります。
大径タイヤ・ホイールのメリットとは??
これらの理由からも、本来は低グリップになる低扁平タイヤを、サイドウォールをガッチガチに固めて、スポーツタイヤとして販売しているのです。市販車の場合は限られたタイヤハウス(フェンダー内)に収められるタイヤで且つ、ブレーキの効きを良くしようとすると、ホイールは大径に、タイヤは扁平にならざるを得ないのかもしれません。
しかし、純正で低扁平タイヤを履くものの多くは40%程度の扁平にとどめています。それ以上の扁平は無意味だと知っているからです。
それ以上の扁平率を販売してうまみがあるのは、アフターパーツマーケットです。特に某タイヤメーカーなどは、低扁平タイヤがハイパフォーマンスであると大々的に謳っています。確かに、サイドウォールをガチガチに固めて、ハイパフォーマンスなのかもしれませんが、それは、正しいアプローチではないということを理解してください。
サイドウォールを補強し、堅くする分重くもなります。またインチアップしたホイールもよほどしっかりと選ばないと、たいていは重くなる方向になります。重くなったホイールを純正の足回りでは押さえつけることができず、足回りも堅くせざるを得なくなります。
また、タイヤで吸収されるハズのショックが吸収されないと、しわ寄せは、足回りやボディに来ます。
なんか、車に優しくないですね・・・
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