事故車の見分け方

さて、昨日からの続き。事故車の見分け方です。
そもそも事故車って何か、その定義を確認します。
事故車とは
事故車とはなにを言うのか、おさらいを
まず、「そんなの知ってるよ!」と言われるかもしれませんが、一応、おさらいとして、現代の普通車は殆どモノコックフレームというボディ全体で路面からの衝撃などの力を受け止める構造になっています。
対して、トラックなどはフレーム構造で、はしごのようなフレームにエンジン、タイヤなどがついて、その上にボディが乗っかっている状態で、ボディに力が及ばないような構造になっています。
歳がばれてしまいますが、20年ほど前までは、アメリカ車ではフレーム構造が主流で国産車でもクラウンなどはフレーム構造でした。
フレーム構造、モノコックのメリット、デメリットはまたの機会にするとして、このモノコックボディ、ボディ全体が一つの構造体として機能しています。
ボディでもドアやボンネットなどは閉めていても力が逃げてしまいますので構造体として力を受けることができません。(一部、最近の設計ではドアも構造体にするようになっているようですが・・・)
これらの構造体以外の部分は、いくら変えても事故車にはなりません。例え、全塗装してもドアやフェンダーを変えようと、事故車にはなりません。
では、どこを変えると事故車になるかというと、下の図の1~9に該当するものです。ただ、最近は9については、ラジエター交換などで外さなければならない場合もあるので、交換され、隣接する例えば2のメンバーを修理していたなどがないと事故車にはなりません。

一般財団法人 日本自動車査定協会から画像をお借りしました。
事故車の見分け方
では、査定員はどうやって、事故車を見分けていたのかですが、まず、車に対して、斜めからみて景色の映り込みをみます。
板金をしている車は、特定の角度ではキレイに写り込んでも別の角度では歪みが出ることもあります。また、最初に出荷される段階で塗られていた塗装と微妙な違いが出ます。専門用語で「肌」が違うと言ったりします。
以前、自分の車を査定に出したとき、リアドアとクォーター(リアドアの後ろから、リアバンパーまで)のパネルを工場の都合で別々の塗料で塗ったのすが、その違いまで見抜かれました。
次に開口部、ドアやボンネットを開けて、ボルトや各フレームに修正跡がないかを調べます。フレームを修正するときには、10t位の力で該当箇所を引っ張り元の位置に戻します。縮んだところを引っ張りだすのですが、一度強い力を受けた鉄板には、戻しきれない歪(ひずみ)などがあります。(ヤング率や塑性変形とか言うのですが、それもまたの機会に)それらを見ていきます。側面からの衝突だとジャッキポイントに引っ張る器具をかけることもあるので、
その辺りもチェックします。
そして、鉄同士を繋げているところにシール材(少し柔らかいゴムのような塗料)が塗布されているのですが、それが左右で違いがないかなど触ってみていきます。
これら査定時の大まかな流れなのですが、本当に上手い板金屋さんは分からないくらいキレイに直します。全く走行にも問題のない事故車も多くあります。対して、問題のある事故車もあるということなのですが・・・
その辺はまた次回に。
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