三菱だけじゃなくて、スズキも?【そもそも燃費計測はどうやるの?】

先日三菱車の燃費偽装が明らかになり、大問題となりました。ところがその余波というか影響が、様々な方面に飛び火しています。
スズキも燃費を偽装?
軽ナンバー1の座をダイハツと争っているスズキも燃費を偽装していたと発表されました。スズキの場合は、正しくは完成車を実走させて計測しなければならないテストの一部を、エンジンやトランスミッションなど個別パーツごとに計測していたということでした。
これは、燃費を良く見せる為のことではなく、テストを行う際の手間(=コスト)を減らす為だと釈明しています。自己申告ベースのものなので、実際には知る由もありませんが、燃費に影響することはなかったということでした。
ただ、この三菱の問題以降、GMも燃費の偽装があったと発表していますし、まだこれから出てくる可能性もあります。
では、燃費の測定方法は?
では、どのようにして燃費を偽装しているのでしょうか?
その前に燃費の測定方法ですが、燃費は、シャシーダイナモというローラーの上にタイヤを乗せ、ローラーを回転させることで計測します。ただ、このままだと同じ形式のエンジンで同じ車重だと、同じ燃費になってしまいます。ボディ形状が変わると大きく変わるのは、空気抵抗です。その空気抵抗分をローラーに負荷として加えます。
この負荷を計測する方法が、日本の場合惰行法という方法で、設定速度+5km/hから‐5km/hと10km/h減速するのに何秒かかるかの変化を測る方法です。例えば、設定速度が90㎞/hであれば、95㎞/hまで加速し、ニュートラルに入れ惰性で85km/hになるのに何秒かかるかの変化を測る方法です。当然空気抵抗が大きければ、速度の低下は早くなります。これを20km/hから90㎞/hまで10km/h刻みで3回ずつ計測します。
三菱の不正の方法は?
対して、三菱が不正として行っていたのが、高速惰行法。こちらは一気に150㎞/hまで速度を上げ、そこから毎秒低下する速度を計測し、抵抗値とする方法です。こちらの方が空気抵抗地は大きくなるので、正確な数字となりますが、中低速域では誤差が多くなるようです。
しかし、高速惰行法のままでは、速度域も高い為、走行抵抗も大きくなりますが、日本での計測の場合は、勝手にその高速惰行法の数値から3%程度低減させた数値で申告をしていました。
結果、その走行抵抗を元にし、シャシーダイナモの抵抗値を決めると、軽く回せることになり、好燃費につながったというしかけです。
これは、日本の法令順守という点に反しており、ゆるされるところではないのは明白です。
厳選!一括見積りサービス
知っておきたい車の技術関連記事
-
2017.11.17
-
2017.11.13
-
2017.11.09
-
2017.11.05
-
2017.11.01
-
2017.10.28
-
2017.10.24
-
2017.10.20
-
2017.10.16
-
2017.10.12












