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敬語・丁寧語・謙譲語の違いを理解してみよう!

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学生の頃は先輩に対してだけ敬語を使うけど、先生に対しては意外と友達と同じように話していたなんて人いませんか?最近は先生の立場って弱くって、目上の人なのに話し方で悩んだという人は意外と少ないかもしれませんね。

でも社会人になったらそうはいきません。日本人に生まれ育ったのなら最低限のマナーとして、そして相手への敬意を表して立場にあった話し方ができなくてはならないのです。そこで今回は敬語・丁寧語・謙譲語の違いについてご紹介いたします。

敬語とは?



まずはどれが敬語でどれが敬語じゃないのかを知る必要がありますよね。簡単に説明すると敬語というのは敬うという字に語という字を書きます。つまり相手を敬う時に使う言葉ですので目上の方と話す時に使う言葉です。

皆さんは敬語という言い方をしますが、本当は尊敬語というのですね。尊敬語というと尊敬する方とお話をする時には自然と気を使ったり相手を立てる言い方をするものです。なので職場でも使い分けをする方が本当は良いのですね。

さらに言えば尊敬語・敬語は相手に対して使う言葉です。目上の相手とお話をする時に使うわけです。お相手の年齢や立場などを考慮して使うと良いでしょう。誰にでも尊敬語を話すのは間違いだというわけです。とても難しいのです。

例をあげてみましょう。

する→〇〇なさる、〇〇される
言う→言われる、おっしゃる
来る→いらっしゃる、お見えになる、お越しになる、おいでになる
座る→おかけになる、おかけください
わかる→ご理解いただく、おわかりいただく
待つ→お待ちくださる、お待ちになる
会社(相手の)→御社、貴社
見る→ご覧になる
聞く→お聞きになる
利用する→ご利用になる、ご利用いただく

良く使う言葉の敬語・尊敬語のほんの一例です。相手のことを敬いつつお話をしていることが伺えますね。目上の方や地位の高い方、取引先の方やお客様などに対して使うと違和感がないでしょう。

では丁寧語とは何か?についてをご紹介いたします。

丁寧語とは?



丁寧語というのは相手にも自分にも使える言葉です。簡単に言えば『ですます調』で話す言葉のことですね。ただし取引先の会社の方に対して使う言葉ではないでしょう。そうですね、サービス業で忙しい時に使ったりはしていいかもしれません。

お客様に「すいませーん」と言われた時などに、「今行きます」などは失礼になりませんし、同僚などに意思を伝える時などに普通に使っても問題ない言葉遣いでしょう。お客様にですます調でお話したことでクレームになることも無いでしょう。

ただしデパートや百貨店などの場合は丁寧語よりも敬語の方が無難な場合もあるかもしれません。例えば衣類の購入で悩んでいる方に対して「似合ってます」と言うよりも「お似合いです」と言った方が良いですよね。

こんな感じで時と場合によって使い分けると良いでしょう。逆に若い女性に「お似合いですよ」と言うよりも「凄く似合っていますね」と言った方がフレンドリーな感じが良いと思われることもあるかもしれません。

では例をご覧ください。

する→します
言う→言います
来る→行きます
座る→座ります
わかる→わかります、わかりました
待つ→待ちます、待っています
会社→会社
見る→見ます
聞く→聞きます、聞いてます
利用する→利用します

とこんな感じで普段使う言葉遣いとほとんど変わりはありません。先ほどもお伝えしたように時と場合そしてお相手の年齢やどんな立場の方なのかによって、言い方を変えれば問題ないのです。

謙譲語とは?



謙譲語というのは自分が相手に対して使う言葉です。つまり自分を指して言う言葉というわけですね。特徴といえばちょっとへりくだった感じの話し方だと感じるところがあるかもしれません。

目上の方や上司に対してとかお客様に対して使ったりします。といっても特別へりくだっているという感じでもないのですが、相手に失礼が無いように話したいと思うなら、謙譲語も学んでおいて損はしないでしょう。

例を見てみましょう。

する→いたします、いたす
言う→申し上げます、申します
来る→伺う、参る
座る→座らせていただく
わかる→承知する、かしこまる
待つ→お待ちする
会社→弊社(自分の会社をこう呼びます)
見る→拝見する
聞く→拝聴する、うかがう
利用する→利用させていただく

これもお客様やクライアントに対して使う言葉が多いですよね。弊社としては〇〇ながら、とか営業で行くときに「伺わせていただきます」といった言葉はよく使います。こうした言葉が謙譲語なのです。

例えばクライアントから「資料を読んでおいてください」と言われた時などには、「拝見させていただきます」と言って手に取ります。もちろんこの他に「目を通させていただきます」と言っても問題はないかもしれません。

でも拝見しますの方がスッキリとした感じで、相手にへりくだりすぎていないので良いですよね。これから社会人になる方は得に覚えておくと良いかもしれません。

敬語・丁寧語・謙譲語の使い分けは自然と身につきます



敬語や丁寧語そして謙譲語の違いって難しいなと感じている方も多いかもしれません。特に最近の若い方は欧米的な考え方をしている方も多く、特別目上だからって敬語使うのってどうなの?という考え方をする方もいるかもしれません。

確かに英語など海外の言語では敬語や丁寧語といった違いが無いので、普通に話していると思われがちですが、相手に敬意を表さなくてはならない時にはしっかりと話しています。例えば「サー」とか教授なら「プロフェッサー」などという感じですね。

では日本の若い方はそこまでしているかというと、恐らくそうではないでしょう。英語は英語!私たちは日本に生まれた日本人なのだから、敬語や丁寧語そして謙譲語をしっかりと使い分け、社会人として恥ずかしくないマナーを身に着けるべきです。

確かに難しいかもしれませんが、職場で先輩や上司が話しているのを聞いていると、自然と身についてくるものです。でも基本的な使い方や誰に対して使う言葉なのかを知っておくと、迷わず口に出てくるようになります。

ちなみにすごく悩むレストランバイトなどで悩む言い方の中で、「予約したものですが」とお客様がいらした場合の受け答えです。この場合は「お名前はどちら様でしたでしょうか?」と言いたいですが、「お名前を伺わせていただけますか?」が正解です。

そしてもう一つはお客様に待っていただく時の言い方ですが、「ちょっとお待ちください」「しばらくお待ちください」は×です。「少々お待ちいただきます」「少々お待ちください」が〇です。難しいですよね。

まとめ



今回は社会人のマナーとしての敬語、謙譲語、丁寧語の違いについて、誰に対して使う言葉なのかについてなどを、例をあげてご紹介いたしました。最初は難しいかもしれませんが違いがわかればすらすらと口に出てくるので、ぜひ基本的な使い方を身に着けてください。今回の記事が違いを知りたい方のお役に立てれば幸いです。

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